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公開番号2025062386
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-14
出願番号2023171413
出願日2023-10-02
発明の名称偏光光学素子、光学機器及び表示装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 5/02 20060101AFI20250407BHJP(光学)
要約【課題】防眩性及び反射防止性を備え、環境耐久性が高い偏光光学素子を提供することを目的とする。
【解決手段】偏光光学素子は、基材と、基材の表面に設けられ、第1の方向に延在し、第1の方向と交差する第2の方向に周期的に配列する複数の凸部を含む周期構造とを有し、凸部の頂部に第1の方向の長さが互いに異なる複数の凹部が設けられ、複数の凹部は、第1の凹部と、第1の凹部と第1の方向において隣接する第2の凹部と、第2の凹部と第1の方向において隣接する第3の凹部とを含み、第1の凹部の第1の方向の長さは、凸部が第2の方向に配列する周期より長く、第1の凹部と前第2の凹部との間の第1の方向の距離は、第2の凹部と第3の凹部との間の第1の方向の距離と異なる。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、
前記基材の表面に設けられ、第1の方向に延在し、前記第1の方向と交差する第2の方向に周期的に配列する複数の凸部を含む周期構造とを有し、
前記凸部の頂部に前記第1の方向の長さが互いに異なる複数の凹部が設けられ、
前記複数の凹部は、第1の凹部と、前記第1の凹部と前記第1の方向において隣接する第2の凹部と、前記第2の凹部と前記第1の方向において隣接する第3の凹部とを含み、
前記第1の凹部の前記第1の方向の長さは、前記凸部が前記第2の方向に配列する周期より長く、
前記第1の凹部と前記第2の凹部との間の前記第1の方向の距離は、前記第2の凹部と前記第3の凹部との間の前記第1の方向の距離と異なる
ことを特徴とする偏光光学素子。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記複数の凹部は、前記第1の凹部と前記第2の方向において隣接する第4の凹部と、前記第4の凹部と前記第2の方向において隣接する第5の凹部とを含み、
前記第1の凹部の中心と前記第4の凹部の中心との間の前記第1の方向の距離は、前記第4の凹部の中心と前記第5の凹部の中心との間の前記第1の方向の距離と異なる
ことを特徴とする請求項1に記載の偏光光学素子。
【請求項3】
前記複数の凹部は、前記第1の方向の長さが互いに異なる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光学素子。
【請求項4】
前記複数の凹部は、前記第1の方向に異なる間隔を空けて配置されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光学素子。
【請求項5】
前記複数の凸部は、第1の凸部と、前記第1の凸部と前記第2の方向において隣接する第2の凸部とを含み、
前記第1の凸部の前記頂部に設けられた前記複数の凹部は、前記第2の凸部の前記頂部に設けられた前記複数の凹部と配置が異なる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光学素子。
【請求項6】
前記第1の凹部の前記第1の方向の長さが、前記周期の1.6倍以上16.6倍以下である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光学素子。
【請求項7】
前記複数の凹部の前記第2の方向の長さの平均が、前記凸部の前記第2の方向の幅L以下である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光学素子。
【請求項8】
前記偏光光学素子を前記偏光光学素子の光学面の法線方向から観察したとき、前記周期をP、前記凸部の前記第2の方向の幅をLとして、前記偏光光学素子の表面積に占める前記凹部の面積の割合が比L/Pより小さい
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光学素子。
【請求項9】
前記凹部の深さが、前記凸部の間の深さよりも浅い
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光学素子。
【請求項10】
前記基材及び前記周期構造は、同一の材料から構成されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光光学素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光光学素子、光学機器及び表示装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、タッチ式表示装置等の表示装置に用いられる偏光光学素子は、表面に蛍光灯、太陽光等の外部光が反射することで視認性が著しく低下する。また、表示装置を正面から見たときに、偏光光学素子を透過した光が非常に眩しく見えることがある。このため、表示装置の偏光光学素子表面には、微細凹凸構造や微細粒子を用いた防眩機能や反射防止機能を設けることが一般的である。
【0003】
例えば、特許文献1には、表示装置の視認性を向上させることを目的として偏光光学素子表面に透明性微粒子を分散させた防眩層を積層することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-58616号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、高温環境下、高湿環境下等の使用環境によっては、偏光光学素子表面の積層膜の内部応力が大きくなり、積層膜にクラックが発生する虞があった。
【0006】
そこで、本発明は、防眩性及び反射防止性を備え、環境耐久性が高い偏光光学素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一観点によれば、基材と、前記基材の表面に設けられ、第1の方向に延在し、前記第1の方向と交差する第2の方向に周期的に配列する複数の凸部を含む周期構造とを有し、前記凸部の頂部に前記第1の方向の長さが互いに異なる複数の凹部が設けられ、前記複数の凹部は、第1の凹部と、前記第1の凹部と前記第1の方向において隣接する第2の凹部と、前記第2の凹部と前記第1の方向において隣接する第3の凹部とを含み、前記第1の凹部の前記第1の方向の長さは、前記凸部が前記第2の方向に配列する周期より長く、前記第1の凹部と前記第2の凹部との間の前記第1の方向の距離は、前記第2の凹部と前記第3の凹部との間の前記第1の方向の距離と異なる偏光光学素子が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、偏光光学素子の環境耐久性と、防眩性及び反射防止性との両立を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る光学素子を示す斜視図である。
図1A中の円で囲まれた部分を拡大して示す斜視図である。
図1Bを光学面の法線方向から観察した平面図である。
第1実施形態に係る光学素子を光学面の法線方向から観察した平面視における複数の微細凹部の配置例を示す平面図である。
第1実施形態に係る光学素子における格子構造の形状例を示す斜視図である。
第1実施形態に係る光学素子における微細凹部の形状例を示す斜視図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す断面図である。
実施例1の光学素子を光学面の法線方向からSEMにより観察した写真である。
実施例1の光学素子を光学面の斜め方向からSEMにより観察した写真である。
第2実施形態に係る表示装置を示す断面図である。
第2実施形態に係る表示装置における外部からの入射光及び内部からの出射光を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、以下に説明する形態は、発明のいくつかの実施形態であって、これに限定されるものではない。そして、共通する構成を複数の図面を相互に参照して説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。同じ名称で称される複数の構成については、それぞれ、第1の構成、第2の構成というように名称の前に「第〇」を付けて区別することがある。また、符号については、共通の符号の後に小文字のアルファベットを付して複数の構成を区別することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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