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公開番号
2025050429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023159220
出願日
2023-09-22
発明の名称
発泡ダクト
出願人
キョーラク株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20250327BHJP(車両一般)
要約
【課題】開口が変形して他部材の嵌合が不可になってしまうという問題の発生が抑制可能な、発泡ダクトを提供する。
【解決手段】本発明によれば、発泡ダクト本体と、荷重受け部材を備える発泡ダクトであって、前記発泡ダクト本体は、ポリエチレン系樹脂を50質量%以上含む樹脂組成物で構成され、かつ発泡倍率が2.0倍以上であり、前記発泡ダクト本体は、開口を有する管状部を備え、前記荷重受け部材は、前記開口に隣接した位置において前記管状部に加わる荷重を受けるように配置される、発泡ダクトが提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
発泡ダクト本体と、荷重受け部材を備える発泡ダクトであって、
前記発泡ダクト本体は、ポリエチレン系樹脂を50質量%以上含む樹脂組成物で構成され、かつ発泡倍率が2.0倍以上であり、
前記発泡ダクト本体は、開口を有する管状部を備え、
前記荷重受け部材は、前記開口に隣接した位置において前記管状部に加わる荷重を受けるように配置される、発泡ダクト。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の発泡ダクトであって、
前記管状部は、前記荷重受け部材が配置される上壁と、前記上壁に対向する下壁と、前記上壁と前記下壁をつなぐ一対の壁のうち外部から前記開口を見たときに右側に配置されている右壁と、左側に配置されている左壁を備え、
前記荷重受け部材は、前記右壁に隣接した右隣接位置と、前記左壁に隣接した左隣接位置にまたがるように設けられる、発泡ダクト。
【請求項3】
請求項1に記載の発泡ダクトであって、
前記管状部は、前記荷重受け部材が配置される上壁と、前記上壁に対向する下壁と、前記上壁と前記下壁をつなぐ一対の壁のうち、外部から前記開口を見たときに右側に配置されている右壁と、左側に配置されている左壁を備え、
前記荷重受け部材は、前記右壁に隣接した右隣接位置に設けられる右荷重受け部材と、前記左壁に隣接した左隣接位置に設けられる左荷重受け部材を備え、
前記右荷重受け部材と、前記左荷重受け部材は、互いに分離されている、発泡ダクト。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか1つに記載の発泡ダクトであって、
前記上壁と前記下壁が対向する方向を上下方向とし、前記上下方向に垂直な方向を左右方向とし、
前記荷重受け部材が配置されている部位での、前記管状部の上下方向の外寸をL1とし、前記上下方向に垂直な左右方向の外寸をL2とすると、L1/L2が、0.9以下である、発泡ダクト。
【請求項5】
請求項1~請求項3の何れか1つに記載の発泡ダクトであって、
前記荷重受け部材は、前記発泡ダクト本体よりも発泡倍率が高い発泡体で構成されている、発泡ダクト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡ダクトに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、自動車等の空調装置では、空気を通風させるための管状の空調用ダクトが用いられている。空調用ダクトとしては、熱可塑性樹脂を発泡剤により発泡させた発泡樹脂を用いた発泡ダクトが知られている。発泡ダクトは、高い断熱性と軽量化を同時に実現できることから需要が拡大している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-166896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発泡ダクトを構成する樹脂としては、ポリプロピレン系樹脂が用いられることが多いが、ポリエチレン系樹脂が用いられる場合がある。ポリエチレン系樹脂は、ポリプロピレン系樹脂に比べて、剛性が低いので、ポリエチレン系樹脂で構成された発泡ダクトでは、開口に隣接した位置に荷重が加わると開口が変形して他部材の嵌合が不可になってしまうという問題が生じやすい。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、開口が変形して他部材の嵌合が不可になってしまうという問題の発生が抑制可能な、発泡ダクトを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]発泡ダクト本体と、荷重受け部材を備える発泡ダクトであって、前記発泡ダクト本体は、ポリエチレン系樹脂を50質量%以上含む樹脂組成物で構成され、かつ発泡倍率が2.0倍以上であり、前記発泡ダクト本体は、開口を有する管状部を備え、前記荷重受け部材は、前記開口に隣接した位置において前記管状部に加わる荷重を受けるように配置される、発泡ダクト。
[2][1]に記載の発泡ダクトであって、前記管状部は、前記荷重受け部材が配置される上壁と、前記上壁に対向する下壁と、前記上壁と前記下壁をつなぐ一対の壁のうち外部から前記開口を見たときに右側に配置されている右壁と、左側に配置されている左壁を備え、前記荷重受け部材は、前記右壁に隣接した右隣接位置と、前記左壁に隣接した左隣接位置にまたがるように設けられる、発泡ダクト。
[3][1]に記載の発泡ダクトであって、前記管状部は、前記荷重受け部材が配置される上壁と、前記上壁に対向する下壁と、前記上壁と前記下壁をつなぐ一対の壁のうち、外部から前記開口を見たときに右側に配置されている右壁と、左側に配置されている左壁を備え、前記荷重受け部材は、前記右壁に隣接した右隣接位置に設けられる右荷重受け部材と、前記左壁に隣接した左隣接位置に設けられる左荷重受け部材を備え、前記右荷重受け部材と、前記左荷重受け部材は、互いに分離されている、発泡ダクト。
[4][1]~[3]の何れか1つに記載の発泡ダクトであって、前記上壁と前記下壁が対向する方向を上下方向とし、前記上下方向に垂直な方向を左右方向とし、前記荷重受け部材が配置されている部位での、前記管状部の上下方向の外寸をL1とし、前記上下方向に垂直な左右方向の外寸をL2とすると、L1/L2が、0.9以下である、発泡ダクト。
[5][1]~[4]の何れか1つに記載の発泡ダクトであって、前記荷重受け部材は、前記発泡ダクト本体よりも発泡倍率が高い発泡体で構成されている、発泡ダクト。
【0007】
本発明の発泡ダクトでは、開口に隣接した位置において管状部に加わる荷重を受けるように荷重受け部材が配置されているので、開口の変形が抑制されて、他部材の嵌合が不可になることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態の発泡ダクト1の全体構成を示す模式的な平面図である。図1では、下壁2bb(図2Cに図示)側の面が見えている。
図1中の領域Aの部位の斜視図である。
図3Aは、図2の発泡ダクト1の平面図であり、図3Bは、図3A中のB-B断面図であり、図3Cは、図3A中のC-C断面図である。
本発明の第2実施形態の発泡ダクト1についての、図2に対応する図である。
図5A~図5Cは、図4の発泡ダクト1についての、図3A~図3Cに対応する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
【0010】
1.第1実施形態
1-1.発泡ダクト1の構造
図1~図3を用いて、本発明の第1実施形態の発泡ダクト1について説明する。本実施形態の発泡ダクト1は、空調ユニットから供給されるエアーを所望の部位へ流通させるための軽量な発泡ダクトである。発泡ダクト1は、発泡ダクト本体2と、荷重受け部材3を備える。以下、各構成について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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