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公開番号
2025046019
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023154148
出願日
2023-09-21
発明の名称
エンジン装置
出願人
株式会社赤阪鉄工所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B63H
21/14 20060101AFI20250326BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約
【課題】エンジン装置不具合の発生時における船舶の停止を回避することができるエンジン装置を提供する。
【解決手段】エンジン装置は前方エンジン2と、後方エンジン3とを備え、前方エンジン2は、クランクシャフト13に沿って直列に配置された3個の気筒を有し、後方エンジン3は、クランクシャフト13に沿って直列に配置された3個の気筒を有し、各エンジンの各クランクピンは、隣り合うクランクピン同士のクランク角の位相差が等間隔となるように設けられ、前方エンジン2の、クランクシャフト13の一端に最も近いクランクピンのクランク角は、後方エンジン3の、クランクシャフト13の他端に最も近いクランクピンのクランク角に等しく、前方エンジン2の、クランクシャフト13の一端に2番目に近いクランクピンのクランク角は、後方エンジン3の、クランクシャフト13の他端に2番目に近いクランクピンのクランク角に等しく構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
クランクシャフトと、
前記クランクシャフトを駆動する第1エンジンと、
前記クランクシャフトに沿って前記第1エンジンに直列に設けられ、前記クランクシャフトを駆動する第2エンジンと
を備え、
前記第1エンジンは、前記クランクシャフトに沿って直列に配置された3個又は4個の気筒を有し、
前記第2エンジンは、前記クランクシャフトに沿って直列に配置された、前記第1エンジンの前記気筒と同数の気筒を有し、
前記クランクシャフトは、前記第1エンジンの前記気筒に対応してそれぞれ設けられたクランクピンと、前記第2エンジンの前記気筒に対応してそれぞれ設けられたクランクピンとを有し、
前記第1エンジンの前記各クランクピンは、隣り合う前記クランクピン同士のクランク角の位相差が等間隔となるように設けられ、
前記第2エンジンの前記各クランクピンは、隣り合う前記クランクピン同士のクランク角の位相差が等間隔となるように設けられ、
前記第1エンジンの、前記クランクシャフトの一端に最も近い前記クランクピンのクランク角は、前記第2エンジンの、前記クランクシャフトの他端に最も近い前記クランクピンのクランク角に等しく、
前記第1エンジンの、前記クランクシャフトの一端に2番目に近い前記クランクピンのクランク角は、前記第2エンジンの、前記クランクシャフトの他端に2番目に近い前記クランクピンのクランク角に等しい、エンジン装置。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記第1エンジンへの燃料供給量を調節する第1燃料供給弁と、
前記第2エンジンへの燃料供給量を調節する第2燃料供給弁と、
前記第1エンジン及び前記第2エンジンの異常を監視するとともに、前記第1燃料供給弁及び前記第2燃料供給弁を制御する異常監視装置と
をさらに備え、
前記異常監視装置は、前記第1エンジン及び前記第2エンジンの運転中に、前記第1エンジンの異常を検知したときには前記第1燃料供給弁を閉鎖し、前記第2エンジンの異常を検知したときには前記第2燃料供給弁を閉鎖する請求項1に記載のエンジン装置。
【請求項3】
前記第1エンジン及び前記第2エンジンは、過給機、空気冷却器及び調速機をそれぞれ有する請求項1又は2に記載のエンジン装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、エンジン装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、1つのプロペラを備え、このプロペラを1つのエンジンで駆動する一軸型の船舶が記載されている。主機は、プロペラに連結された駆動軸を回転駆動する。エンジンは、一般的にディーゼルエンジンが用いられる。
【0003】
船舶推進エンジンの1つのシリンダにおいて不具合が発生した場合は、不具合シリンダへの燃料供給を停止して減筒運転することで船舶の停止を回避する方法がとられるが、減筒運転ではエンジン性能が著しく低下し、推進装置の保守・操作を行う免状を有した人員がエンジンの傍に常駐して操作する必要がある。エンジン性能の低下は、減筒運転による出力低下により過給機、空気冷却器、調速機などの機器類が十分な性能を発揮出来ないことに起因する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-148265号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、船舶乗組員の労働環境改善、競争力の向上などの目的から、船舶の自動運航化が進められているが、自動運航船は推進装置の保守・操作を行う人員が船内に居ないため、従来通りの減筒運転による船舶停止回避が出来ない問題がある。
【0006】
本発明はエンジン装置不具合の発生時における船舶の停止を回避することができるエンジン装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の問題を解決するために、本発明に係るエンジン装置は、クランクシャフトと、クランクシャフトを駆動する第1エンジンと、クランクシャフトに沿って第1エンジンに直列に設けられ、クランクシャフトを駆動する第2エンジンとを備え、第1エンジンは、クランクシャフトに沿って直列に配置された3個又は4個の気筒を有し、第2エンジンは、クランクシャフトに沿って直列に配置された、第1エンジンの気筒と同数の気筒を有し、クランクシャフトは、第1エンジンの気筒に対応してそれぞれ設けられたクランクピンと、第2エンジンの気筒に対応してそれぞれ設けられたクランクピンとを有し、第1エンジンの各クランクピンは、隣り合うクランクピン同士のクランク角の位相差が等間隔となるように設けられ、第2エンジンの各クランクピンは、隣り合うクランクピン同士のクランク角の位相差が等間隔となるように設けられ、第1エンジンの、クランクシャフトの一端に最も近いクランクピンのクランク角は、第2エンジンの、クランクシャフトの他端に最も近いクランクピンのクランク角に等しく、第1エンジンの、クランクシャフトの一端に2番目に近いクランクピンのクランク角は、第2エンジンの、クランクシャフトの他端に2番目に近いクランクピンのクランク角に等しい。
【0008】
また、第1エンジンへの燃料供給量を調節する第1燃料供給弁と、第2エンジンへの燃料供給量を調節する第2燃料供給弁と、第1エンジン及び第2エンジンの異常を監視するとともに、第1燃料供給弁及び第2燃料供給弁を制御する異常監視装置とをさらに備え、異常監視装置は、第1エンジン及び第2エンジンの運転中に、第1エンジンの異常を検知したときには第1燃料供給弁を閉鎖し、第2エンジンの異常を検知したときには第2燃料供給弁を閉鎖してもよい。
また、第1エンジン及び第2エンジンは、過給機、空気冷却器及び調速機をそれぞれ有してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によるエンジン装置では、第1エンジン及び第2エンジンを備え、クランクシャフトは、第1エンジンの気筒に対応してそれぞれ設けられたクランクピンと、第2エンジンの気筒に対応してそれぞれ設けられたクランクピンとを有し、第1エンジンの各クランクピンは、隣り合うクランクピン同士のクランク角の位相差が等間隔となるように設けられ、第2エンジンの各クランクピンは、隣り合うクランクピン同士のクランク角の位相差が等間隔となるように設けられ、第1エンジンの、クランクシャフトの一端に最も近いクランクピンのクランク角は、第2エンジンの、クランクシャフトの他端に最も近いクランクピンのクランク角に等しく、第1エンジンの、クランクシャフトの一端に2番目に近いクランクピンのクランク角は、第2エンジンの、クランクシャフトの他端に2番目に近いクランクピンのクランク角に等しいため、エンジン装置不具合の発生時における船舶の停止を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態1に係る船舶推進エンジンを搭載する船舶の構成を示す模式的な側面概略図である。
図1に示す船舶推進エンジンの概略図である。
図1に示す船舶推進エンジンの制御系統を示す概略図である。
図1に示す船舶推進エンジンの機器類を示す概略図である。
図1に示す船舶推進エンジンのクランク角度を示す概略図である。
本発明の実施の形態2に係る船舶推進エンジンのクランク角度を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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