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公開番号2025044308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023151789
出願日2023-09-20
発明の名称表示装置およびその制御方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G02F 1/133 20060101AFI20250326BHJP(光学)
要約【課題】バックライトに電流を導く電源回路に過電流が流れることを抑制することができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、複数の分割エリアに区分された複数の発光領域を含むバックライトと、複数のフレームを有する映像データから取得されるバックライトデータに基づいて前記バックライトを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記複数の分割エリアのそれぞれごとに前記複数のフレームのうちの現在フレームから次フレームへ前記バックライトデータを更新する更新期間において、前記現在フレームの前記バックライトデータと前記次フレームの前記バックライトデータとが混在する場合に、前記バックライトに関連した電流値が所定値より大きければ、前記電流値を下げるように、前記更新期間における前記次フレームの前記バックライトデータの補正を行い、補正された前記次フレームの前記バックライトデータに基づいて、前記バックライトを制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の分割エリアに区分された複数の発光領域を含むバックライトと、
複数のフレームを有する映像データから取得されるバックライトデータに基づいて前記バックライトを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記複数の分割エリアのそれぞれごとに前記複数のフレームのうちの現在フレームから次フレームへ前記バックライトデータを更新する更新期間において、前記現在フレームの前記バックライトデータと前記次フレームの前記バックライトデータとが混在する場合に、前記バックライトに関連した電流値が所定値より大きければ、前記電流値を下げるように、前記更新期間における前記次フレームの前記バックライトデータの補正を行い、
補正された前記次フレームの前記バックライトデータに基づいて、前記バックライトを制御する
表示装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
前記更新期間において、
前記電流値としての前記複数の発光領域の全てまたは一部に流れる電流の加算値が上限値を超えるか否かを判定し、
前記加算値が前記上限値を超えれば、前記加算値が前記上限値以下になるように、前記更新期間における前記次フレームの前記バックライトデータを補正する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記現在フレームの前記バックライトデータを前記次フレームの前記バックライトデータへ順次更新するエリアメモリと、
前記エリアメモリにおいて前記複数の分割エリアのそれぞれの前記バックライトデータが更新されるごとに、前記加算値を算出する電流積算部と、
前記加算値が前記上限値を超えるか否かを判定する電流リミット判定部と、
前記加算値が前記上限値を超える場合に、前記加算値が前記上限値以下になるように、前記バックライトデータを補正するための電流抑制係数を算出する電流抑制係数算出部と、
前記次フレームの前記バックライトデータに前記電流抑制係数が掛け算することによって、前記更新期間における前記次フレームの前記バックライトデータを補正し、補正された前記次フレームの前記バックライトデータを出力する出力値演算部と、を備えた、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記複数の発光領域がマトリックスをなすように配置され、
前記複数の分割エリアのそれぞれは、前記マトリックスを構成する1ラインに含まれる2以上の発光領域を含み、
前記エリアメモリは、前記1ラインに含まれる前記2以上の発光領域に流れるライン電流の値を特定可能なラインデータを順次更新するラインメモリである、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記ラインメモリは、前記マトリックスの一方端のラインから前記マトリックスの他方端のラインへ前記ラインデータを順次更新する、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記電流積算部は、前記複数の分割エリアのそれぞれに流れるエリア電流の値を加算することにより、前記加算値を算出する、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項7】
複数の分割エリアに区分された複数の発光領域を含むバックライトと、
複数のフレームを有する映像データから取得されるバックライトデータに基づいて前記バックライトを制御する制御装置と、を備えた表示装置の制御方法であって、
前記制御装置は、
前記複数の分割エリアのそれぞれごとに前記複数のフレームのうちの現在フレームから次フレームへ前記バックライトデータを更新する更新期間において、前記現在フレームの前記バックライトデータと前記次フレームの前記バックライトデータとが混在する場合に、前記バックライトに関連した電流値が所定値より大きければ、前記電流値を下げるように、前記更新期間における前記次フレームの前記バックライトデータの補正を行うステップと、
補正された前記次フレームの前記バックライトデータに基づいて、前記バックライトを制御するステップと、を実行する
表示装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、特許文献1に開示されているような表示装置の開発が行われている。そのような表示装置は、バックライト、表示パネル、および制御装置を備えている。バックライトにおいては、複数の発光領域がマトリックスをなすように配置されている。表示パネルは、複数の発光領域から発せられた光を利用して動画を表示する。制御装置は、外部から受信した入力映像信号に基づいてバックライトおよび表示パネルを制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-220200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献1に開示された技術によれば、制御装置は、映像の1フレームごとに複数の発光領域の全てに流れる電流の合計値を算出し、その電流の合計値が上限値を超えないように、複数の発光素子の階調(発光量)を調整する。この表示装置は、Mini-LED(Light Emitting Diode)を用いているため、バックライトを構成する複数の発光領域の数が多い。したがって、1フレームに対応してバックライトに流れる電流の値の変動が大きい。そのため、特定のパターンの1フレームの切替りのときに、バックライトに電流を導く電源回路に過電流が流れることがある。
【0005】
しかしながら、上記した特許文献1に開示された技術では、1フレームごとにバックライトに電流を導く電源回路に流れる電流の値を算出する。そのため、1フレーム全体のバックライトデータの読み込みが終わるまで、前述の過電流を検出することができない。したがって、特定のパターンのフレームの切替のときに、前述の過電流が流れることを防止することができない。
【0006】
本開示は、上述の問題に鑑みなされたものである。本開示の目的は、バックライトに電流を導く電源回路に過電流が流れることを抑制することができる表示装置およびその制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の表示装置は、複数の分割エリアに区分された複数の発光領域を含むバックライトと、複数のフレームを有する映像データから取得されるバックライトデータに基づいて前記バックライトを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記複数の分割エリアのそれぞれごとに前記複数のフレームのうちの現在フレームから次フレームへ前記バックライトデータを更新する更新期間において、前記現在フレームの前記バックライトデータと前記次フレームの前記バックライトデータとが混在する場合に、前記バックライトに関連した電流値が所定値より大きければ、前記電流値を下げるように、前記更新期間における前記次フレームの前記バックライトデータの補正を行い、補正された前記次フレームの前記バックライトデータに基づいて、前記バックライトを制御する。
【0008】
本開示の表示装置の制御方法は、複数の分割エリアに区分された複数の発光領域を含むバックライトと、複数のフレームを有する映像データから取得されるバックライトデータに基づいて前記バックライトを制御する制御装置と、を備えた表示装置の制御方法であって、前記制御装置は、前記複数の分割エリアのそれぞれごとに前記複数のフレームのうちの現在フレームから次フレームへ前記バックライトデータを更新する更新期間において、前記現在フレームの前記バックライトデータと前記次フレームの前記バックライトデータとが混在する場合に、前記バックライトに関連した電流値が所定値より大きければ、前記電流値を下げるように、前記更新期間における前記次フレームの前記バックライトデータの補正を行うステップと、補正された前記次フレームの前記バックライトデータに基づいて、前記バックライトを制御するステップと、を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態の表示装置の機能ブロック図である。
実施の形態の表示装置の制御装置が実行するバックライトデータの補正処理を説明するための図である。
実施の形態の表示装置の制御装置が実行する過電流検出のための処理を説明するための第1図である。
実施の形態の表示装置の制御装置が実行する過電流検出のための処理を説明するための第2図である。
実施の形態の表示装置の制御装置が実行する過電流検出のための処理を説明するための第3図である。
実施の形態の表示装置の制御装置が実行する過電流検出のための処理を説明するための第4図である
実施の形態の表示装置の制御装置が実行する処理によって過電流検出が抑制される態様を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態の表示装置を、図面を参照しながら説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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