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公開番号
2025057995
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167889
出願日
2023-09-28
発明の名称
換気制御装置及び換気制御プログラム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F24F
11/74 20180101AFI20250402BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】従来の技術に比較して、より利用対象に適した自然換気を行うことができる換気制御装置及び換気制御プログラムを得る。
【解決手段】換気制御装置10は、対象とする建物の外部における風向及び風速の計測結果を取得する取得部11Aと、取得部11Aが取得した風向及び風速を用いて、建物の開口部における予め定められた複数の開口状態の組み合わせの各々毎に、建物の内部における気流分布をリアルタイムに導出する導出部11Bと、導出部11Bが導出した気流分布のうち、建物の内部で行われるイベントの種類に適した気流分布に対応する開口部の開口状態を選択的に適用して、当該開口部の開口状態を制御する制御部11Cと、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
対象とする建物の外部における風向及び風速の計測結果を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記風向及び前記風速を用いて、前記建物の開口部における予め定められた複数の開口状態の組み合わせの各々毎に、前記建物の内部における気流分布をリアルタイムに導出する導出部と、
前記導出部が導出した気流分布のうち、前記建物の内部で行われるイベントの種類に適した気流分布に対応する前記開口部の開口状態を選択的に適用して、当該開口部の開口状態を制御する制御部と、
を備えた換気制御装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記イベントは、前記建物の内部の少なくとも一部で風による悪影響を受ける第1イベント、及び前記建物の内部の少なくとも一部で風による好影響を受ける第2イベントの少なくとも一方を含む、
請求項1に記載の換気制御装置。
【請求項3】
前記第1イベントは、スポーツに関するイベントであり、
前記第2イベントは、音楽に関するイベントの設営時及び展示会の少なくとも一方である、
請求項2に記載の換気制御装置。
【請求項4】
前記導出部は、前記計測結果及び前記建物の開口部の開口状態を示す情報を入力情報とし、前記建物の内部における気流分布を示す情報を出力情報とし、前記建物を対象として予め機械学習された気流分布予測モデルを用いて前記気流分布を導出する、
請求項1に記載の換気制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記イベントの実施状況の変化に応じて前記開口状態を切り替える制御を更に行う、
請求項1に記載の換気制御装置。
【請求項6】
対象とする建物の外部における風向及び風速の計測結果を取得し、
取得した前記風向及び前記風速を用いて、前記建物の開口部における予め定められた複数の開口状態の組み合わせの各々毎に、前記建物の内部における気流分布をリアルタイムに導出し、
導出した気流分布のうち、前記建物の内部で行われるイベントの種類に適した気流分布に対応する前記開口部の開口状態を選択的に適用して、当該開口部の開口状態を制御する、
処理をコンピュータに実行させる換気制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、換気制御装置及び換気制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
自然換気を適切に行うことは、省エネルギー性及び快適性のどちらの向上にもつながる。従来、自然換気を利用する技術として、以下の技術があった。
【0003】
特許文献1には、室内環境を適切に保つことを目的とした自然換気システムが開示されている。
【0004】
この自然換気システムは、屋内気流の許容可能な最大風速を許容最大風速として設定する許容最大風速設定手段と、屋外気流について複数の異なる方位を設定し、当該設定した複数の屋外気流のそれぞれについて、建物の各開口における風圧係数を算定して第1テーブルとする風圧係数算定手段と、を備えている。また、この自然換気システムは、前記設定した複数の屋外気流のそれぞれについて、前記建物の開口の少なくとも一部の開度が互いに異なる複数のケースを設定し、当該設定した複数のケースの全てについて、前記第1テーブルに基づいて、屋内気流の風速比例係数を算定し、当該算定した風速比例係数のうち最大のものを最大風速比例係数として抽出して第2テーブルとする最大風速比例係数算定手段と、屋外気流の風向および風速を取得し、前記第2テーブルのうち当該取得した風向おける前記複数のケースのそれぞれについての最大風速比例係数を読み出して、当該読み出した最大風速比例係数に前記取得した風速を乗算して、屋内の最大風速を算定する最大風速算定手段と、を備えている。更に、この自然換気システムは、前記複数のケースのうち、屋内の最大風速が前記許容最大風速以下となるものを抽出する抽出手段と、前記建物の各開口の開度を、前記抽出したケースに設定された開度となるように制御する開度制御手段と、を備えている。
【0005】
また、特許文献2には、在室者が快適と感じる自然換気を実現することを目的とした自然換気支援システムが開示されている。
【0006】
この自然換気支援システムは、複数の開閉部を有する室において、少なくとも一つの開閉部を開閉させることで前記室内に発生する風の流れを利用した換気を行う自然換気支援システムであって、前記室内の各位置の温度形成に対する熱源としての各開閉部の影響を示したCRI(室内温熱環境形成寄与率)情報を、屋外の風向・風速および前記開閉部の開閉パターン毎の風の流れに対応づけて保有しているCRIデータベースと、屋外の風向・風速を検出する風向・風速センサと、を備えている。また、この自然換気支援システムは、前記風向・風速センサで検出された屋外の風向・風速に対応するCRI情報を前記CRIデータベースから取得し、取得したCRI情報を用いて開閉パターン毎に自然換気後の前記室内の各位置の温度を予測する室内温度予測手段と、前記室内温度予測手段によって予測された前記室内の各位置の温度を用いて、各開閉パターンでの前記室内の快適性に相関する指標の値を予測する快適性予測手段と、を備えている。更に、この自然換気支援システムは、前記快適性予測手段によって予測された快適性に相関する指標の値が、予め設定した範囲内の開閉パターンの中から少なくとも一つの開閉パターンを選定する開閉パターン選定手段と、前記開閉パターン選定手段によって選定された開閉パターンに基づいて、前記開閉部を開閉させる制御または通知を行う開閉制御手段と、を備えている。
【0007】
更に、非特許文献1には、室内環境を快適に保つことを目的とした自然換気システムが開示されている。
【0008】
この自然換気システムは、風・気温・室温などの気象・環境条件とデータベースに基づき自動開閉の自然換気口をコントロールし、窓などの手動の開口は、どの程度開けたらよいかを在室者各自のパーソナルコンピュータの画面に表示する。また、この自然換気システムでは、適切な室内環境が得られる開閉状態が、あらかじめ建物および周辺街区の形状を考慮して解析したシミュレーション結果によるデータベースと、建物の内外の環境計測データ(風向・風速・温湿度)および人の位置情報を組み合わせて判断を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第6370106号
特許第6653176号
【非特許文献】
【0010】
大成建設株式会社,“スマート自然換気システム「T-Smart Air」”,インターネット<URL:https://www.taisei.co.jp/ss/tech/C0051.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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