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公開番号2025043898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151469
出願日2023-09-19
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60L 55/00 20190101AFI20250325BHJP(車両一般)
要約【課題】出発予定時刻を経過した後に車両が電力スタンドに接続されている状態の場合には、外部の設備などと充電または放電の少なくとも一方を実施することができる車両を提供する。
【解決手段】車両を制御する制御装置であって、車両10は、蓄電装置11と、電力変換器13とを備える。電力変換器13は、車両外部からの電力を用いて蓄電装置11を充電と、車両外部に蓄電装置11からの電力を放電と、の少なくとも一方が可能に形成されている。制御装置は、CPU72と、プロセッサによって実行される処理を記憶するメモリ73と、を備える。CPU72は、出発予定時刻に車両10のユーザが設定した目標SOCになるように給電装置を制御する。CPU72は、出発予定時刻経過後も車両10が出発してない場合、下限SOCよりも高い範囲において、充電または放電の少なくとも一方を給電装置に実施させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両を制御する制御装置であって、
前記車両は、蓄電装置と、給電装置とを備え、
前記給電装置は、車両外部からの電力を用いて前記蓄電装置を充電と、前記車両外部に前記蓄電装置からの電力を放電と、の少なくとも一方が可能に形成されており、
前記制御装置は、プロセッサと、前記プロセッサによって実行される処理を記憶するメモリと、を備え、
前記プロセッサは、出発予定時刻に前記車両のユーザが設定した目標SOCになるように前記給電装置を制御し、
前記プロセッサは、前記出発予定時刻が経過した際に前記車両が出発していない場合において、前記車両の前記ユーザが設定した下限SOCよりも高い範囲において、充電または放電の少なくとも一方を前記給電装置に実施させる、制御装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記給電装置は、車両外部に設けられた電力設備からの電力を用いて前記蓄電装置を充電と、前記電力設備に前記蓄電装置からの電力の放電と、の少なくとも一方が可能に形成されており、
前記電力設備は、少なくとも1つの電力負荷を有する設備に接続されており、
前記電力負荷が消費する電力の電気料金が、前記蓄電装置に充電された電力の電気料金よりも高い場合には、前記プロセッサは、前記給電装置に前記蓄電装置からの電力を前記電力設備へ放電させる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記電力設備は、再生可能エネルギーを用いて発電可能であって、前記電気負荷に電力を供給する発電装置を含み、
前記制御装置は、前記発電装置において余剰電力が発生していると判断すると、前記給電装置に前記蓄電装置を充電させる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記車両は、前記給電装置と前記蓄電装置の間の電気回路に設けられたリレーをさらに備え、
前記プロセッサは、前記出発予定時刻から、前記リレーをオンにする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記リレーの作動回数が所定回数以上となった場合と、
前記蓄電装置の劣化状態を示す劣化度が所定値以上となった場合と、
前記給電装置の充電および放電の積算充放電時間が所定値以上となった場合と
のいずれかの場合となると、電力活用制御を実施しない、請求項4に記載の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2021-177697号公報に記載された車両は、蓄電装置を備えており、電力スタンドから供給される電力で蓄電装置を充電可能に構成されている。さらに、上記の車両は、出発予定時刻を設定して、出発予定時刻までに充電を完了するタイマー充電が実施可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-177697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、再生可能エネルギー発電の発電力がピークになる時間帯に車載蓄電装置を充電することで、家などの設備内において余剰となった電力の有効活用することについて検討されている。また、車両が電力スタンドに接続されている場合に、家などの設備内での消費電力を車両の蓄電装置内の電力で補填することも検討されている。
【0005】
その一方で、上記の車両においては、出発予定時刻を経過した後においても車両が電力スタンドに接続されている場合に、電力スタンドとの間で充放電することができない。
【0006】
そのため、出発予定時刻を経過した後に車両が電力スタンドに接続されている状態においても、家などの設備内において余剰となった電力を車両の蓄電装置に充電することができないとの課題が生じる。また、出発予定時刻を経過した後に車両が電力スタンドに接続されている状態において、車両の蓄電装置内の電力を家などの設備に供給することができないとの課題が生じる。
【0007】
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、出発予定時刻を経過した後に車両が電力スタンドに接続されている状態の場合には、外部の設備などと充電または放電の少なくとも一方を実施することができるよう車両を制御する制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る制御装置は、車両を制御する制御装置であって、前記車両は、蓄電装置と、給電装置とを備え、前記給電装置は、車両外部からの電力を用いて前記蓄電装置を充電と、前記車両外部に蓄電装置からの電力を放電と、の少なくとも一方が可能に形成されており、前記制御装置は、プロセッサと、前記プロセッサによって実行される処理を記憶するメモリと、を備え、前記プロセッサは、出発予定時刻に前記車両のユーザが設定した目標SOCになるように前記給電装置を制御し、前記プロセッサは、前記出発予定時刻が経過した際に車両が出発していない場合において、前記車両のユーザが設定した下限SOCよりも高い範囲において、充電または放電の少なくとも一方を前記給電装置に実施させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る制御装置によれば、出発予定時刻を経過した後に車両が電力スタンドに接続されている状態の場合には、外部の設備などと充電または放電の少なくとも一方を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に従う車両を含む電力システムの全体構成を概略的に示す図である。
SOC使用可能範囲およびSOCの時間推移の一例を示した図である。
ECU15、電力スタンド20、電力設備30、サーバ70、ユーザ端末80により実行されるフロー図である。
図3に示すフローの続きを示すフロー図である。
ステップS17における電力活用制御に係る指令選択方法について詳しく説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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