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公開番号2025049828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158280
出願日2023-09-22
発明の名称雌端子およびコネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/11 20060101AFI20250327BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】筒状接続部の内部における柱状接続部の変位を抑制できる雌端子およびコネクタを提供する。
【解決手段】雌端子31は、筒状部41を有する周壁40と、筒状部41に対向する筒状部51を有する周壁50と、筒状部41と筒状部51とにより構成される筒状接続部60と、を備える。筒状接続部60は、雄端子200の柱状接続部201が内部に挿入されるとともに、柱状接続部201が電気的に接続される部分である。筒状部41は、筒状部51に対向する内面と、その内面から筒状接続部60の径方向内方に向かって突出する複数の接触部44と、を有する。複数の接触部44は、内面のうち筒状接続部60の軸方向の第1端部に設けられた接触部44Dと、内面のうち筒状接続部60の軸方向の第2端部に設けられた接触部44Aと、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1筒状部を有する第1周壁と、
前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、
前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、を備え、
前記筒状接続部は、雄端子の柱状接続部が内部に挿入されるとともに、前記柱状接続部が電気的に接続される部分であり、
前記第1筒状部は、前記第2筒状部に対向する第1内面と、前記第1内面から前記筒状接続部の径方向内方に向かって突出する複数の接触部と、を有し、
前記複数の接触部は、前記第1内面のうち前記筒状接続部の軸方向の第1端部に設けられた第1接触部と、前記第1内面のうち前記軸方向の第2端部に設けられた第2接触部と、を有する、雌端子。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1接触部は、前記筒状接続部の周方向において前記第1筒状部の中心から第1方向に向かった位置に設けられており、
前記第2接触部は、前記周方向において前記中心から前記第1方向の反対方向である第1反対方向に向かった位置に設けられている、請求項1に記載の雌端子。
【請求項3】
前記複数の接触部は、前記第1内面のうち前記第1端部に設けられた第3接触部を更に有し、
前記第3接触部は、前記周方向において前記中心から前記第1反対方向に向かった位置に設けられている、請求項2に記載の雌端子。
【請求項4】
前記複数の接触部は、前記第1内面のうち前記第2端部に設けられた第4接触部を更に有し、
前記第4接触部は、前記周方向において前記中心から前記第1方向に向かった位置に設けられている、請求項3に記載の雌端子。
【請求項5】
前記複数の接触部の各々は、前記軸方向に沿って延びるとともに、前記柱状接続部の外周面に線接触可能である、請求項1に記載の雌端子。
【請求項6】
前記第1筒状部は、前記第1内面から前記筒状接続部の径方向外方に向かって凹む凹部を有し、
前記凹部は、前記軸方向において前記第1筒状部の中央位置に設けられるとともに、前記軸方向において前記第1接触部と前記第2接触部との間に設けられている、請求項1に記載の雌端子。
【請求項7】
前記第2筒状部は、前記軸方向に分割された複数の分割筒状部を有し、
前記複数の分割筒状部の各々は、前記第1内面に対向する第2内面と、前記第2内面から前記筒状接続部の径方向内方に向かって断面円弧状に突出する突部とを有する、請求項1に記載の雌端子。
【請求項8】
前記複数の分割筒状部は、2つの分割筒状部であり、
前記第2筒状部は、前記2つの分割筒状部を分断するスリットを有し、
前記スリットは、前記軸方向において前記筒状接続部の中央位置に設けられている、請求項7に記載の雌端子。
【請求項9】
前記雌端子は、前記第1内面と前記第2内面との離隔距離を制限する巻き押え部を更に備え、
前記巻き押え部は、前記第1周壁と一体に形成されており、
前記巻き押え部は、前記第1周壁から延びて前記第2周壁の端縁を内部に抱え込みつつ折り返されるとともに、前記第2周壁の外面に接触されている、請求項7に記載の雌端子。
【請求項10】
前記雌端子は、前記第1周壁と前記第2周壁とを連結する連結部を更に備え、
前記連結部は、前記第1周壁と一体に形成されるとともに、前記第2周壁と一体に形成されている、請求項7に記載の雌端子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、雌端子およびコネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載されるコネクタとしては、ハウジングと、ハウジングに保持された雌端子とを備えるものが知られている。雌端子の筒状接続部には、雄端子の柱状接続部が挿入されるとともに、柱状接続部が電気的に接続される。この種の雌端子は、コイルばね等の付勢部材による付勢力を利用して、雄端子の柱状接続部に対する接触圧力を安定して確保している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-28903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記コネクタにおいては、筒状接続部の内部における柱状接続部の変位を抑制することが望まれている。
本開示の目的は、筒状接続部の内部における柱状接続部の変位を抑制できる雌端子およびコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の雌端子は、第1筒状部を有する第1周壁と、前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、を備え、前記筒状接続部は、雄端子の柱状接続部が内部に挿入されるとともに、前記柱状接続部が電気的に接続される部分であり、前記第1筒状部は、前記第2筒状部に対向する第1内面と、前記第1内面から前記筒状接続部の径方向内方に向かって突出する複数の接触部と、を有し、前記複数の接触部は、前記第1内面のうち前記筒状接続部の軸方向の第1端部に設けられた第1接触部と、前記第1内面のうち前記軸方向の第2端部に設けられた第2接触部と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本開示の雌端子およびコネクタによれば、筒状接続部の内部における柱状接続部の変位を抑制できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す斜視図である。
図2は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図3は、一実施形態のワイヤハーネスを示す分解斜視図である。
図4は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す斜視図である。
図5は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図6は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す平面図である。
図7は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における7-7線断面図)である。
図8は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図(図5および図6における8-8線断面図)である。
図9は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面斜視図である。
図10は、一実施形態の雌端子を示す平面図である。
図11は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
図12は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図5および図6における12-12線断面図)である。
図13は、一実施形態の雌端子を示す断面図(図12における13-13線断面図)である。
図14は、一実施形態の雌端子を示す断面斜視図である。
図15は、変更例の雌端子を示す平面図である。
図16は、変更例の雌端子を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示の雌端子は、第1筒状部を有する第1周壁と、前記第1筒状部に対向する第2筒状部を有する第2周壁と、前記第1筒状部と前記第2筒状部とにより構成される筒状接続部と、を備え、前記筒状接続部は、雄端子の柱状接続部が内部に挿入されるとともに、前記柱状接続部が電気的に接続される部分であり、前記第1筒状部は、前記第2筒状部に対向する第1内面と、前記第1内面から前記筒状接続部の径方向内方に向かって突出する複数の接触部と、を有し、前記複数の接触部は、前記第1内面のうち前記筒状接続部の軸方向の第1端部に設けられた第1接触部と、前記第1内面のうち前記軸方向の第2端部に設けられた第2接触部と、を有する。
【0009】
この構成によれば、筒状接続部に雄端子の柱状接続部が圧入された際に、第1筒状部の第1内面のうち筒状接続部の軸方向の両端部に設けられた第1接触部および第2接触部が柱状接続部の外周面に接触される。このとき、筒状接続部に圧入された雄端子の柱状接続部が変位する際には、筒状接続部の軸方向の中心を回転中心として柱状接続部が回転する。このような回転中心から接触部までの距離が短い場合には、接触部による接触圧力を、柱状接続部の変位を抑制する力として好適に作用させることができない。これに対し、上記構成では、第1接触部および第2接触部が、筒状接続部の軸方向の両端部に設けられる。このため、柱状接続部の変位における回転中心となる筒状接続部の軸方向の中心から離隔した位置において、複数の接触部を柱状接続部に接触させることができる。これにより、複数の接触部による接触圧力を、柱状接続部の変位を抑制する力として好適に作用させることができる。この結果、複数の接触部による接触圧力によって、筒状接続部の内部における柱状接続部の変位を好適に抑制できる。これにより、例えば雄端子に揺動が伝達された場合であっても、その揺動による雄端子の変位を、柱状接続部に対する複数の接触部の接触によって好適に阻止できる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記第1接触部は、前記筒状接続部の周方向において前記第1筒状部の中心から第1方向に向かった位置に設けられており、前記第2接触部は、前記周方向において前記中心から前記第1方向の反対方向である第1反対方向に向かった位置に設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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