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公開番号
2025059173
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169015
出願日
2023-09-29
発明の名称
撮像装置、その制御方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
7/28 20210101AFI20250403BHJP(光学)
要約
【課題】事前準備時と異なる撮像条件となった場合等でもフォーカスガイドを適切に表示することが可能な撮像装置等を提供する。
【解決手段】マニュアルフォーカス機能を有し、被写体と当該被写体に対する合焦アシストのためのガイド指標を表示可能な撮像装置であって、設定時における、ガイド指標の位置情報と被写体に対するマニュアルフォーカスの合焦位置と撮像に関する値を示す撮像情報とを紐付けて記憶する記憶部と、記憶部に記憶されている合焦位置と現在のフォーカス位置とが所定範囲内の場合、前記記憶部に記憶されている撮像情報と現在の撮像情報との差が第2所定範囲内であるか否かを判定する判定部と、判定部により両撮像情報の差が第2所定範囲内であると判定された場合、表示部に対して、記憶部に記憶されている位置情報で示される位置において、被写体に対するガイド指標を表示する表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
マニュアルフォーカス機能を有し、被写体と当該被写体に対する合焦アシストのためのガイド指標を表示可能な撮像装置であって、
設定時における、ガイド指標の位置情報と被写体に対するマニュアルフォーカスの合焦位置と撮像に関する値を示す撮像情報とを紐付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている合焦位置と現在のフォーカス位置とが所定範囲内の場合、前記記憶部に記憶されている撮像情報と現在の撮像情報との差が第2所定範囲内であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部により両撮像情報の差が第2所定範囲内であると判定された場合、表示部に対して、前記記憶部に記憶されている前記位置情報で示される位置において、被写体に対するガイド指標を表示させる表示制御部と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記判定部は、
前記記憶部に記憶されている合焦位置と現在のフォーカス位置とが前記所定範囲内の場合、前記記憶部に記憶されている撮像情報としてのズーム位置と現在のズーム位置との差が第3所定範囲内であるか否かを判定し、
前記表示制御部は更に、
前記判定部により両ズーム位置の差が第3所定範囲内であると判定された場合、前記表示部に対して、前記記憶部に記憶されている前記位置情報で示される位置において被写体に対する前記ガイド指標を表示させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、
自装置の外部出力端子を介して接続された自装置外部の表示部に対して、前記記憶部に記憶されている前記位置情報で示される位置において、被写体に対する前記ガイド指標を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、
自装置に備えられた表示部としての表示デバイスに対して、前記記憶部に記憶されている前記位置情報で示される位置において、被写体に対する前記ガイド指標を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記記憶部に記憶されている前記位置情報で示される位置における被写体へのピントが合った程度を示す合焦度が第4所定範囲内か否かを判定する合焦度判定部を更に備え、
前記表示制御部は更に、
前記合焦度判定部により合焦度が第4所定範囲内にあると判定された場合、前記表示部に対して、前記記憶部に記憶されている前記位置情報で示される位置において、被写体に対して前記ガイド指標を表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項6】
被写体の顔を中心に所定範囲拡大された再検出エリアにおいて、当該顔を検出する再検出部を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記設定時における被写体の顔を含む顔情報を記憶する被写体情報記憶部を更に備え、
前記表示制御部は更に、
前記再検出部により検出された顔の情報が、前記被写体情報記憶部に記憶されている顔情報に含まれる場合、前記表示部に対して、前記ガイド指標を当該顔の情報に合わせるように表示させることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記被写体情報記憶部は、
前記顔情報として、顔の情報、動体を認識した被写体の種類情報、認識したシーン情報および予め登録された個人を識別するための顔登録情報の内の、少なくとも顔の情報を含む情報を記憶することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記被写体情報記憶部は、
前記顔情報として、顔の情報、動体を認識した被写体の種類情報、認識したシーン情報および予め登録された個人を識別するための顔登録情報の内の、少なくとも、顔の情報、顔登録情報を含む情報を記憶し、
前記表示制御部は更に、
前記再検出部により顔が複数検出された場合、前記表示部に対して、前記被写体情報記憶部に記憶されている顔登録情報が一致する顔に対して前記ガイド指標を表示させることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記ガイド指標は、
枠形状のオブジェクトとその周囲の複数の指標のオブジェクトとで成る表示オブジェクトであり、合焦状態と非合焦状態とでは表示オブジェクト全体の色が変化することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、その制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
映像作品の制作において、被写体へのピント合わせをマニュアルフォーカス操作で行う撮像手法がある。「マニュアルフォーカス (Manual Focus:MF)」 とはカメラのピント合わせの操作をユーザ自らの手で行うものを称する。その中で、任意のフォーカス位置に対する指標表示の位置を予め登録しておくものがある。そして、ユーザが現在のフォーカス位置と指標表示された位置との関係を見ながらマニュアルフォーカス操作を行う「フォーカスポジションガイド」の機能が提案されている。
【0003】
一方で、特許文献1はマニュアルフォーカスによるピント合わせの精度を向上するためにユーザの操作量に対するフォーカス位置の変位量を切り換える技術を開示している。また、特許文献2はユーザが合焦度を視認して調整を容易にするフォーカスガイドを表示する技術を開示している。
【0004】
これらの技術を組み合わせたものとして、以下のようなものがある。フォーカスポジションの位置登録時にフォーカスガイド枠を表示し、さらにフォーカスポジションの合焦位置と対応してフォーカスガイド枠位置情報を記憶する。そして、撮像時にフォーカスポジションが登録した合焦位置に近づいた場合、フォーカスポジションに対応して記憶されたフォーカスガイド枠を撮像時に表示するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-124497号公報
特願2021―119408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、事前準備時と異なる撮像条件(距離、ズーム状態、AFモード等)で撮像を行おうとする場合、フォーカスガイドを表示すると次述の問題が発生する。つまり、ユーザが合焦しようとする対象が異なる画角となってしまうことや、フォーカスガイド枠が被写体近傍の画像を隠すだけとなってしまう場合がある。このような場合にはフォーカスガイド枠を表示すると撮像の妨げとなってしまう等の問題があった。
【0007】
本発明の目的は、事前準備時と異なる撮像条件となった場合であってもフォーカスガイドを適切に表示することが可能な撮像装置、その制御方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、マニュアルフォーカス機能を有し、被写体と当該被写体に対する合焦アシストのためのガイド指標を表示可能な撮像装置であって、設定時における、ガイド指標の位置情報と被写体に対するマニュアルフォーカスの合焦位置と撮像に関する値を示す撮像情報とを紐付けて記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている合焦位置と現在のフォーカス位置とが所定範囲内の場合、前記記憶部に記憶されている撮像情報と現在の撮像情報との差が第2所定範囲内であるか否かを判定する判定部と、前記判定部により両撮像情報の差が第2所定範囲内であると判定された場合、表示部に対して、前記記憶部に記憶されている前記位置情報で示される位置において、被写体に対するガイド指標を表示する表示制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、撮像条件が事前準備時と異なる条件となった場合であってフォーカスガイドを適切に表示することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ビデオカメラ100の構成図である。
フォーカスポジションが表示されている画面例の説明図である。
フォーカスガイドの表示パターン例を示す説明図である。
第1実施形態の処理を示すフローチャートである。
第2実施形態の処理を示すフローチャートである。
第3実施形態の処理を示すフローチャートである。
第3実施形態の撮像装置においてフォーカスガイドの表示画面例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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