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公開番号
2025048805
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2024162339
出願日
2024-09-19
発明の名称
家禽類を飼育するための飼育施設、これに対応する家禽動物舎及びその使用
出願人
ビッグ・ダッチマン・インターナショナル・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
,
BIG DUTCHMAN INTERNATIONAL GMBH
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01K
31/22 20060101AFI20250326BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】柔軟に設定でき、操作の快適性が高く、可能であれば家禽動物のアクセス性に影響を与えないか、あるいはわずかな影響しか与えないドア装置を備えた飼育施設を提供すること。
【解決手段】第1の飼育平面6が、飼育施設2の少なくとも1つの側面10に向かって第1の横方向の開口部11aを有し、第2の飼育平面8が、側面10に向かって第2の横方向の開口部11bを有し、開口部11a、11bを閉じるためのドア装置12を有する。本発明によれば、ドア装置12が、2つの開口部11a、11bに対して垂直方向に変位可能に配置され、第1の開口部11a、第2の開口部11bおよび両方の開口部を開放または閉鎖するように構成された閉鎖手段13を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
家禽動物の段階的飼育のための飼育施設(2)、特に飼育鳥小屋(2)であって、
少なくとも1つの第1の飼育平面(6)および前記第1の飼育平面(6)の上方に配置された第2の飼育平面(8)であって、前記飼育平面(6、8)が、家禽動物を飼育するように構成されており、前記第1の飼育平面(6)が、前記飼育施設(2)の少なくとも1つの側(10)に向かう第1の横方向の開口部(11a)を有し、前記第2の飼育平面(8)が、前記側(10)に向かう第2の横方向の開口部(11b)を有する、第1の飼育平面(6)および第2の飼育平面(8)と、
前記開口部(11a、11b)を閉じるためのドア装置(12)と、を備え、
前記ドア装置(12)は、閉鎖手段(13)を有し、この閉鎖手段は、前記2つの開口部(11a、11b)に対して垂直方向に変位可能に配置され、前記第1の開口部(11a)、前記第2の開口部(11b)および両方の開口部(11a、11b)を解放または閉鎖するように構成されていることを特徴とする、
飼育施設(2)。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ドア装置(12)は、前記閉鎖手段(13)を案内するためのガイド装置(16)を有し、前記ガイド装置(16)は、前記飼育施設(2)のベースフレーム(4)上に配置される、
請求項1に記載の飼育施設(2)。
【請求項3】
前記ガイド装置(16)は、対向して配置されたガイドレール(18)を有し、前記ガイドレール(18)上で前記閉鎖手段(13)が変位可能に案内され、前記ガイドレール(18)は、前記横方向の開口部(11a、11b)に隣接して、実質的に垂直なガイドレール部(20)を有し、前記ガイドレール部(20)は、前記横方向の開口部(11a、11b)を閉鎖および解放するために前記閉鎖手段(13)を案内するように構成されている、
請求項2に記載の飼育施設(2)。
【請求項4】
前記ガイドレール(18)は、前記ベースフレームの上側に、実質的に水平なガイドレール部(22)を有し、前記ガイドレール部(22)は、特に、前記閉鎖手段(13)が前記水平なガイドレール部(22)に完全に収容されるような寸法にされている、
請求項3に記載の飼育施設(2)。
【請求項5】
前記ガイドレール(18)は、前記実質的に垂直なガイドレール部(20)と前記実質的に水平なガイドレール部(22)との間に、前記垂直なガイドレール部(20)を前記水平なガイドレール部(22)に接続する湾曲したガイドレール部(24)を有する、
請求項4に記載の飼育施設(2)。
【請求項6】
前記閉鎖手段(13)が格子(14)として形成されている、
請求項1~5のいずれか1つに記載の飼育施設(2)。
【請求項7】
前記格子(14)は、少なくとも2つの格子セグメント(26)から形成され、前記少なくとも2つの格子セグメント(26)は、接続手段(28)によって接続され、互いに相対的に移動可能であり、特に回動可能である、
請求項1~6のいずれか1つに記載の飼育施設(2)。
【請求項8】
前記接続手段(28)は、特にラッチ機構(32)によって前記格子セグメント(26)を可逆的に接続し、前記格子セグメント(26)間の接続を解除するように構成されている、
請求項7に記載の飼育施設(2)。
【請求項9】
前記格子セグメント(26)を対向する前記ガイドレール(18)上で案内するための少なくとも2つの横方向に対向するガイド手段(30)が、各格子セグメント(26)に割り当てられている、
請求項1~8のいずれか1つに記載の飼育施設(2)。
【請求項10】
2つの隣接する格子セグメント(26)のための前記接続手段(28)は、前記ガイド手段(30)上に形成されている、
請求項9に記載の飼育施設(2)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、家禽動物を段階的に(staggered)飼育するための飼育施設、特に、飼育鳥小屋であって、少なくとも1つの第1の飼育平面と、第1の飼育平面の上方に配置される第2の飼育平面とを備え、飼育平面は家禽動物を飼育するように構成され、第1の飼育平面は飼育施設の少なくとも1つの側方に向かう第1の横方向の開口部を有し、第2の飼育平面は側方に向かう第2の横方向の開口部を有し、開口部を閉鎖するためのドア配置を有する飼育施設に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の飼育装置は先行技術から知られている。これらは、家禽動物のいわゆる段階的飼育に使用される。これは、成長段階に応じて、家禽動物が個別の飼育平面上で飼育されるか、または飼育平面の横方向の開口部(lateral openings)が開閉手段によって解放され、その結果、動物が飼育施設を離れ、個別の飼育平面間または飼育施設の下の階に移動できるようになることを意味する。飼育平面の横方向の開口部を閉鎖するために、閉鎖手段として、折り曲げ可能な(foldable)格子(gratings)、折り畳み可能な(collapsible)格子、またはスライド可能な格子を使用することが知られており、これらの格子は、個々の飼育平面に対して別々に設けられ、それぞれの横方向の開口部を閉鎖するように構成されている。
【0003】
これらの解決策は、一般的に効果が実証されているが、それでも改善の余地はある。そのため、飼育施設の機械的な複雑さを増大させる別個の閉鎖手段が、各飼育平面の横方向の開口部の開閉のために一般的に設けられている。操作者はさらに、複数の閉鎖手段を頻繁に開閉しなければならず、これはかなりの操作労力を伴う。これとは別に、使用しないときに取り外した閉鎖手段を収納するという課題もある。変位可能な閉鎖手段を持つ飼育施設の場合、家禽動物の出入りを少なくとも部分的に遮断することが多い。
【0004】
上記を踏まえて、本発明は、従来技術に見られる欠点を可能な限り排除した方法で、上記タイプの飼育施設をさらに開発するという目的に基づいていた。特に、柔軟に設定でき、操作の快適性が高く、可能であれば家禽動物のアクセス性に影響を与えないか、あるいはわずかな影響しか与えないドア装置(door arrangement)を備えた飼育施設を指定される必要があった。
【0005】
本発明によれば、上述のタイプの飼育施設の場合、ドア装置が、2つの開口部に対して垂直方向に変位可能に配置され、第1の開口部、第2の開口部および両方の開口部を解放または閉鎖するように構成された閉鎖手段を有することで、目的が達成される。ある意味では、第1の開口部は飼育施設の下部開口部であり、第2の開口部は飼育施設の上部開口部である。
【0006】
本発明は、ドアまたはゲートの形をした単一の垂直方向に変位可能な閉鎖手段を使用することによって、両飼育平面の横方向の開口部をそれぞれ柔軟に開閉できるという知見を利用する。例えば、両方の開口部が解放されるように閉鎖手段を配置することにより、動物を捕獲してワクチン接種を行う際に、ワクチン接種担当者がより容易に動物を施設(plant)から取り出すことが可能になる。閉鎖手段が飼育平面に向かう2つの開口部の領域から完全に取り除かれてため、作業員にとって障壁は形成されず、作業員は必要に応じて飼育施設内に部分的または完全に入ることができる。1つの動作シナリオでは、第2の上部開口部のみが閉鎖手段によって閉鎖され、若い動物は上部飼育平面から飼育施設の下の床に飛び降りて怪我をする可能性があることが確実になる。一方、最初に家禽動物を下部飼育平面から搬出する作業を簡略化し、それによって家禽動物を上部飼育平面で安全に飼育できる。閉塞手段が両方の開口部が閉塞されるように配置されている場合、特に飼育プロセスの初期段階では、家禽動物が飼育施設の下の床に到達できないようにできる。その範囲では、段階的な飼育に求められる要求は、単一の閉鎖手段によって、操作者にとって特に柔軟な方法で対処できる。折り曲げ可能な(foldable)格子や折り畳み可能な(collapsible)格子を使用した場合、従来技術から知られている解決策と比較して、飼育施設全体へのアクセス性が著しく向上する。これは特に、閉鎖手段が横方向の開口部の領域から完全に移動可能であることが好ましいという事実によるものである。
【0007】
一実施形態によれば、ドア装置は、閉鎖手段を案内するためのガイド装置(guide arrangement)を有し、ガイド装置は、飼育施設のベースフレーム上に配置される。ガイド装置によって、開口部に対して閉鎖手段が変位できることが安全な方法で保証される。特に、ガイド装置の省スペース設計は、ベースフレーム上の装置によってさらに達成される。
【0008】
一実施形態によれば、ガイド装置は、対向して配置されたガイドレールを有し、このガイドレール上に閉鎖手段が変位可能に案内され、横方向の開口部に隣接して、ガイドレールは、実質的に垂直なガイドレール部を有し、このガイドレール部は、横方向の開口部を閉鎖および解放するために閉鎖手段を案内するように構成されている。ガイドレールによる閉鎖手段の案内は、ガイド手段の安全な案内を提供し、これにより、ガイド手段は、オペレータによって簡単な方法で変位させることができ、これにより、横方向の開口部が閉鎖されたときに、家禽動物がそれぞれの飼育平面に維持されることが保証される。
【0009】
一実施形態によれば、ガイドレールは、ベースフレームの上側に、実質的に水平なガイドレール部を有し、このガイドレール部は、特に、閉鎖手段が水平なガイドレール部に完全に受け入れられるような寸法になっている。ベースフレーム内の上側に配置された水平なガイドレール部は、閉鎖手段を静止位置に移動させることを可能にし、この静止位置では、閉鎖手段は、特に横方向の開口部が完全に解放される場合に、飼育施設のアクセス性を制限しないか、わずかに制限する程度に配置される。
【0010】
閉鎖手段は、実質的に垂直なガイドレール部から実質的に水平なガイドレール部へ、あるいはその逆へと移動することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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