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公開番号2025050545
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159398
出願日2023-09-25
発明の名称開閉装置、および、それを備えた電子機器
出願人下西技研工業株式会社
代理人
主分類F16C 11/04 20060101AFI20250328BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】装置が大型化することなく、潤滑剤が塗布される摺動部分を隠す。
【解決手段】ベース部材10に回転軸部材15を介して連結された回転部材20が、回転軸部材15を支点に回転することで、開閉動作を行うヒンジ1において、ベース部材10に設けられた受圧部材30と、受圧部材30に対する接近方向および離隔方向に移動可能で、受圧部材30と接触し続けるように受圧部材30側へ押圧され、受圧部材30に対して摺動しつつ回転部材20とともに回転可能に回転部材20に支持された、第一スライド部材41とを備える。第一スライド部材41は、受圧部材30が接触している側の端面に、回転部材20の回転時に受圧部材30に対して摺動する摺動部411と、摺動部411よりも接近方向側へ突出した突出部412とを有し、突出部412は、摺動部411を挟んで回転軸部材15とは反対側に位置している。
【選択図】 図3


特許請求の範囲【請求項1】
ベース部材に回転軸部材を介して連結された回転部材が、前記回転軸部材を支点に回転することで、開閉動作を行う開閉装置において、
前記ベース部材に設けられた受圧部材と、
前記受圧部材に対する接近方向および離隔方向に移動可能で、前記受圧部材と接触し続けるように前記受圧部材側へ押圧され、前記受圧部材に対して摺動しつつ前記回転部材とともに回転可能に前記回転部材に支持された、スライド部材と、
を備え、
前記スライド部材は、
前記受圧部材が接触している側の端面に、前記回転部材の回転時に前記受圧部材に対して摺動する摺動部と、前記摺動部よりも前記接近方向側へ突出した突出部とを有し、
前記突出部は、前記摺動部を挟んで前記回転軸部材とは反対側に位置している、
開閉装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記摺動部と前記突出部とが並ぶ配列方向における前記突出部の長さは、前記配列方向における前記端面の長さの1/3以上である、
請求項1に記載の開閉装置。
【請求項3】
前記スライド部材は、
一方端部が閉塞された筒状であり、前記一方端部が前記受圧部材側となるよう配置され、
前記スライド部材の内側に配置され、前記スライド部材を前記受圧部材側へ押圧する弾性部材、
を備えている、請求項1または請求項2に記載の開閉装置。
【請求項4】
請求項1に記載の開閉装置を備え、本体部と蓋部とが開閉する電子機器であって、
前記本体部と前記蓋部とが前記開閉装置で連結された、
電子機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉装置、および、それを備えた電子機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
複写機などの事務機器は、一般的に、本体部に対して蓋部が開閉可能な構成となっている。特許文献1には、本体部と蓋部とを開閉可能に連結する開閉装置が開示されている。特許文献1に記載の開閉装置は、ヒンジシャフトを支点に開閉し、閉じ動作のときに、コイルスプリングにより付勢されるカムスライダーが受圧部材を押圧することで、急激な閉じ動作となることを防止している。そして、この開閉装置は、受圧部材に潤滑オイルが塗布されており、事務機器にセットした原稿用紙が受圧部材に当たり、潤滑オイルが付着して汚れることを防止するために、カムスライダーと受圧部材とを覆う覆部が設けられた構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-043731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の開閉装置は、カムスライダーおよび受圧部材等の基本構成の部材以外に、覆部用の部材が別途必要であり、また、受圧部材等を囲むように覆部を設けることから、覆部の設置スペースの確保、または、他部材との干渉等を考慮する必要があり、装置が大型化するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、装置が大型化することなく、潤滑剤が塗布される摺動部分を隠すことができる開閉装置、および、それを備えた電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために、本発明は、ベース部材に回転軸部材を介して連結された回転部材が、前記回転軸部材を支点に回転することで、開閉動作を行う開閉装置において、
前記ベース部材に設けられた受圧部材と、
前記受圧部材に対する接近方向および離隔方向に移動可能で、前記受圧部材と接触し続けるように前記受圧部材側へ押圧され、前記受圧部材に対して摺動しつつ前記回転部材とともに回転可能に前記回転部材に支持された、スライド部材と、
を備え、
前記スライド部材は、
前記受圧部材が接触している側の端面に、前記回転部材の回転時に前記受圧部材に対して摺動する摺動部と、前記摺動部よりも前記接近方向側へ突出した突出部とを有し、
前記突出部は、前記摺動部を挟んで前記回転軸部材とは反対側に位置している。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、装置が大型化することなく、潤滑剤が塗布される摺動部分を隠すことができる開閉装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、開き状態のヒンジの斜視図である。
図2は、閉じ状態のヒンジの斜視図である。
図3は、図1のIII-III矢視線における断面図である。
図4は、図2のIV-IV矢視線における断面図である。
図5は、第一スライド部材の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の開閉装置について図面を参照して説明する。以下に説明する実施形態では、本発明の開閉装置は、蓋部を本体部に対して開閉可能な電子機器、例えば複合機、に用いられ、本体部と蓋部とを連結するヒンジとして説明する。なお、本発明の開閉装置は、二つの部材を開閉可能にするものであれば、電子機器に限らず適用可能である。
【0010】
図1は、開き状態のヒンジ1の斜視図である。図2は、閉じ状態のヒンジ1の斜視図である。図3は、図1のIII-III矢視線における断面図である。図4は、図2のIV-IV矢視線における断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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