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公開番号
2025058819
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2024000011
出願日
2024-01-03
発明の名称
顕微鏡用対物レンズ
出願人
エーエーシー オプティクス (チャンジョウ)カンパニーリミテッド
代理人
個人
主分類
G02B
21/02 20060101AFI20250401BHJP(光学)
要約
【課題】本発明は、光学レンズの分野に関し、顕微鏡用対物レンズを提供する。
【解決手段】当該顕微鏡用対物レンズは、物体側から像側へ順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、第6レンズ、第7レンズ、第8レンズ及び第9レンズによって構成され、且つ条件式0.19≦WD/TTL≦0.36、4.00≦NA*f≦8.00、7.00≦f678/f9≦16.00、―10.00≦(R17+R18)/(R17―R18)≦―1.50を満たす。本発明の顕微鏡用対物レンズは、良好な結像品質の光学性能を有するとともに、広い動作帯域と高い拡大倍率の要求を満たすことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
顕微鏡用対物レンズであって、
物体側から像側へ順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、第6レンズ、第7レンズ、第8レンズ及び第9レンズによって構成され、
前記第1レンズの物体側面から被観測物体までの距離をWD、前記顕微鏡用対物レンズの光学長をTTL、前記顕微鏡用対物レンズの物体側開口数をNA、前記顕微鏡用対物レンズの焦点距離をf、前記第6レンズと前記第7レンズと前記第8レンズとの等価焦点距離をf678、前記第9レンズの焦点距離をf9、前記第9レンズの物体側面の曲率半径をR17、前記第9レンズの像側面の曲率半径をR18としたときに、以下の条件式(1)~(4)を満たす、ことを特徴とする顕微鏡用対物レンズ。
0.19≦WD/TTL≦0.36 (1)
4.00≦NA*f≦8.00 (2)
7.00≦f678/f9≦16.00 (3)
―10.00≦(R17+R18)/(R17―R18)≦―1.50 (4)
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記第2レンズの屈折率をn2としたときに、以下の条件式(5)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
n2≧2.00 (5)
【請求項3】
前記第3レンズの焦点距離をf3としたときに、以下の条件式(6)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
3.00≦f3/f≦6.00 (6)
【請求項4】
前記第1レンズは、負の屈折力を有し、前記第1レンズの物体側面は、近軸において凹面であり、前記第1レンズの像側面は、近軸において凹面であり、
前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第1レンズの物体側面の曲率半径をR1、前記第1レンズの像側面の曲率半径をR2、前記第1レンズの軸上厚みをd1としたときに、以下の条件式(7)~(9)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
―2.20≦f1/f≦―0.70 (7)
―0.42≦(R1+R2)/(R1―R2)≦―0.16 (8)
0.01≦d1/TTL≦0.02 (9)
【請求項5】
前記第2レンズは、正の屈折力を有し、前記第2レンズの物体側面は、近軸において凸面であり、
前記第2レンズの焦点距離をf2、前記第2レンズの物体側面の曲率半径をR3、前記第2レンズの像側面の曲率半径をR4、前記第2レンズの軸上厚みをd3としたときに、以下の条件式(10)~(12)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
1.58≦f2/f≦11.25 (10)
―1.85≦(R3+R4)/(R3―R4)≦―0.49 (11)
0.01≦d3/TTL≦0.05 (12)
【請求項6】
前記第3レンズは、正の屈折力を有し、前記第3レンズの物体側面は、近軸において凹面であり、前記第3レンズの像側面は、近軸において凸面であり、
前記第3レンズの物体側面の曲率半径をR5、前記第3レンズの像側面の曲率半径をR6、前記第3レンズの軸上厚みをd5としたときに、以下の条件式(13)と(14)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
4.50≦(R5+R6)/(R5―R6)≦34.00 (13)
0.15≦d5/TTL≦0.17 (14)
【請求項7】
前記第4レンズは、負の屈折力を有し、前記第4レンズの像側面は、近軸において凹面であり、
前記第4レンズの焦点距離をf4、前記第4レンズの軸上厚みをd7としたときに、以下の条件式(15)と(16)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
―54.00≦f4/f≦―2.68 (15)
0.02≦d7/TTL≦0.15 (16)
【請求項8】
前記第5レンズは、正の屈折力を有し、前記第5レンズの物体側面は、近軸において凸面であり、前記第5レンズの像側面は、近軸において凸面であり、
前記第5レンズの焦点距離をf5、前記第5レンズの物体側面の曲率半径をR9、前記第5レンズの像側面の曲率半径をR10、前記第5レンズの軸上厚みをd9としたときに、以下の条件式(17)~(19)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
1.80≦f5/f≦9.03 (17)
―0.13≦(R9+R10)/(R9―R10)≦0.09 (18)
0.05≦d9/TTL≦0.07 (19)
【請求項9】
前記第6レンズは、正の屈折力を有し、前記第6レンズの物体側面は、近軸において凸面であり、前記第6レンズの像側面は、近軸において凸面であり、
前記第6レンズの焦点距離をf6、前記第6レンズの物体側面の曲率半径をR11、前記第6レンズの像側面の曲率半径をR12、前記第6レンズの軸上厚みをd11としたときに、以下の条件式(20)~(22)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
2.07≦f6/f≦8.00 (20)
―0.39≦(R11+R12)/(R11―R12)≦―0.14 (21)
0.07≦d11/TTL≦0.12 (22)
【請求項10】
前記第7レンズは、負の屈折力を有し、前記第7レンズの物体側面は、近軸において凹面であり、前記第7レンズの像側面は、近軸において凹面であり、
前記第7レンズの焦点距離をf7、前記第7レンズの物体側面の曲率半径をR13、前記第7レンズの像側面の曲率半径をR14、前記第7レンズの軸上厚みをd13としたときに、以下の条件式(23)~(25)を満たす、ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用対物レンズ。
―2.09≦f7/f≦―1.09 (23)
0.11≦(R13+R14)/(R13―R14)≦0.38 (24)
0.01≦d13/TTL≦0.02 (25)
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学レンズの分野に関し、特に工業顕微鏡に適用される顕微鏡用対物レンズに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
顕微鏡用対物レンズは、一定の画角、焦点距離、開口径によりその特定の結像機能を完成することができるが、光学結像原理によって制限され、これらの光学特性パラメータの間は、互いに制約されている。顕微鏡用対物レンズは、大きな開口数が高解像度をもたらす特徴を備える必要があるが、顕微鏡用対物レンズの拡大倍率が高いほど、開口数が大きくなり、厚み及び屈折率の変化の、顕微鏡の結像品質に対する影響が顕著になり、通常、高い結像品質と高い拡大倍率を同時に持ち兼ねることが困難である。また、技術の発展及びユーザの多様化のニーズの増加に伴い、結像品質に対するシステムからの要求が高くなってきている場合には、9枚式のレンズ構造が徐々にレンズの設計に現れている。良好な光学性能を有するとともに、広い動作帯域と高い拡大倍率を有する顕微鏡用対物レンズが要望されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記問題に対して、本発明は、良好な結像品質の光学性能を得ながら、広い動作帯域と高い拡大倍率の要求を満たすことができる顕微鏡用対物レンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記技術課題を解決するために、本発明の実施形態は、顕微鏡用対物レンズを提供する。当該顕微鏡用対物レンズは、物体側から像側へ順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、第4レンズ、第5レンズ、第6レンズ、第7レンズ、第8レンズ及び第9レンズによって構成され、
前記第1レンズの物体側面から被観測物体までの距離をWD、前記顕微鏡用対物レンズの光学長をTTL、前記顕微鏡用対物レンズの物体側開口数をNA、前記顕微鏡用対物レンズの焦点距離をf、前記第6レンズと前記第7レンズと前記第8レンズとの等価焦点距離をf678、前記第9レンズの焦点距離をf9、前記第9レンズの物体側面の曲率半径をR17、前記第9レンズの像側面の曲率半径をR18としたときに、以下の条件式(1)~(4)を満たす。
0.19≦WD/TTL≦0.36 (1)
4.00≦NA*f≦8.00 (2)
7.00≦f678/f9≦16.00 (3)
―10.00≦(R17+R18)/(R17―R18)≦―1.50 (4)
【0005】
好ましくは、前記第2レンズの屈折率をn2としたときに、以下の条件式(5)を満たす。
n2≧2.00 (5)
【0006】
好ましくは、前記第3レンズの焦点距離をf3としたときに、以下の条件式(6)を満たす。
3.00≦f3/f≦6.00 (6)
【0007】
好ましくは、前記第1レンズは、負の屈折力を有し、前記第1レンズの物体側面は、近軸において凹面であり、前記第1レンズの像側面は、近軸において凹面であり、
前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第1レンズの物体側面の曲率半径をR1、前記第1レンズの像側面の曲率半径をR2、前記第1レンズの軸上厚みをd1としたときに、以下の条件式(7)~(9)を満たす。
―2.20≦f1/f≦―0.70 (7)
―0.42≦(R1+R2)/(R1―R2)≦―0.16 (8)
0.01≦d1/TTL≦0.02 (9)
【0008】
好ましくは、前記第2レンズは、正の屈折力を有し、前記第2レンズの物体側面は、近軸において凸面でり、
前記第2レンズの焦点距離をf2、前記第2レンズの物体側面の曲率半径をR3、前記第2レンズの像側面の曲率半径をR4、前記第2レンズの軸上厚みをd3としたときに、以下の条件式(10)~(12)を満たす。
1.58≦f2/f≦11.25 (10)
―1.85≦(R3+R4)/(R3―R4)≦―0.49 (11)
0.01≦d3/TTL≦0.05 (12)
【0009】
好ましくは、前記第3レンズは、正の屈折力を有し、前記第3レンズの物体側面は、近軸において凹面であり、前記第3レンズの像側面は、近軸において凸面であり、
前記第3レンズの物体側面の曲率半径をR5、前記第3レンズの像側面の曲率半径をR6、前記第3レンズの軸上厚みをd5としたときに、以下の条件式(13)と(14)を満たす。
4.50≦(R5+R6)/(R5―R6)≦34.00 (13)
0.15≦d5/TTL≦0.17 (14)
【0010】
好ましくは、前記第4レンズは、負の屈折力を有し、前記第4レンズの像側面は、近軸において凹面であり、
前記第4レンズの焦点距離をf4、前記第4レンズの軸上厚みをd7としたときに、以下の条件式(15)と(16)を満たす。
―54.00≦f4/f≦―2.68 (15)
0.02≦d7/TTL≦0.15 (16)
(【0011】以降は省略されています)
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