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公開番号2025059539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169683
出願日2023-09-29
発明の名称切削インサート、刃先交換式切削工具
出願人三菱マテリアル株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B23B 27/14 20060101AFI20250403BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】交換頻度を低減し、ランニングコストを抑制できる切削インサート、およびこれを備える刃先交換式切削工具を提供する。
【解決手段】第1方向に沿って延びる棒状の第1本体部と、第1本体部と屈曲部を介して接続され第1方向と異なる第2方向に沿って延びる棒状の第2本体部と、を備える切削インサート。第1主面には、第1切刃と、第1方向に沿って延びる第1凹溝とが設けられる。第2主面には、第2切刃と、第2方向に沿って延びる第2凹溝と、が設けられる。第1本体部の前記屈曲部からの延出長さと、前記第2本体部の前記屈曲部からの延出長さとが互いに同一である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
刃先交換式切削工具のホルダのインサート取付座に取り付けられて使用される切削インサートであって、
第1方向に延びる棒状の第1本体部と、前記第1本体部と屈曲部を介して接続され前記第1方向と異なる第2方向に延びる棒状の第2本体部と、を備え、
前記第1方向と前記第2方向の両方に直交する第3方向から見た前記切削インサートの一方側の面を第1主面、前記第1主面と反対側の面を第2主面とするとき、
前記第1主面には、
前記第1本体部の前記屈曲部と反対側の先端部に位置する第1切刃と、
前記第1切刃よりも前記屈曲部側の位置から前記第1方向に沿って延び、前記屈曲部上の領域に達する第1凹溝と、
が設けられ、
前記第2主面には、
前記第2本体部の前記屈曲部と反対側の先端部に位置する第2切刃と、
前記第2切刃よりも前記屈曲部側の位置から前記第2方向に沿って延び、前記屈曲部上の領域に達する第2凹溝と、
が設けられており、
前記第1本体部の前記屈曲部からの延出長さと、前記第2本体部の前記屈曲部からの延出長さとが、互いに同一である、
切削インサート。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1主面の前記第2本体部上の領域に、前記第2方向に沿って延びる第1押圧凹溝を有し、
前記第2主面の前記第1本体部上の領域に、前記第1方向に沿って延びる第2押圧凹溝を有する、
請求項1に記載の切削インサート。
【請求項3】
前記第1主面の前記第2本体部上の領域が、平坦面からなる第1被押圧面とされ、
前記第2主面の前記第1本体部上の領域が、平坦面からなる第2被押圧面とされている、
請求項1に記載の切削インサート。
【請求項4】
互いに対向する押圧面と台座面とを有するインサート取付座を備えるホルダと、前記インサート取付座に保持され前記押圧面と前記台座面とにそれぞれ接触する被押圧面と着座面とを備える請求項1に記載の切削インサートと、を備える刃先交換式切削工具であって、
前記ホルダは、前記切削インサートを把持する上顎部および下顎部を備え、
前記下顎部は、前記上顎部と対向する面に前記台座面を有し、前記台座面には、前記切削インサートの前記第1凹溝または前記第2凹溝に嵌合する支持突起部が設けられており、
前記上顎部は、前記下顎部と対向する面に、前記押圧面と、前記下顎部側へ突出し前記屈曲部において前記第2凹溝または前記第1凹溝内に配置される突起部と、を有する、
刃先交換式切削工具。
【請求項5】
互いに対向する押圧面と台座面とを有するインサート取付座を備えるホルダと、前記インサート取付座に保持され前記押圧面と前記台座面とにそれぞれ接触する被押圧面と着座面とを備える請求項2に記載の切削インサートと、を備える刃先交換式切削工具であって、
前記ホルダは、前記切削インサートを把持する上顎部および下顎部を備え、
前記下顎部は、前記上顎部と対向する面に前記台座面を有し、前記台座面には、前記切削インサートの前記第1凹溝または前記第2凹溝に嵌合する支持突起部が設けられており、
前記上顎部は、前記下顎部と対向する面に、前記押圧面と、前記下顎部側へ突出し前記切削インサートの前記屈曲部に位置する前記第2凹溝または前記第1凹溝内に配置される突起部と、を有し、
前記上顎部の前記押圧面に、前記切削インサートの前記第2押圧凹溝または第1押圧凹溝に嵌合する押圧突起部が設けられている、
刃先交換式切削工具。
【請求項6】
互いに対向する押圧面と台座面とを有するインサート取付座を備えるホルダと、前記インサート取付座に保持され前記押圧面と前記台座面とにそれぞれ接触する被押圧面と着座面とを備える請求項3に記載の切削インサートと、を備える刃先交換式切削工具であって、
前記ホルダは、前記切削インサートを把持する上顎部および下顎部を備え、
前記下顎部は、前記上顎部と対向する面に前記台座面を有し、前記台座面には、前記切削インサートの前記第1凹溝または前記第2凹溝に嵌合する支持突起部が設けられており、
前記上顎部は、前記下顎部と対向する面に、前記押圧面と、前記下顎部側へ突出し前記切削インサートの前記屈曲部に位置する前記第2凹溝または前記第1凹溝内に配置される突起部と、を有し、
前記上顎部の前記押圧面は、前記切削インサートの前記第2被押圧面または前記第1被押圧面を押圧する平坦面である、
刃先交換式切削工具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切削インサートおよび刃先交換式切削工具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、L形の切削インサートを備える内径溝入れ加工用の切削工具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6346200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のL形の切削インサートは、1つの切刃部のみを備える構成であるため、切削インサート自体の交換頻度が高く、ランニングコストが大きくなる課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の一態様によれば、刃先交換式切削工具のホルダのインサート取付座に取り付けられて使用される切削インサートが提供される。切削インサートは、第1方向に延びる棒状の第1本体部と、前記第1本体部と屈曲部を介して接続され前記第1方向と異なる第2方向に延びる棒状の第2本体部と、を備える。前記第1方向と前記第2方向の両方に直交する第3方向から見た前記切削インサートの一方側の面を第1主面、前記第1主面と反対側の面を第2主面とするとき、前記第1主面には、前記第1本体部の前記屈曲部と反対側の先端部に位置する第1切刃と、前記第1切刃よりも前記屈曲部側の位置から前記第1本体部の延在方向に沿って延び、前記屈曲部上の領域に達する第1凹溝と、が設けられる。前記第2主面には、前記第2本体部の前記屈曲部と反対側の先端部に位置する第2切刃と、前記第2切刃よりも前記屈曲部側の位置から前記第2本体部の延在方向に沿って延び、前記屈曲部上の領域に達する第2凹溝と、が設けられる。前記第1本体部の前記屈曲部からの延出長さと、前記第2本体部の前記屈曲部からの延出長さとが、互いに同一である。
【0006】
この構成によれば、L形の屈曲形状の切削インサートであって、第1主面と第2主面とをひっくり返したときに同じ形状になる表裏対称形状の2コーナータイプの切削インサートが提供される。1つの切削インサートの2コーナーを利用できるので、従来のL形の切削インサートよりも交換頻度を低減することができ、ランニングコストを抑制できる。
【0007】
(2)前記第1主面の前記第2本体部上の領域に、前記第2本体部の延在方向に沿って延びる第1押圧凹溝を有し、前記第2主面の前記第1本体部上の領域に、前記第1本体部の延びる方向に沿って延びる第2押圧凹溝を有する構成としてもよい。
【0008】
(3)前記第1主面の前記第2本体部上の領域が、平坦面からなる第1被押圧面とされ、前記第2主面の前記第1本体部上の領域が、平坦面からなる第2被押圧面とされている構成としてもよい。
【0009】
(4)本発明の一態様によれば、互いに対向する押圧面と台座面とを有するインサート取付座を備えるホルダと、前記インサート取付座に保持され前記押圧面と前記台座面とにそれぞれ接触する被押圧面と着座面とを備える上記(1)の切削インサートと、を備える刃先交換式切削工具が提供される。前記ホルダは、前記切削インサートを把持する上顎部および下顎部を備える。前記下顎部は、前記上顎部と対向する面に前記台座面を有し、前記台座面には、前記切削インサートの前記第1凹溝または前記第2凹溝に嵌合する支持突起部が設けられる。前記上顎部は、前記下顎部と対向する面に、前記押圧面と、前記下顎部側へ突出し前記屈曲部において前記第2凹溝または前記第1凹溝内に配置される突起部と、を有する。
【0010】
(5)本発明の一態様によれば、互いに対向する押圧面と台座面とを有するインサート取付座を備えるホルダと、前記インサート取付座に保持され前記押圧面と前記台座面とにそれぞれ接触する被押圧面と着座面とを備える上記(2)の切削インサートと、を備える刃先交換式切削工具が提供される。前記ホルダは、前記切削インサートを把持する上顎部および下顎部を備える。前記下顎部は、前記上顎部と対向する面に前記台座面を有し、前記台座面には、前記切削インサートの前記第1凹溝または前記第2凹溝に嵌合する支持突起部が設けられる。前記上顎部は、前記下顎部と対向する面に、前記押圧面と、前記下顎部側へ突出し前記切削インサートの前記屈曲部に位置する前記第2凹溝または前記第1凹溝内に配置される突起部と、を有する。前記上顎部の前記押圧面に、前記切削インサートの前記第2押圧凹溝または第1押圧凹溝に嵌合する押圧突起部が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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