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公開番号
2025059804
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170120
出願日
2023-09-29
発明の名称
セメントコンクリート用のアルカリ骨材反応抑制剤
出願人
多木化学株式会社
代理人
主分類
C04B
24/04 20060101AFI20250403BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】アルカリ骨材反応抑制機能を有しながらも、セメントコンクリートにおいて有用な他の機能を併せ持つ新たなアルカリ骨材反応抑制剤の開発を課題とする。
【解決手段】解決手段は、塩基性有機酸アルミニウムを含む、セメントコンクリート用のアルカリ骨材反応抑制剤である。当該アルカリ骨材反応抑制剤は、アルカリ骨材反応抑制機能を有しながらも、セメントコンクリートにおいて有用な強度向上機能、減水効果機能、及び鉄筋の防錆効果機能をも発揮することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
塩基性有機酸アルミニウムを含む、セメントコンクリート用のアルカリ骨材反応抑制剤。
続きを表示(約 62 文字)
【請求項2】
塩基性有機酸アルミニウムをアルカリ骨材反応抑制剤として用いるセメントコンクリートの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セメントコンクリート用のアルカリ骨材反応抑制剤に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
セメントコンクリートのアルカリ骨材反応の1つにアルカリシリカ反応がある。セメントコンクリート用のアルカリシリカ反応抑制剤として、これまで種々のものが開発されてきた。例えば、特許文献1にはジカルボン酸、特許文献2には酢酸とシリカヒュームの組み合わせ、特許文献3にはFCC触媒が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-134234号公報
特開2023-109331号公報
特開2023-111238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、アルカリ骨材反応抑制機能を有しながらも、セメントコンクリートにおいて有用な他の機能を併せ持つ新たなアルカリ骨材反応抑制剤の開発を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは上記課題について鋭意検討した結果、塩基性有機酸アルミニウムがアルカリ骨材反応抑制機能を有しながらも、セメントコンクリートにおいて有用な強度向上機能、減水効果機能、及び鉄筋の防錆効果機能をも発揮できることを見出し、かかる知見に基づき本発明を完成させた。
【0006】
本発明は、以下のとおりである。
[1]塩基性有機酸アルミニウムを含む、セメントコンクリート用のアルカリ骨材反応抑制剤。
[2]塩基性有機酸アルミニウムをアルカリ骨材反応抑制剤として用いるセメントコンクリートの製造方法。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例において、塩基性有機酸アルミニウムの鉄板に対する防錆効果を示した写真とその模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、好ましい実施形態に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。
なお、本発明において、数値範囲に関する「数値1~数値2」という表記は、数値1を下限値とし数値2を上限値とする、両端の数値1及び数値2を含む数値範囲を意味し、「数値1以上数値2以下」と同義である。
【0009】
本発明は、塩基性有機酸アルミニウムを含む、セメントコンクリート用のアルカリ骨材反応抑制剤に関する。
【0010】
塩基性有機酸アルミニウムは、塩基度を有した有機酸アルミニウムである。塩基度は、{(一定量の化合物中のアルミニウムの化学当量数)-(一定量の化合物中の有機酸の化学当量数)}/(一定量の化合物中のアルミニウムの化学当量数)×100(%)で定義される。例えば、有機酸がコハク酸である塩基性コハク酸アルミニウムにおいて、アルミニウムが4.6g、コハク酸が15g含有されている場合、塩基度は、{(4.6/27)×3-(15/118)×2}/{(4.6/27)×3}×100=50.3%である。
(【0011】以降は省略されています)
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