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公開番号2025047715
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023156375
出願日2023-09-21
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G02B 30/33 20200101AFI20250326BHJP(光学)
要約【課題】出力される光の角度範囲を想定された視野角範囲により近い範囲に限定しやすい表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、複数の画素が設けられた表示領域を有する表示パネル30と、表示パネル30の表示面側に設けられる第1光学部材60と、表示パネル30を挟んで第1光学部材60の反対側に設けられる第2光学部材70と、対向方向Zに沿う光路の光を発する光源部90と、を備える。第1光学部材60及び第2光学部材70は、第1方向Xに並ぶ複数の凸レンズ部を有する。当該凸レンズ部は、第1方向Xに曲率を有し、延在方向に曲率を有しない。当該延在方向は、X-Y平面に沿い、かつ、第1方向X及び第2方向Yに交差する方向であり、第1光学部材60の凸レンズ部の延在方向と、第2光学部材70の凸レンズ部の延在方向と、は第2方向Yに対して線対称である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の画素が設けられた表示領域を有する表示パネルと、
前記表示領域をカバーするように前記表示パネルの表示面側に設けられる第1光学部材と、
前記表示パネルを挟んで前記第1光学部材の反対側に設けられる第2光学部材と、
前記第2光学部材を挟んで前記表示パネルの反対側に設けられて前記第1光学部材と前記第2光学部材との対向方向に沿う光路の光を発する光源部と、
を備え、
前記第1光学部材及び前記第2光学部材は、前記対向方向に直交する第1方向に並ぶ複数の凸レンズ部を有し、
前記凸レンズ部は、前記第1方向に曲率を有し、延在方向に曲率を有さず、
前記延在方向は、前記対向方向に直交し、かつ、前記第1方向と、前記対向方向及び前記第1方向に直交する第2方向と、の両方に対して交差する方向であり、
前記第1光学部材の凸レンズ部の延在方向と、前記第2光学部材の凸レンズ部の延在方向と、は前記第2方向に対して線対称である、
表示装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記第1光学部材と前記第2光学部材とは同一の形状を有するレンチキュラーレンズであり、
前記レンチキュラーレンズにおいて曲率を有する側を表側とし、前記表側の反対側であって平面状の側を裏側とすると、前記第1光学部材及び前記第2光学部材は前記表示パネル側に裏側を向けて設けられる、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第1光学部材と前記表示パネルに設けられた画素電極との距離である第1距離は、前記第2光学部材と前記画素電極との距離である第2距離に比して小さい、
請求項1又は2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第2距離は、前記第1距離の2倍よりも大きい、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記光源部は、
前記第2光学部材側に散乱光を発する光源と、
前記光源から発せられる光の光路を前記対向方向に沿う方向に誘導する第3光学部材と、を有する、
請求項1又は2に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
複数視点の各々に対して異なる画像を出力可能ないわゆるマルチビュー機能を有する表示装置が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-204075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マルチビュー機能を有する表示装置では、想定された視野角範囲から外れた視点角度から当該表示装置を見た場合に像の左右が反転する逆視が発生する。このため、想定された視野角から外れた視点角度から画像を視認することが不可能又は困難となるよう、予め表示装置から出力される光の角度範囲を想定された視野角範囲により近い範囲に限定することが求められていた。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたもので、出力される光の角度範囲を想定された視野角範囲により近い範囲に限定しやすい表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様による表示装置は、複数の画素が設けられた表示領域を有する表示パネルと、前記表示領域をカバーするように前記表示パネルの表示面側に設けられる第1光学部材と、前記表示パネルを挟んで前記第1光学部材の反対側に設けられる第2光学部材と、前記第2光学部材を挟んで前記表示パネルの反対側に設けられて前記第1光学部材と前記第2光学部材との対向方向に沿う光路の光を発する光源部と、を備え、前記第1光学部材及び前記第2光学部材は、前記対向方向に直交する第1方向に並ぶ複数の凸レンズ部を有し、前記凸レンズ部は、前記第1方向に曲率を有し、延在方向に曲率を有さず、前記延在方向は、前記対向方向に直交し、かつ、前記第1方向と、前記対向方向及び前記第1方向に直交する第2方向と、の両方に対して交差する方向であり、前記第1光学部材の凸レンズ部の延在方向と、前記第2光学部材の凸レンズ部の延在方向と、は前記第2方向に対して線対称である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、表示装置の主要構成を示す概略図である。
図2は、表示パネルの画素配列の一例を示す図である。
図3は、凸レンズ部と副画素との関係を示す図である。
図4は、第1光学部材の構造を示す斜視図である。
図5は、表示領域における副画素の配置と凸レンズ部の傾きとの関係の一例を示す図である。
図6は、表示パネル、第1光学部材及び第2光学部材が生じさせる光学的な作用を説明するための概略図である。
図7は、第1光学部材における凸レンズ部の長手方向を示す正面視点からの概略図である。
図8は、第2光学部材における凸レンズ部の長手方向を示す正面視点からの概略図である。
図9は、第2光学部材と第1光学部材との組み合わせによって生じる光の拡散を示す概略的な説明図である。
図10は、第2光学部材及び第1光学部材を通ることによる光の拡散の度合いを示す概略図である。
図11は、第2光学部材及び第1光学部材を通ることによる光の拡散の度合いを示す概略図である。
図12は、参考例による光の分布と、実施形態による光の分布と、の差異を示す説明図である。
図13は、図1とは異なる光源の構成例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本開示の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本開示の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0009】
図1は、表示装置100の主要構成を示す概略図である。表示装置100は、光源10、コリメータ20、表示パネル30、第1光学部材60及び第2光学部材70を備える。
【0010】
図1に示すように、表示装置100の構成は、表示パネル30を挟んで第1光学部材60と第2光学部材70とが対向する。また、第2光学部材70を挟んで表示パネル30の反対側にコリメータ20が配置され、コリメータ20を挟んで第2光学部材70の反対側に光源10が配置される。第1光学部材60と第2光学部材70との対向方向を、対向方向Zとする。また、対向方向Zに直交する二方向のうち一方を第1方向Xとし、他方を第2方向Yとする。
(【0011】以降は省略されています)

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