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公開番号2025052830
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023161765
出願日2023-09-25
発明の名称表示装置及び制御方法
出願人シャープディスプレイテクノロジー株式会社
代理人弁理士法人イノベンティア
主分類G09G 3/36 20060101AFI20250328BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】
高リフレッシュレートによる表示時の画質の劣化を防止しつつ、低リフレッシュレートによる表示時には消費電力を低減できる表示装置を提供する。
【解決手段】
表示装置は、表示領域21H内に並んで配置された複数の走査線GL0,…GLNと、表示領域外の、複数の走査線の延伸方向の一端GLaで複数の走査線に接続され複数の走査線に電圧を供給する第1走査線駆動回路71と、表示領域外の、複数の走査線の延伸方向の他端GLbで複数の走査線に接続され複数の走査線に電圧を供給する第2走査線駆動回路72と、制御回路とを備える。制御回路は、映像信号に従って表示する際のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートのときには、所定フレームごとに第1,第2走査線駆動回路を一方ずつ交互に駆動させ、第1のリフレッシュレートより高い第2のリフレッシュレートのときには、第1,第2走査線駆動回路両方を駆動させる、ように構成されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
表示領域内に並んで配置された複数の走査線と、
前記表示領域外に配置され、前記複数の走査線の延伸方向の一端において前記複数の走査線に接続され、前記複数の走査線に電圧を供給する第1走査線駆動回路と、
前記表示領域外に配置され、前記複数の走査線の延伸方向の他端において前記複数の走査線に接続され、前記複数の走査線に電圧を供給する第2走査線駆動回路と、
制御回路と、を備え、
前記制御回路は、映像信号に従って表示する画像のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートのときには、所定のフレームごとに前記第1走査線駆動回路と前記第2走査線駆動回路とを一方ずつ交互に駆動させ、前記第1のリフレッシュレートより高い第2のリフレッシュレートのときには、前記第1走査線駆動回路と前記第2走査線駆動回路との両方を駆動させる、ように構成されている
表示装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記制御回路は、さらに、前記映像信号についての同期信号情報に基づいて前記リフレッシュレートが、前記第1のリフレッシュレートか前記第2のリフレッシュレートかを判定する、ように構成されている
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1走査線駆動回路と前記第2走査線駆動回路とを一方ずつ交互に駆動させることは、映像信号に従って表示する画像のリフレッシュレートが前記第1のリフレッシュレートのときには、前記第2のリフレッシュレートのときに前記第1走査線駆動回路及び前記第2走査線駆動回路が前記走査線にゲートオン電圧を供給する時間より長い時間で前記走査線にゲートオン電圧を供給させる、ことを含む
請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1走査線駆動回路及び前記第2走査線駆動回路は、それぞれ、前記走査線への電圧の供給路に配置されたスイッチを含み、
前記所定のフレームごとに前記第1走査線駆動回路と前記第2走査線駆動回路とを一方ずつ交互に駆動させることは、前記所定のフレームごとに、前記第1走査線駆動回路及び前記第2走査線駆動回路の一方において前記スイッチをオンにし、前記第1走査線駆動回路及び前記第2走査線駆動回路の他方において前記スイッチをオフにする、ことを含む
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
表示領域内に複数の走査線が並んで配置され、前記表示領域外に配置され前記複数の走査線に電圧を供給する第1及び第2走査線駆動回路を有する液晶表示パネルの制御方法であって、
前記第1走査線駆動回路は、前記複数の走査線の延伸方向の一端において前記複数の走査線に接続され、
前記第2走査線駆動回路は、前記複数の走査線の延伸方向の他端において前記複数の走査線に接続され、
映像信号に従って表示する画像のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートのときには、所定のフレームごとに前記第1走査線駆動回路と前記第2走査線駆動回路とを一方ずつ交互に駆動させ、前記第1のリフレッシュレートより高い第2のリフレッシュレートのときには、前記第1走査線駆動回路と前記第2走査線駆動回路との両方を駆動させる、ことを備える
制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示パネルの狭額縁化に伴い、走査線駆動回路の縮小化が求められている。それゆえ、走査線駆動回路の出力能力が小さくなる傾向にある。一方で、動画やゲームなどの利用のために表示を高リフレッシュレートで駆動することも求められている。縮小化に伴って走査線駆動回路の出力能力が小さくなると、高リフレッシュレートにおいて画質が劣化するおそれがある。特開2012-78127号公報(以下、特許文献1)は、1つのTFTアレイ領域に2つのゲート駆動回路が設けられた基板を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-78127号公報
【発明の概要】
【0004】
高リフレッシュレートによる表示時の画質の劣化を防止しつつ、低リフレッシュレートによる表示時には消費電力を低減することが求められる。
【0005】
ある実施の形態に従うと、表示装置は、表示領域内に並んで配置された複数の走査線と、表示領域外に配置され、複数の走査線の延伸方向の一端において複数の走査線に接続され、複数の走査線に電圧を供給する第1走査線駆動回路と、表示領域外に配置され、複数の走査線の延伸方向の他端において複数の走査線に接続され、複数の走査線に電圧を供給する第2走査線駆動回路と、制御回路と、を備える。制御回路は、映像信号に従って表示する画像のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートのときには、所定のフレームごとに第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路とを一方ずつ交互に駆動させ、第1のリフレッシュレートより高い第2のリフレッシュレートのときには、第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路との両方を駆動させる、ように構成されている。
【0006】
更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る表示装置の構成の一例を表した概略断面図である。
図2は、表示装置に備えられた液晶表示パネルに含まれるTFT基板の概略構成図である。
図3は、表示装置に備えられた制御装置の概略構成図である。
図4は、制御装置に備えられた走査線駆動回路に含まれるGOUT制御部の概略構成図である。
図5は、実施の形態に係る、液晶表示パネルの制御方法の流れの一例を表したフローチャートである。
図6は、高リフレッシュレート時での、複数の走査線に対して走査線信号が供給されるタイミングを表した概略図である。
図7は、低リフレッシュレート時での、複数の走査線に対して走査線信号が供給されるタイミングを表した概略図である。
図8は、第2の実施の形態に係る制御方法における、高リフレッシュレート時及び低リフレッシュレート時それぞれでの、第1走査線駆動回路からの走査線信号と、ゲートオン電圧が印加された走査線の一端及び他端それぞれで測定される電圧との関係を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<1.表示装置及び制御方法の概要>
(1)実施の形態に係る表示装置は、表示領域内に並んで配置された複数の走査線と、表示領域外に配置され、複数の走査線の延伸方向の一端において複数の走査線に接続され、複数の走査線に電圧を供給する第1走査線駆動回路と、表示領域外に配置され、複数の走査線の延伸方向の他端において複数の走査線に接続され、複数の走査線に電圧を供給する第2走査線駆動回路と、制御回路と、を備える。制御回路は、映像信号に従って表示する画像のリフレッシュレートが第1のリフレッシュレートのときには、所定のフレームごとに第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路とを一方ずつ交互に駆動させ、第1のリフレッシュレートより高い第2のリフレッシュレートのときには、第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路との両方を駆動させる、ように構成されている。
【0009】
実施の形態に係る表示装置においては、制御回路が第2のリフレッシュレートのときに第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路との両方を駆動させることで、複数の走査線には一端と他端との両端から第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路との両方によって電圧が供給される。これにより、走査線全体に十分に電圧が供給されるようになり高い表示品位で画像を表示することができる。
【0010】
また、制御回路が第1のリフレッシュレートのときに所定のフレームごとに、第1走査線駆動回路と第2走査線駆動回路とを一方ずつ交互に駆動させることによって、第1のリフレッシュレートでは、第2のリフレッシュレート時の半数の走査線駆動回路が駆動を停止することになる。そのため、この制御方法によると、高リフレッシュレート時の画質と低消費電力との両立が実現される。
(【0011】以降は省略されています)

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