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公開番号
2025059788
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170099
出願日
2023-09-29
発明の名称
防眩性ガラス板
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類
G02B
5/02 20060101AFI20250403BHJP(光学)
要約
【課題】表示装置に用いたときに、表示面において外光の映り込みの抑制とぎらつきの抑制とを両立することができ、表示面の視認性に優れる、防眩性ガラス板を提供する。
【解決手段】防眩性を有する、ガラス板1であって、ガラス板1の主面1aにおける少なくとも一部に凹凸部2を有し、凹凸部2は、輪郭曲面の算術平均高さSaが、15nm以上、300nm以下であり、かつ、輪郭曲面の二乗平均平方根勾配Sdqと、粗さ曲線要素の平均長さRSm1との比(Sdq/RSm1)が、0.05以上である、凹凸を有する、防眩性ガラス板1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
防眩性を有する、ガラス板であって、
前記ガラス板の主面における少なくとも一部に凹凸部を有し、
前記凹凸部は、輪郭曲面の算術平均高さSaが、15nm以上、300nm以下であり、かつ、輪郭曲面の二乗平均平方根勾配Sdqと、粗さ曲線要素の平均長さRSm1との比(Sdq/RSm1)が、0.05以上である、凹凸を有する、防眩性ガラス板。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記凹凸は、輪郭曲面のスキューネスSskが、負の値を有し、かつ輪郭曲面のクルトシスSkuが、3.6以上である、請求項1に記載の防眩性ガラス板。
【請求項3】
前記凹凸は、輪郭曲面の最大山高さSpと、輪郭曲面の最大谷深さSvが、Sp<Svの関係を満たす、請求項1又は2に記載の防眩性ガラス板。
【請求項4】
前記凹凸は、輪郭曲面の二乗平均平方根勾配Sdqが、0.25以上である、請求項1又は2に記載の防眩性ガラス板。
【請求項5】
前記凹凸は、粗さ曲線要素の平均長さRSm1が、8.5μm以下である、請求項1又は2に記載の防眩性ガラス板。
【請求項6】
前記凹凸を第1の凹凸としたときに、
前記凹凸部は、前記第1の凹凸の粗さ曲線要素の平均長さRSm1よりも、粗さ曲線要素の平均長さが長い、第2の凹凸をさらに有し、
前記第2の凹凸の粗さ曲線要素の平均長さRSm2が、10μm以上である、請求項1又は2に記載の防眩性ガラス板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防眩性ガラス板に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ディスプレイ等の表示装置においては、表示装置を構成するカバー部材の表面を粗面化し、表示面における背景の映り込みなどを抑制することにより、表示面の視認性を向上させる試みがなされている。もっとも、カバー部材の表面を粗面化すると、色味が白っぽくなったり、スパークルと呼ばれるぎらつきが生じたりすることから、これらの問題を解決する手法が検討されている。
【0003】
下記の特許文献1には、少なくとも1つの防眩表面を有する透明ガラス板が開示されている。特許文献1には、上記防眩表面が、40μmから640μmの横方向の空間的周期の範囲で測定された300nmまでの第1のRMS表面粗さR
長
、20μm未満の横方向の空間的周期で測定された第2のRMS表面粗さR
短
、及び表面波長フィルタリングなしに測定された60nmから600nmの範囲の第3のRMS表面粗さR
全
を有し、比(R
長
/R
短
)が3.9未満であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6013378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、表示装置が高精細なものであるほど、カバー部材の表示面を粗面化することにより生じるスパークルが目立ち易く、表示面の視認性が低下し易くなる。もっとも、カバー部材の表示面における粗面化の程度を小さくすると、スパークルの抑制には効果的である一方、表示面における外光の映り込みが生じ易く、防眩性が低下するという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、表示装置に用いたときに、表示面において外光の映り込みの抑制とぎらつきの抑制とを両立することができ、表示面の視認性に優れる、防眩性ガラス板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する防眩性ガラス板の各態様について説明する。
【0008】
本発明の態様1に係る防眩性ガラス板は、防眩性を有する、ガラス板であって、前記ガラス板の主面における少なくとも一部に凹凸部を有し、前記凹凸部は、輪郭曲面の算術平均高さSaが、15nm以上、300nm以下であり、かつ、輪郭曲面の二乗平均平方根勾配Sdqと、粗さ曲線要素の平均長さRSm1との比(Sdq/RSm1)が、0.05以上である、凹凸を有することを特徴としている。
【0009】
態様2の防眩性ガラス板は、態様1において、前記凹凸は、輪郭曲面のスキューネスSskが、負の値を有し、かつ輪郭曲面のクルトシスSkuが、3.6以上であることが好ましい。
【0010】
態様3の防眩性ガラス板は、態様1又は態様2において、前記凹凸は、輪郭曲面の最大山高さSpと、輪郭曲面の最大谷深さSvが、Sp<Svの関係を満たすことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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