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公開番号
2025045934
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023154000
出願日
2023-09-20
発明の名称
電極触媒及び燃料電池システム
出願人
株式会社豊田中央研究所
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
4/86 20060101AFI20250326BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】低加湿条件下において高い性能を示す電極触媒、及び、このような電極触媒を備えた燃料電池システムを提供すること。
【解決手段】電極触媒は、触媒粒子と、前記触媒粒子の表面を被覆する炭素膜とを備え、前記炭素膜は、窒素及びマイクロ孔を含む。前記電極触媒は、無加湿のカソードガスA、又は、相対湿度が30%RH以下となるように調整されたカソードガスBが供給される固体高分子形燃料電池のカソード触媒層、及び/又は、無加湿のアノードガスA、又は、相対湿度が30%RH以下となるように調整されたアノードガスBが供給される前記固体高分子形燃料電池のアノード触媒層に用いられる。燃料電池システムは、上記の電極触媒を含む触媒層を備えた固体高分子形燃料電池と、前記触媒層に、無加湿のガスA、又は、相対湿度が30%RH以下となるように調整されたガスBを供給するガス供給装置とを備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の構成を備えた電極触媒。
(1)前記電極触媒は、
触媒粒子と、
前記触媒粒子の表面を被覆する炭素膜と
を備え、
前記炭素膜は、窒素及びマイクロ孔を含む。
(2)前記電極触媒は、
無加湿のカソードガスA、又は、相対湿度が30%RH以下となるように調整されたカソードガスBが供給される固体高分子形燃料電池のカソード触媒層、及び/又は、
無加湿のアノードガスA、又は、相対湿度が30%RH以下となるように調整されたアノードガスBが供給される前記固体高分子形燃料電池のアノード触媒層
に用いられる。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記触媒粒子を担持するカーボン担体をさらに備えている請求項1に記載の電極触媒。
【請求項3】
前記カーボン担体は、比表面積が100m
2
/g以上1000m
2
/g以下である請求項2に記載の電極触媒。
【請求項4】
前記電極触媒中の窒素含有量が0.1mass%以上15.0mass%以下である請求項1に記載の電極触媒。
但し、前記「電極触媒中の窒素含有量」とは、前記電極触媒の総質量に対する、前記炭素膜に含まれる窒素の質量の割合をいう。
【請求項5】
修飾層比率が1.0mass%以上50.0mass%以下である請求項1に記載の電極触媒。
但し、前記「修飾層比率」とは、前記電極触媒の総質量に対する、前記炭素膜の質量の割合をいう。
【請求項6】
前記炭素膜は、厚さが0.2nm以上20nm以下である請求項1に記載の電極触媒。
【請求項7】
前記炭素膜は、前記マイクロ孔の容量が0.001cc/g以上0.3cc/g以下である請求項1に記載の電極触媒。
【請求項8】
前記炭素膜は、前記マイクロ孔比表面積が10m
2
/g以上500m
2
/g以下である請求項1に記載の電極触媒。
【請求項9】
前記触媒粒子は、Pt又はPt合金からなる請求項1に記載の電極触媒。
【請求項10】
請求項1に記載の電極触媒を含む触媒層を備えた固体高分子形燃料電池と、
前記触媒層に、無加湿のガスA、又は、相対湿度が30%RH以下となるように調整されたガスBを供給するガス供給装置と
を備えた燃料電池システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電極触媒及び燃料電池システムに関し、さらに詳しくは、低加湿条件下において高い性能を示す電極触媒、及び、このような電極触媒を備えた燃料電池システムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
固体高分子形燃料電池は、電解質膜の両面に触媒を含む電極が接合された膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly,MEA)を備えている。MEAの両面には、さらに、ガス流路を備えた集電体(セパレータ)が配置される。固体高分子形燃料電池は、通常、このようなMEAと集電体からなる単セルが複数個積層された構造(燃料電池スタック)を備えている。
【0003】
燃料電池用電極は、通常、電解質膜側に配置された触媒層と、ガス流路側に配置された拡散層との積層体からなる。触媒層は、一般に、担体表面に白金や白金合金などの触媒粒子(活性種)が担持された電極触媒と、触媒層アイオノマとの混合物からなる。電極反応は、主として触媒粒子の表面で起こる。そのため、触媒粒子をできるだけ微細化し、電極の単位面積当たりの白金使用量を低減することが行われている。
しかしながら、電位変動を伴う燃料電池の作動環境下においては、触媒粒子が微細になるほど、触媒粒子の溶解、凝集による粗大化、及び/又は、担体からの脱離が起こりやすくなる。その結果、触媒層の活性が次第に低下するという問題がある。
【0004】
そこでこの問題を解決するために、従来から種々の提案がなされている。
例えば、非特許文献1には、
(a)不規則fcc-PtFeナノ粒子をカーボン粒子表面に担持させ、
(b)これをドーパミン塩酸塩水溶液で処理することにより、ナノ粒子表面をポリドーパミンで被覆し、
(c)カーボン粒子に担持され、かつ、ドーパミンで被覆されたfcc-PtFeナノ粒子(fcc-PtFe/C)を700℃で熱処理し、Nドープカーボンで被覆された規則fct-PtFeナノ粒子触媒(fct-Pt/Fe/C)を得る
PtFeナノ粒子触媒の製造方法が開示されている。
【0005】
同文献には、
(A)ドーパミン被覆なしでPtFe/Cを熱処理すると、ナノ粒子のサイズが数十ナノメートルまで増大するのに対し、ドーパミンで被覆されたPtFe/Cを熱処理すると、ナノ粒子のサイズが熱処理前とほぼ同等の大きさ(6.5nm)に維持される点、
(B)Nドープカーボンシェルで被覆されたfct-PtFe/C触媒は、市販のPt/C触媒に比べて11.4倍高い質量活性と、10.5倍高い比活性を示す点、及び、
(C)Pt/CをNドープカーボンシェルで被覆しても、活性に及ぼす効果は無視できる程度である点
が記載されている。
【0006】
特許文献1には、触媒粒子と、前記触媒粒子の表面を被覆する炭素膜とを備え、前記触媒粒子の単位表面積当たりの塩化物イオンの含有量が12.5μg/m
2
未満である電極触媒が開示されている。
同文献には、
(a)触媒粒子の表面を有機物に由来する被膜で被覆し、これを熱処理すると、触媒粒子表面が炭素膜で被覆された電極触媒が得られる点、
(b)得られた電極触媒を洗浄すると、触媒粒子表面に吸着している塩化物イオンが脱離するために、洗浄なしの電極触媒に比べて初期活性が向上する点、及び、
(c)炭素膜が触媒粒子の溶解、凝集、及び/又は、脱離を抑制し、かつ、触媒粒子のアイオノマ被毒を抑制するために、初期活性及び耐久性が向上する点
が記載されている。
【0007】
特許文献2には、触媒粒子と、前記触媒粒子の表面を被覆する含窒素炭素膜とを備え、前記含窒素炭素膜は、マイクロ孔を含む電極触媒が開示されている。
同文献には、
(A)触媒粒子の表面をポリメラミン及びポリドーパミンで被覆し、ポリメラミン及びポリドーパミンを熱分解させると、触媒粒子の表面がマイクロ孔を含む含窒素炭素膜で被覆された電極触媒が得られる点、及び、
(B)このようにして得られた電極触媒は、ポリドーパミン由来の炭素膜で被覆された電極触媒に比べて初期活性及び耐久性が向上する場合がある点
が記載されている。
【0008】
特許文献3には、多孔質炭素材料からなる担体に触媒金属成分を担持させた触媒金属担持炭素材料と、樹状黒鉛質炭素材料からなる触媒金属非担持炭素材料とを混合することにより得られる固体高分子形燃料電池用触媒が開示されている。
同文献には、このような触媒を用いて触媒層を形成すると、親水性の触媒金属担持炭素材料の近くに、撥水性の触媒金属非担持炭素材料が配置されるために、触媒金属担持炭素材料で生成した水蒸気が触媒金属非担持炭素材料を介して速やかに触媒層外に排出され、フラッディングが抑制される点が記載されている。
【0009】
合成したままのPtFe合金ナノ粒子は、不規則な面心立方(fcc)構造を持ち、触媒活性が低い。それを700℃で熱処理すると、規則的な面心正方(fct)構造に変わり、面積比活性が向上する。しかし、熱処理の工程でナノ粒子が粗大化するため、質量活性が著しく低下するという問題があった。
【0010】
これに対し、非特許文献1には、PtFe合金ナノ粒子の表面をドーパミンで被覆し、700℃で熱処理すると、ナノ粒子の粒径の増大が抑制される点が記載されている。これは、ナノ粒子表面を覆う薄い炭素膜(ドーパミンの熱分解物)によって、熱処理工程で起きるナノ粒子の凝集が抑制されたためと説明されている。
また、非特許文献1には、このような処理を行ったfct-PtFe/C触媒は、純Pt/C触媒や不規則なfcc-PtFe/C触媒に比べて、面積活性、質量活性及び耐久性が向上する点が記載されている。耐久性が向上したのは、Pt表面を覆う炭素膜によって耐久試験中に起きるPtの溶解・凝集・脱離が抑制されたためと説明されている。
(【0011】以降は省略されています)
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