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公開番号
2025058573
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168580
出願日
2023-09-28
発明の名称
加工装置
出願人
キヤノン電子株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B23Q
11/08 20060101AFI20250402BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】切屑や冷却用の液体が外部に漏れることを抑制する。
【解決手段】エリアカバー200は、主軸11に把持された工具12によりワークの加工を行うための加工エリア120を覆う。エリアカバー200は、主軸11が加工エリア120に侵入した状態でX軸方向に移動可能なように形成された第1開口部を有する。巻取りカバー300は、主軸11がエリアカバー200の内側に侵入可能なように主軸11に取り付けられたシート状のカバーであり、エリアカバー200の内側に第1開口部を覆うように設けられている。押えプレート304a、304bは、巻取りカバー300をエリアカバー200の内側に押さえつける。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
工具を把持する主軸と、
前記主軸を所定方向に移動させる移動部と、
前記主軸に把持された工具によりワークの加工を行うための加工エリアを覆うエリアカバーであって、前記主軸が前記加工エリアに侵入した状態で前記所定方向に移動可能なように形成された開口部を有するエリアカバーと、
前記主軸が前記エリアカバーの前記加工エリア側である内側に侵入可能なように前記主軸に取り付けられたシート状の巻取りカバーであって、前記エリアカバーの前記内側に前記開口部を覆うように設けられ、且つ、前記主軸が前記所定方向に移動する際に前記巻取りカバーの前記所定方向の下流側が巻き取られ、前記所定方向の上流側が引き出されることで、前記主軸の前記所定方向の移動を許容しつつ前記開口部を覆う巻取りカバーと、
前記巻取りカバーを前記エリアカバーの内側に押さえつける押え部材と、を備えたことを特徴とする加工装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記主軸の周囲を覆うと共に前記主軸と共に前記所定方向に移動可能な主軸カバーと、
前記巻取りカバーに取り付けられ、前記主軸カバーと係合する係合部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
【請求項3】
前記押え部材は、前記所定方向に沿って配置される板状の押えプレートであり、
前記巻取りカバーは、前記所定方向と直交する幅方向の両側を、それぞれ前記押えプレートにより押さえつけられていることを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
【請求項4】
前記エリアカバーの外側に固定され、前記巻取りカバーを巻き取るローラを支持するローラ支持部と、
前記ローラ支持部に設けられ、前記エリアカバーの前記内側において前記巻取りカバーの前記加工エリア側の面と摺接する摺接部材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
【請求項5】
前記巻取りカバーは、巻き取られた形状を保持可能な形状保持材料製のシートであることを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
【請求項6】
前記加工エリア内のワークに向けて冷却用の液体を供給する供給部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の加工装置。
【請求項7】
前記開口部は、第1開口部であり、
前記エリアカバーは、前記第1開口部と異なる位置に第2開口部を有し、
前記エリアカバーに対して鉛直方向の下端側に設けられた回動中心を中心に回動することで、前記第2開口部を開閉可能な開閉扉を備え、
前記開閉扉は、前記開閉扉を閉じた状態における鉛直方向の下端部が、前記開閉扉を開いた状態で前記エリアカバーの一部の鉛直方向上方に位置するように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の加工装置。
【請求項8】
前記開閉扉は、前記下端部に設けられ、前記開閉扉を閉じた状態で前記開閉扉の側から前記エリアカバーの内側に向かう程、鉛直方向下方に向かって傾斜し、且つ、前記開閉扉を開いた状態で前記エリアカバーの側から前記開閉扉の中央側に向かう程、鉛直方向下方に向かって傾斜する傾斜部を有することを特徴とする請求項7に記載の加工装置。
【請求項9】
前記開閉扉は、前記下端部に設けられ、前記開閉扉を閉じた状態で前記エリアカバーの一部に接触する接触部を有することを特徴とする請求項7に記載の加工装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワークに対して加工を行う加工装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
加工装置として、ワークを加工する際に発生する切屑やクーラント液が主軸の案内部や外部に飛散しないように、主軸に巻取りカバーを取り付けた構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1に記載の構成では、枠体の外側(加工領域とは反対側)に巻取りカバーが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-167836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成のように、巻取りカバーを枠体の外側に配置した場合、巻取りカバーに付着した切屑やクーラント液(冷却用の液体)などが、巻取りカバーの移動の際に外部に漏れてしまう虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、工具を把持する主軸と、前記主軸を所定方向に移動させる移動部と、前記主軸に把持された工具によりワークの加工を行うための加工エリアを覆うエリアカバーであって、前記主軸が前記加工エリアに侵入した状態で前記所定方向に移動可能なように形成された開口部を有するエリアカバーと、前記主軸が前記エリアカバーの前記加工エリア側である内側に侵入可能なように前記主軸に取り付けられたシート状の巻取りカバーであって、前記エリアカバーの前記内側に前記開口部を覆うように設けられ、且つ、前記主軸が前記所定方向に移動する際に前記巻取りカバーの前記所定方向の下流側が巻き取られ、前記所定方向の上流側が引き出されることで、前記主軸の前記所定方向の移動を許容しつつ前記開口部を覆う巻取りカバーと、前記巻取りカバーを前記エリアカバーの内側に押さえつける押え部材と、を備えたことを特徴とする加工装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、切屑や冷却用の液体が外部に漏れることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る加工システムの外観斜視図。
実施形態に係る加工システムの外観正面図。
実施形態に係る加工機の斜視図。
実施形態に係る加工システムの制御ブロック図。
(a)実施形態に係る加工装置の内部構成を省略し、開閉扉を開いた状態を示す断面図、(b)(a)の一部を拡大した図。
(a)実施形態に係る加工装置の内部構成を省略し、開閉扉を閉じた状態を示す断面図、(b)(a)の一部を拡大した図。
(a)実施形態に係る加工装置の一部を切断し、開閉扉を開いた状態を示す斜視図、(b)フィルタの斜視図。
実施形態に係る加工装置の下側部分を切断して示す正面図。
実施形態に係る加工装置のフレームの斜視図。
(a)実施形態に係る加工装置のエリアカバー及びY軸移動機構周辺を切断して示す側面図、(b)(a)の一部を拡大した図。
(a)実施形態に係る加工装置のエリアカバー及びY軸移動機構の斜視図、(b)(a)トレイの斜視図。
実施形態に係る加工装置のエリアカバー及びエリアカバーの内部構成を示す斜視図。
実施形態に係る巻取りカバーの取り付け状態を示す、一部を切断したエリアカバーと加工機を斜め上方から見た斜視図。
実施形態に係る巻取りカバーの取り付け状態を示す、一部を切断したエリアカバーと加工機を斜め下方から見た斜視図。
実施形態に係る巻取りカバーの取り付け構成を、斜め上方から見た分解斜視図。
実施形態に係る巻取りカバーの取り付け構成を、斜め下方から見た分解斜視図。
実施形態に係るローラブラケット周辺を切断して示す斜視図。
実施形態に係るローラブラケット周辺の構成を、一部切断して示す斜視図。
(a)実施形態に係る押えプレート及び巻取りカバーの一部を示す斜視図、(b)(a)の巻取りカバーを省略して示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施形態について、図1ないし図19を用いて説明する。まず、本実施形態の加工システム1000の全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。
【0009】
[加工システム]
加工システム1000は、加工装置2000と、クーラント液供給装置2100とを備える。加工装置2000は、加工エリア120内において工具によりワークの加工を行うものである。加工装置2000は、筐体としての外装カバー101内に加工機100を収容したものである。即ち、外装カバー101は、後述する主軸や工具マガジンなどが内部に配置されている。外装カバー101には、開閉可能な開閉扉102(図1、2では省略、後述する図5~8参照)が設けられている。開閉扉102は、開かれた状態で筐体内、即ち、後述する加工エリア120にアクセス可能であり、ワークの交換や手動による工具の交換が可能となっている。また、ワークの加工中には、開閉扉102を閉めるようにしている。加工装置2000や加工機100の詳しい説明は後述する。
【0010】
クーラント液供給装置2100は、ワークや工具などの冷却用の液体であるクーラント液は、加工装置2000の加工エリア120内に供給する装置である。本実施形態のクーラント液供給装置2100は、加工装置2000の下方に配置され、タンク2101、ポンプ2102、流量計2103、電磁弁2104などを有する、これらは配管2110~2114により接続されている。また、図1及び図2に示す矢印は、クーラント液が流れる経路及び方向を示している。タンク2101は、クーラント液が収容されており、ポンプ2102は、配管2110を介してタンク2101からクーラント液を吸い出し、配管2111に送り込む。配管2111に送り込まれたクーラント液は、配管2112を介して流量計2103を通過する。流量計2103は、ポンプ2102から供給されるクーラント液の流量を計測し、後述する加工システム1000の主制御部であるCPU85(図4)に信号を送信している。なお、配管2112の途中には、ストレーナ2105を設けて、配管経路内の異物を除去するようにしている。
(【0011】以降は省略されています)
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