TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025044530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023152142
出願日
2023-09-20
発明の名称
弁装置、電動弁、および冷凍サイクルシステム
出願人
株式会社鷺宮製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16K
31/04 20060101AFI20250326BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】本発明は、駆動部が回転する際の振動や騒音を低減させることができる弁装置、電動弁、および冷凍サイクルシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】弁装置1は弁本体10と雌ねじ部材40と雄ねじ部材60とを備える。雌ねじ部材40と雄ねじ部材60とは螺合し、送りねじ機構が構成される。雌ねじ部材40は、互いに別体の第1雌ねじ部材41および第2雌ねじ部材54を有し、第1雌ねじ部材41および第2雌ねじ部材54の各々が、雄ねじ部材60と螺合される。第1雌ねじ部材41と第2雌ねじ部材54とは、軸線Lまわり相対回転不能かつ軸線L方向に相対移動可能に接続されるとともに、コイルばね58により互いに軸線L方向に付勢されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に弁室を有する弁本体と、前記弁本体に支持される固定ねじ部材と、駆動部に回転駆動される駆動ねじ部材と、前記駆動ねじ部材に接続される弁部材と、を備える弁装置であって、
前記固定ねじ部材と前記駆動ねじ部材とが螺合し、前記駆動ねじ部材が回転駆動されることで、前記弁部材を軸線方向に進退移動させる送りねじ機構が構成され、
前記固定ねじ部材および前記駆動ねじ部材の一方は、互いに別体の第1部材および第2部材を有して構成され、前記第1部材および前記第2部材の各々が、前記固定ねじ部材および前記駆動ねじ部材の他方と螺合され、
前記第1部材と前記第2部材とは、相対回転不能かつ前記軸線方向に相対移動可能に接続されるとともに、付勢手段により互いに前記軸線方向に付勢されていることを特徴とする弁装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記付勢手段は、前記第1部材と前記第2部材との間に設けられ、前記第1部材および前記第2部材を互いに前記軸線方向の離れる方向に付勢していることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項3】
前記付勢手段は、前記第1部材の前記軸線方向の端面から、前記第2部材の前記軸線方向の端面に亘って設けられていることを特徴とする請求項2に記載の弁装置。
【請求項4】
前記付勢手段は、コイルばね、または、板ばねを組み合わせた板ばね組み合わせ体であることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項5】
前記第1部材は、筒状に形成された内部に雌ねじ部とガイド部とを有し、前記ガイド部により前記第2部材が前記軸線方向に案内され、前記ガイド部の内周と前記第2部材の外周とが前記軸線まわりに相対回転不能に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項6】
前記ガイド部の内周と前記第2部材の外周のうちの一方には、Dカット部、二面取り部、突起、キー溝、および多角形状部のいずれかで構成される嵌合部が設けられ、前記ガイド部の内周と前記第2部材の外周のうちの他方には前記嵌合部に嵌合される被嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の弁装置。
【請求項7】
前記固定ねじ部材は、前記第1部材および前記第2部材を有し、
前記第1部材は、第1雌ねじを備え前記弁本体に固定される第1雌ねじ部材であり、
前記第2部材は、第2雌ねじを備える第2雌ねじ部材であり、
前記駆動ねじ部材は、前記第1雌ねじおよび前記第2雌ねじに螺合する雄ねじを備える雄ねじ部材であることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項8】
前記固定ねじ部材は、雌ねじを備え前記弁本体に固定される雌ねじ部材であり、
前記駆動ねじ部材は、前記第1部材および前記第2部材を有し、
前記第1部材は、前記雌ねじに螺合する第1雄ねじを備える第1雄ねじ部材であり、
前記第2部材は、前記雌ねじに螺合する第2雄ねじを備える第2雄ねじ部材であることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項9】
前記固定ねじ部材は、雄ねじを備え前記弁本体に固定される雄ねじ部材であり、
前記駆動ねじ部材は、前記第1部材および前記第2部材を有し、
前記第1部材は、前記雄ねじに螺合する第1雌ねじを備える第1雌ねじ部材であり、
前記第2部材は、前記雄ねじに螺合する第2雌ねじを備える第2雌ねじ部材であることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
【請求項10】
前記固定ねじ部材は、前記第1部材および前記第2部材を有し、
前記第1部材は、第1雄ねじを備え前記弁本体に固定される第1雄ねじ部材であり、
前記第2部材は、第2雄ねじを備える第2雄ねじ部材であり、
前記駆動ねじ部材は、前記第1雄ねじおよび前記第2雄ねじに螺合する雌ねじを備える雌ねじ部材であることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弁装置、電動弁、および冷凍サイクルシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
内部に弁室を有する弁本体(弁ハウジング)と、弁本体に固定される支持部材(雌ねじホルダ)と、支持部材に固定される雌ねじ部材と、駆動部(ステッピングモータ)に回転駆動される雄ねじ部材(ロータ軸)と、雄ねじ部材の先端側に接続される弁部材(弁ホルダおよび弁体)と、を備える弁装置(電動弁)が知られている(例えば、特許文献1参照)。この弁装置では、雌ねじ部材と螺合する雄ねじ部材が回転駆動されることで、弁部材を軸線方向に進退移動させる送りねじ機構が構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-148643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したような従来の弁装置では、例えば、特許文献1の図4に示す電動弁のように、螺合する雌ねじ部材31およびロータ軸41(雄ねじ部材)のねじ山同士が摺動するが、作動性を安定させるためにねじ山(摺動箇所)間に所定のクリアランスが設けられているため、駆動部が回転する際の振動や騒音の原因となっていた。
【0005】
本発明は、駆動部が回転する際の振動や騒音を低減させることができる弁装置、電動弁、および冷凍サイクルシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の弁装置は、内部に弁室を有する弁本体と、前記弁本体に支持される固定ねじ部材と、駆動部に回転駆動される駆動ねじ部材と、前記駆動ねじ部材に接続される弁部材と、を備える弁装置であって、前記固定ねじ部材と前記駆動ねじ部材とが螺合し、前記駆動ねじ部材が回転駆動されることで、前記弁部材を軸線方向に進退移動させる送りねじ機構が構成され、前記固定ねじ部材および前記駆動ねじ部材の一方は、互いに別体の第1部材および第2部材を有して構成され、前記第1部材および前記第2部材の各々が、前記固定ねじ部材および前記駆動ねじ部材の他方と螺合され、前記第1部材と前記第2部材とは、相対回転不能かつ前記軸線方向に相対移動可能に接続されるとともに、付勢手段により互いに前記軸線方向に付勢されていることを特徴とする。
【0007】
このような本発明によれば、付勢手段により、固定ねじ部材および駆動ねじ部材の一方の第1部材と第2部材とが互いに軸線方向に付勢されていることで、固定ねじ部材と駆動ねじ部材とを軸線方向にクリアランスなく互いに摺動させるとともに、固定ねじ部材と駆動ねじ部材との摺動箇所に軸線方向への付勢力による荷重を常に作用させることができる。そして、上記荷重によって固定ねじ部材と駆動ねじ部材との間に摺動抵抗を発生させることができ、これによって駆動部が回転する際の振動や騒音を低減させることができる。したがって、駆動部が回転する際の振動や騒音を低減させることができる弁装置を提供することができる。
【0008】
また、この際、前記付勢手段は、前記第1部材と前記第2部材との間に設けられ、前記第1部材および前記第2部材を互いに前記軸線方向の離れる方向に付勢していることが好ましい。上述した特許文献1の図1に示す電動弁では、ロータ軸41の上端とロータケース44の上端下面との間に圧縮コイルばね66を設けることで、ロータ軸41を軸線方向の弁座部材14側に付勢している。これによれば、圧縮コイルばね66の付勢力によりねじ面に荷重がかかり、摺動抵抗が発生することで、駆動部作動時の振動が低減し、振動音が低減する。しかしながら、この構成では、ロータ軸41の移動に伴い圧縮コイルばね66が伸縮することから、その分のスペースを確保する必要があった。また、この圧縮コイルばね66の伸縮により、電動弁における弁ポート13の開度の変化に合わせて、例えば、弁ポート13の開度が大きくなるほど圧縮コイルばね66のばね荷重が大きくなる等、上記付勢力が変化してしまい、振動抑制効果を安定して維持することが困難となっていた。しかしながら、本構成によれば、付勢手段は、螺合によって相対的な位置関係が軸線方向に変化し難い第1部材と第2部材との間に設けられ、第1部材と第2部材とを互いに軸線方向に離れる方向に付勢していることから、弁部材の進退移動に伴って、付勢手段が軸線方向に伸縮等することが抑制され、当該伸縮のためのスペースを用意する必要がない。したがって、電動弁の省スペース化に資することができる。また、上述のように、弁部材の進退移動に伴って付勢手段が軸線方向に伸縮等することが抑制されることで、例えば、電動弁の弁ポートの開度が変化しても、付勢手段による軸線方向の荷重を常に一定とすることができ、上記のような振動や騒音を低減する効果を安定して維持することができる。したがって、駆動部が回転する際の振動や騒音を低減させることができる弁装置において、省スペース化を実現するとともに、駆動部が回転する際の振動や騒音を低減させた状態を安定して維持することができる。
【0009】
また、この際、前記付勢手段は、前記第1部材の前記軸線方向の端面から、前記第2部材の前記軸線方向の端面に亘って設けられていてもよい。
【0010】
また、前記付勢手段は、コイルばね、または、板ばねを組み合わせた板ばね組み合わせ体であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社鷺宮製作所
圧力応動スイッチ
1日前
株式会社鷺宮製作所
端子構造および圧力応動スイッチ
今日
個人
流路体
2か月前
個人
保持機
5か月前
個人
クラッチ装置
2か月前
個人
免震留具
4か月前
個人
トーションバー
5日前
個人
振り子式免震装置
5か月前
個人
ボルトナットセット
19日前
個人
ネジの緩み防止装置
5か月前
個人
回転式配管用支持具
1か月前
個人
固着具と成形品部材
2か月前
藤井電工株式会社
フック
5か月前
株式会社アイシン
駆動装置
2か月前
株式会社オンダ製作所
継手
2か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
5か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
27日前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
株式会社三協丸筒
枠体
12日前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
個人
ベルトテンショナ
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
未来工業株式会社
固定体
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
2か月前
株式会社不二工機
逆止弁
2か月前
株式会社ナジコ
自在継手
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
5か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
27日前
個人
角型菅の連結構造及び工法
1か月前
矢崎化工株式会社
連結具
3か月前
日動電工株式会社
保持具
5か月前
協和工業株式会社
空気弁
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1日前
続きを見る
他の特許を見る