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公開番号2025044976
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152825
出願日2023-09-20
発明の名称車両後部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 25/08 20060101AFI20250326BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】質量の増加を抑制しつつ、ボデーの剛性を高くする。
【解決手段】車両後部構造100は、車両幅方向に延びるリアクロスメンバ10と、後端部がリアクロスメンバ10の左右の端部に接続された左右のホイールハウス20L、20Rと、左右のホイールハウス20L、20Rに接続されて上方向に延びる左右のガセット30L、30Rと、左右ガセット30L、30Rの各上端部を車両幅方向に接続するリアヘッダ40と、を備え、左右のガセット30L、30Rは、左右のホイールハウス20L、20Rの後板23L、23Rに接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両後部構造であって、
車両後方に配置され、車両幅方向に延びるリアクロスメンバと、
後端部が前記リアクロスメンバの左右の端部に接続された左右のホイールハウスと、
前記左右のホイールハウスに接続されて上方向に延びる左右のガセットと、
前記左右のガセットの各上端部を車両幅方向に接続するリアヘッダと、を備え、
前記左右のガセットは、前記左右のホイールハウスの各後端部に接続されていること、
を特徴とする車両後部構造。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両後部構造であって、
前記リアヘッダと、前記左右のガセットと、前記左右のホイールハウスとは車両上側からみたときに少なくとも一部が重なるように配置されており、前記リアクロスメンバは車両上側からみたときに少なくとも一部が前記左右のホイールハウスと重なるように配置されていること、
を特徴とする車両後部構造。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の車両後部構造であって、
前記リアクロスメンバは、2つのフランジと、ウェブとを含む溝形部材であり、
前記左右のホイールハウスは、フロアパネルから立ち上がって車両幅方向外側に向かって湾曲するホイールハウスインナパネルを含み、前記後端部は、前記ホイールハウスインナパネルの後端と前記フロアパネルを接続する平板状の後板であり、
前記左右のガセットは、後フランジと、前フランジと、インナウェブとを含む溝形部材であり、
前記後板は、2つの前記フランジのいずれか一方に接続され、
前記後フランジは、前記後板に重ね合わせて接続され、前記後フランジの表面が、前記後板の後面と連続していること、
を特徴とする車両後部構造。
【請求項4】
請求項3に記載の車両後部構造であって、
前記インナウェブは、前記ホイールハウスインナパネルに重ね合わせて接続され、前記インナウェブの表面が、前記ホイールハウスインナパネルの側面と連続していること、
を特徴とする車両後部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両後部の構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ボデーの変形を防止する構造が提案されている。例えば、特許文献1には、リアサスペンションタワーの上面とインナパネルとを接続し、インナパネルと閉断面構造を構成する補強部材の構造が記載されている。
【0003】
特許文献2には、センターピラーを車両外側に向かって湾曲させ、センターピラーとルーフクロスメンバとを平面視で車両幅方向に連続させると共にルーフクロスメンバの中央に回転中心を設ける構造が開示されている。これにより、側突の際にセンターピラーが回転中心から下方向に変位してセンターピラーがキャビンに進入することを抑制できる。
【0004】
特許文献3には、リアフロアパネルとリアサスペンションタワーとを補強部材で接続し、車両後部の剛性を高くする構造が開示されている。
【0005】
特許文献4、5には、リアホイールハウスの外面に沿って車体上部とフロアパネルとの間を接続する補強部材を設ける構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-083230号公報
特開2005-088730号公報
特開2021-000942号公報
特開2006-335088号公報
特開2020-138589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年、更にボデーの剛性を高めることが求められている。このために、更に多くの補強部材を設けると質量が増加し、車内空間が減少してしまう場合があった。
【0008】
そこで、本開示は、質量の増加を抑制しつつ、ボデーの剛性を高くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の車両後部構造は、車両後方に配置され、車両幅方向に延びるリアクロスメンバと、後端部が前記リアクロスメンバの左右の端部に接続された左右のホイールハウスと、前記左右のホイールハウスに接続されて上方向に延びる左右のガセットと、前記左右のガセットの各上端部を車両幅方向に接続するリアヘッダと、を備え、前記左右のガセットは、前記左右のホイールハウスの各後端部に接続されていること、を特徴とする。
【0010】
これにより、リアクロスメンバと、左右のホイールハウスの後端部と、左右のガセットと、リアヘッダが環状構造を形成するので、車両にねじり荷重が加わった際のホイールハウスの倒れ変形を抑制し、車両後部のねじり剛性を高くすることができる。また、環状構造の一部を左右のホイールハウスの後端部で構成するので、部品点数を低減して質量の増加を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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