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公開番号
2025057536
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167243
出願日
2023-09-28
発明の名称
田んぼアート作成システム
出願人
井関農機株式会社
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
A01B
69/00 20060101AFI20250402BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】田んぼアート作成に係る作業負担を軽減できる田んぼアート作成システムを提供する。
【解決手段】自走式の苗移植機1と田んぼアートの設計図が情報化された設計図データを登録可能に構成され、該データに基づき苗移植機の動作を制御する情報端末とを備え、苗移植機は苗移植部と自機位置を取得する測位装置5を備え該位置情報に基づき走行経路に沿って圃場を自動走行可能に構成され、該データは圃場を複数の区画に分割し分割された区画毎に区画の位置情報と区画に植え付ける苗の品種が記録された情報が含まれ、情報端末6は該データ及び該位置情報に基づき苗移植機の自動走行中に圃場のいずれの区画において植付が行われているかを示す植付範囲を算出し、算出された植付範囲に属する区画で設計図データに記録された苗の品種が切り替わると苗移植機の自動走行を一時停止させ切り替え対象となる苗の品種を苗移植機の出力部7eに表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
田んぼアート用の苗を圃場に植え付ける自走式の苗移植機と、田んぼアートの設計図が情報化された設計図データを登録可能に構成され、登録された前記設計図データに基づき、前記苗移植機の動作を制御する情報端末とを備え、
前記苗移植機は、圃場に苗を植え付ける苗移植部と、自機位置を取得する測位装置とを備え、前記測位装置により取得した位置情報に基づき、前記情報端末によって算出された走行経路に沿って圃場を自動走行可能に構成され、
前記設計図データは、圃場を複数の区画に分割し、分割された区画毎に、区画の位置情報と、区画に植え付ける苗の品種が記録された情報が含まれており、
前記情報端末は、前記設計図データ及び前記測位装置の位置情報に基づき、前記苗移植機の自動走行中に、圃場のいずれの区画において植付が行われているかを示す植付範囲を算出し、算出された前記植付範囲に属する区画で、前記設計図データに記録された苗の品種が切り替わると、
前記苗移植機の自動走行を一時停止させ、切り替え対象となる苗の品種を前記苗移植機の出力部に表示させることを特徴とする田んぼアート作成システム。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記苗移植機は、さらに、圃場に施肥を行う施肥装置と、前記苗植付部の苗取量を調節する苗取量調節機構と、前記苗植付部の株間を調節する株間調節機構とを備え、
前記設計図データは、さらに、分割された区画毎に、施肥量、苗取量、株間の設定値の情報が含まれており、
前記情報端末は、前記設計図データを参照し、算出された前記植付範囲に属する区画の施肥量、苗取量、株間の制御量の設定値に関する情報を前記苗移植機に送信し、これを取得した前記苗移植機は、取得した制御量の情報に基づき、苗取量、株間を自動で調節するよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の田んぼアート作成システム。
【請求項3】
前記情報端末は、作業者から経過日数の情報の入力を受け付け、前記設計図データに基づき、圃場の各区画が、設定された施肥量と入力された経過日数に基づき算出される高さを有する立体で表示される完成シミュレーションデータを表示部に表示可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の田んぼアート作成システム。
【請求項4】
前記苗移植機は、土壌の肥沃度の測定値を含む土壌情報を取得する土壌情報取得部を備え、
前記情報端末は、前記苗移植機の植付作業時に、前記土壌情報取得部により取得された前記土壌情報を前記設計図データの区画毎に記録することで、圃場の位置情報と前記土壌情報とを紐づけた圃場肥沃度情報を作成し、表示部に表示可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の田んぼアート作成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場に田んぼアートを作成する田んぼアート作成システムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、圃場に苗を移植する作業車両の技術分野においては、ロボット技術やICTを活用して超省力・高品質生産を実現するスマート農業への関心が益々高まっている。例えば、下記特許文献1に示されるように、GPS等の測位衛星システムを利用し、圃場内において、苗移植機を自動操縦により走行させる技術が知られており、これにより、作業のスマート化が図られている。
【0003】
また、自動操縦により圃場に苗を移植するだけでなく、下記特許文献2に記載されているように、圃場の形状や位置の情報を含んだ地図情報である圃場マップデータを用いて、圃場の所定区画ごとに目標となる施肥量が設定された施肥計画を作成し、作成された施肥計画に基づき、圃場内の位置に応じて、苗移植機による施肥量を自動で調節する技術も知られている。
【0004】
ところで、近年、圃場をキャンバスに見立て、稲を用いて圃場に巨大な絵柄や文字を描き出す、所謂、田んぼアートが、地域の新たな観光資源となって、地域の活性化に貢献している。この田んぼアートは、葉や穂が緑や紫、黄色などに育つ古代米などの苗を、予め設計した設計図に基づく配列で圃場に作付けすることで、稲が生長するに従って、圃場に鮮明な絵柄や文字が現れ、時期より色合いの異なるアートが稲刈りまで鑑賞できるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-266608号公報
特開2021-101667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来、田んぼアートの作成は、作業者がまず設計図を作成し、作成した設計図に基づき、色の異なる複数種類の稲の苗を、適切な位置に人手で植え付ける作業が必要であるため、設計図の作成、準備、植付作業等に、多大な労力を費やすものとなっていた。そこで、本発明は、このような問題を解消し、田んぼアート作成に係る作業負担を軽減できる田んぼアート作成システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、第1の発明は、
田んぼアート用の苗を圃場に植え付ける自走式の苗移植機と、田んぼアートの設計図が情報化された設計図データを登録可能に構成され、登録された前記設計図データに基づき、前記苗移植機の動作を制御する情報端末とを備え、
前記苗移植機は、圃場に苗を植え付ける苗移植部と、自機位置を取得する測位装置とを備え、前記測位装置により取得した位置情報に基づき、前記情報端末によって算出された走行経路に沿って圃場を自動走行可能に構成され、
前記設計図データは、圃場を複数の区画に分割し、分割された区画毎に、区画の位置情報と、区画に植え付ける苗の品種が記録された情報が含まれており、
前記情報端末は、前記設計図データ及び前記測位装置の位置情報に基づき、前記苗移植機の自動走行中に、圃場のいずれの区画において植付が行われているかを示す植付範囲を算出し、算出された前記植付範囲に属する区画で、前記設計図データに記録された苗の品種が切り替わると、
前記苗移植機の自動走行を一時停止させ、切り替え対象となる苗の品種を前記苗移植機の出力部に表示させることを特徴とする田んぼアート作成システムを提供する。
【0008】
上記第1の発明によれば、田んぼアートの設計図の作成も情報端末上で迅速かつ簡単に行うことができ、システムで作成された設計図データを利用し、作業者は、田んぼアート用の苗を自走式の苗移植機によって、圃場に植え付ける際、自動走行中において、苗移植機が、圃場で苗を切り替える地点に達すると、自動停止し、切り替えるべき苗の指示が表示されるため、田んぼアート作成に係る作業負担を大幅に軽減できる。さらに、設計図に基づく正確な田んぼアートの作成が可能となる。
【0009】
第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、
前記苗移植機は、さらに、圃場に施肥を行う施肥装置と、前記苗植付部の苗取量を調節する苗取量調節機構と、前記苗植付部の株間を調節する株間調節機構とを備え、
前記設計図データは、さらに、分割された区画毎に、施肥量、苗取量、株間の設定値の情報が含まれており、
前記情報端末は、前記設計図データを参照し、算出された前記植付範囲に属する区画の施肥量、苗取量、株間の制御量の設定値に関する情報を前記苗移植機に送信し、これを取得した前記苗移植機は、取得した制御量の情報に基づき、苗取量、株間を自動で調節するよう構成されたことを特徴とする。
【0010】
上記第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、設計図データの区画毎に、その区画に対応する施肥量、苗取量、株間となるように苗移植機が制御されるよう構成されている。その結果、圃場の植付区画ごとに、きめ細かな苗の植え付け及び施肥を実現し、田んぼアートの品質を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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