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公開番号2025057909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023167744
出願日2023-09-28
発明の名称ドラム式洗濯機
出願人日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類D06F 37/04 20060101AFI20250402BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】ドラムと外槽を拡大した時に、外槽の共振回転速度域で外槽の振動振幅を低減し、外槽またはウエイトが筐体の衝突防止による異音の発生を抑制するドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】ドラム式洗濯機100は、筐体1と、筐体1内に支持され、内部に液体を貯溜可能な外槽17と、外槽17に回転可能なドラム21と、ドラム21を回転させるモータ22を備え、外槽17は背面の面外に突出したリブ17cを設け、外槽17の背面にウエイト42を備え、外槽17の背面に備えたウエイト42は、外槽17の背面に備えたリブ17c間に内蔵した。外槽17の背面のリブ間に備えたウエイト42の高さは、外槽17の背面に備えたリブ17cよりも低い。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体内に支持され、内部に液体を貯溜可能な外槽と、
前記外槽に回転可能なドラムと、
前記ドラムを回転させるモータを備え、
前記外槽は背面の面外に突出したリブを備えているとともに、前記外槽の背面にウエイトを備え、
前記外槽の背面に備えたウエイトは、前記外槽の背面に備えたリブとリブの間に内蔵された
ことを特徴とするドラム式洗濯機。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
前記外槽の背面にダクトを備え、
前記外槽の背面のリブとリブの間に内蔵された前記ウエイトは、ドラムの回転軸に対してダクトの反対方向に備わっている
ことを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項3】
請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
前記外槽の背面の下部に前記モータを備え、
前記外槽の背面のリブとリブの間に内蔵された前記ウエイトは、ドラムの回転軸に対して前記モータの反対方向に備わっている
ことを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項4】
請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
前記外槽の前側の上部と下部に前記ウエイトを備えた
ことを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯機において、
前記外槽の背面のリブとリブの間に内蔵された前記ウエイトの高さは、前記リブの高さよりも低い
ことを特徴とするドラム式洗濯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類等を脱水するドラム式洗濯機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ドラム式洗濯機の脱水運転では、洗濯槽(以下、「外槽」と称する)自身の振動を低減する必要がある。外槽の振動は外槽にウエイトを備えることで低減している。外槽にウエイトを備えた脱水運転の振動低減に関する文献として、特許文献1がある。特許文献1では、前部調整錘(本発明では、「ウエイト」と称する)は、外槽の前部下方に固着されている。また、後部調整錘(本発明では、「ウエイト」と称する)は外槽の後部下方に固着されていると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-6006号公報(段落0028、図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、1度に大量の衣類を洗濯するニーズが高まっており、洗濯容量の大容量化(以下、「大容量化」と称す)が行われている。大容量化するには、衣類を投入するドラムとドラムを内包する外槽を拡大する必要がある。一方、ドラムと外槽を拡大するため、洗濯機の本体幅も拡大した場合、洗濯機本体が大型化するため、搬入性や設置性が悪化する。したがって、洗濯機の本体幅を維持しながら大容量化を行う必要がある。
【0005】
洗濯機の本体幅を維持しながら外槽を拡大した場合、洗濯機の本体を構成する筐体と外槽の隙間が減少するため、外槽の振動振幅が過大となった時に、外槽が筐体に接触しやくなるため、異音が発生する恐れがある。また、衣類はドラムの前方から後方に向けて投入するため、ドラムの後側に衣類が分布しやすくなり、ドラムの後側で衣類の片寄りが発生しやすくなる。ドラムの後側で衣類が片寄った場合、外槽の後方を振動させる加振力となる。したがって、外槽の後方の振動振幅は、外槽の前方の振動振幅よりも大きくなりやすく、大容量化では外槽の後方が筐体と接触しやすくなる。外槽の後方と筐体の衝突を防ぐために、外槽の後方にウエイトを設けて、ウエイトによる外槽の後方の質量を増加させることで、外槽の後方の振動振幅を低減できる。
【0006】
特許文献1のドラム式洗濯機は、外槽の後方下部にウエイトを設けている。この構成でドラムと外槽を拡大して大容量化を行った場合、外槽と筐体の隙間の減少に加えて、ウエイトが外槽から突出しているため、ウエイトと筐体の隙間も減少する。ウエイトと筐体の隙間が減少した場合、外槽の振動振幅が過大となった時に、ウエイトと筐体が接触して異音が発生する恐れがある。また、一般的にウエイトは、ウエイト重量を大きくすると、外槽の振動振幅の低減効果が高まるが、ウエイト重量を増加させるにはウエイトの形状を大きくする必要がある。ウエイトの形状を大きくした場合、ウエイトと筐体の隙間がさらに低減するため、ウエイトと筐体が衝突しやすくなり、異音が発生する恐れがある。さらに、ウエイトの形状を大きくした場合、材料費が高くなるため、コストが増加してしまう。
【0007】
本発明の目的は、ドラムと外槽を拡大した時に、外槽の共振回転速度域で外槽の振動振幅を低減し、外槽またはウエイトが筐体の衝突防止による異音の発生を抑制するドラム式洗濯機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機は、筐体と、前記筐体内に支持され、内部に液体を貯溜可能な外槽と、前記外槽に回転可能なドラムと、前記ドラムを回転させるモータを備え、前記外槽は背面の面外に突出したリブを備えているとともに、前記外槽の背面にウエイトを備え、前記外槽の背面に備えたウエイトは、前記外槽の背面に備えたリブとリブの間に内蔵されたことを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ドラムと外槽を拡大した時に、外槽の共振回転速度域で外槽の振動振幅を低減し、外槽またはウエイトが筐体の衝突防止による異音の発生を抑制するドラム式洗濯機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係るドラム式洗濯機の斜視図である。
第1実施形態に係るドラム式洗濯機の内部構造を右側面側から見た断面図である。
脱水工程のドラム回転動作例を示す図である。
脱水工程のドラム回転動作の他の例を示す図である。
第1実施形態に係る外槽を背面側から見た図である。
図4AのA-A断面図である。
第2実施形態に係るドラム式洗濯機の内部構造を右側面側から見た断面図である。
第2実施形態に係る外槽を背面側から見た図である。
第2実施形態に係るウエイトを配置した外槽を背面側から見た図である。
第3実施形態に係る外槽を背面側から見た図である。
第3実施形態に係るウエイトを配置した外槽を背面側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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