TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025043598
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-01
出願番号
2023150970
出願日
2023-09-19
発明の名称
半導体集積回路および半導体装置
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H03K
23/00 20060101AFI20250325BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】グレイコードを好適に生成できる半導体集積回路および半導体装置を提供すること。
【解決手段】第1FFおよび第2FFのクロック端子にはクロック信号が入力される。第2FFのD端子には第1FFのQ端子が出力する第1信号が入力される。第1インバータは第2FFのQ端子から出力される第2信号に対して反転の演算を行う。第1インバータから出力される信号は第1FFのD端子に入力される。第2インバータは、第1信号に対して反転の演算を行う。(L-1)個の加算器のそれぞれは、キャリー信号に基づく加算によってグレイコードのうちのそれぞれ異なるビットを演算する。回路ブロックは、第1加算器のキャリー信号を第1信号と第2信号との論理積の演算に基づいて生成する。回路ブロックは、第2加算器~第(L-1)加算器のキャリー信号を第2信号と第2インバータが出力する信号とに基づいて生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1クロック信号のカウント値に応じたLビット(ただしLは3以上の整数)のグレイコードを生成する半導体集積回路であって、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第1フリップフロップと、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第2フリップフロップであって、前記第2フリップフロップのD端子には前記第1フリップフロップのQ端子から出力される第1信号が入力される、前記第2フリップフロップと、
前記第2フリップフロップのQ端子から出力される第2信号に対して反転の演算を行う第1インバータであって、前記第1インバータから出力される信号が前記第1フリップフロップのD端子に入力される、前記第1インバータと、
前記第1信号に対して反転の演算を行う第2インバータと、
それぞれは入力されるキャリー信号に基づく加算によって前記グレイコードのうちのそれぞれ異なるビットを演算する(L-1)個の加算器と、
前記(L-1)個の加算器のうちの第1加算器に入力されるキャリー信号を前記第1信号と前記第2信号との論理積の演算に基づいて生成し、前記(L-1)個の加算器のうちの第2加算器から第(L-1)加算器までのそれぞれに入力されるキャリー信号を前記第2信号と前記第2インバータが出力する信号とに基づいて生成する、回路ブロックと、
前記第2信号を出力する第1端子と、
前記(L-1)個の加算器のうちそれぞれに対応する加算器から出力される信号をそれぞれ出力する(L-1)個の第2端子と、
を備える半導体集積回路。
続きを表示(約 4,100 文字)
【請求項2】
前記(L-1)個の加算器のそれぞれは、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第3フリップフロップと、
入力されるキャリー信号と前記第3フリップフロップのQ端子から出力される第3信号との排他的論理和を演算する排他的論理和回路であって、前記排他的論理和回路から出力される信号が前記第3フリップフロップのD端子に入力される、前記排他的論理和回路と、
を備え、
前記(L-1)個の第2端子のそれぞれは、対応する前記(L-1)個の加算器のそれぞれの第3信号を出力する、
請求項1に記載の半導体集積回路。
【請求項3】
前記第(L-1)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第3信号と、前記(L-1)個の加算器のうちの第(L-2)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第3信号と、の排他的論理和を演算し、前記排他的論理和の演算によって得られた信号に対して反転の演算を実行する排他的ノア回路と、
前記排他的ノア回路から出力される第4信号と、前記第(L-1)加算器のためのキャリー信号として前記回路ブロックから出力される第5信号と、の論理積を演算する第1論理積回路と、
をさらに備え、
前記第(L-1)加算器が備える前記排他的論理和回路は、前記第1論理積回路から出力される信号と、前記第(L-1)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第3信号と、の排他的論理和を演算する、
請求項2に記載の半導体集積回路。
【請求項4】
前記第4信号に対して反転の演算を行う第3インバータと、
前記第3インバータから出力される信号と前記第5信号との論理積を演算する第2論理積回路と、
前記第2論理積回路から出力される信号を出力する第3端子と、
をさらに備える請求項3に記載の半導体集積回路。
【請求項5】
第1クロック信号のカウント値に応じたLビット(ただしLは3以上の整数)のグレイコードを生成する半導体集積回路であって、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第1フリップフロップと、
選択信号が入力される第1端子と、
前記第1フリップフロップのQ端子から出力される第1信号と前記選択信号との排他的論理和を演算し、前記排他的論理和の演算によって得られた信号に対して反転の演算を実行する第1排他的ノア回路と、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第2フリップフロップであって、前記第2フリップフロップのD端子には前記第1排他的ノア回路から出力される信号が入力される、前記第2フリップフロップと、
前記第2フリップフロップのQ端子から出力される第2信号と前記選択信号との排他的論理和を演算する第1排他的論理和回路であって、前記第1排他的論理和回路から出力される信号が前記第1フリップフロップのD端子に入力される、前記第1排他的論理和回路と、
前記第1信号と前記選択信号との排他的論理和を演算し、前記排他的論理和の演算によって得られた信号に対して反転の演算を実行する第2排他的ノア回路と、
前記第1信号と前記選択信号との排他的論理和を演算する第2排他的論理和回路と、
それぞれは入力されるキャリー信号に基づく加算によって前記グレイコードのうちのそれぞれ異なるビットを演算する(L-1)個の加算器と、
前記(L-1)個の加算器のうちの第1加算器に入力されるキャリー信号を前記第2排他的ノア回路から出力される信号と前記第2信号との論理積の演算に基づいて生成し、前記(L-1)個の加算器のうちの第2加算器から第(L-1)加算器までのそれぞれに入力されるキャリー信号を第2排他的論理和回路から出力される信号と前記第2信号とに基づいて生成する、回路ブロックと、
前記第2信号を出力する第2端子と、
前記(L-1)個の加算器のうちそれぞれに対応する加算器から出力される信号をそれぞれ出力する(L-1)個の第3端子と、
を備える半導体集積回路。
【請求項6】
前記(L-1)個の加算器のそれぞれは、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第3フリップフロップと、
入力されるキャリー信号と前記第3フリップフロップのQ端子から出力される第3信号との排他的論理和を演算する第3排他的論理和回路であって、前記第3排他的論理和回路から出力される信号が前記第3フリップフロップのD端子に入力される、前記第3排他的論理和回路と、
を備え、
前記(L-1)個の第2端子のそれぞれは、対応する前記(L-1)個の加算器のそれぞれの第3信号を出力する、
請求項5に記載の半導体集積回路。
【請求項7】
前記第(L-1)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第3信号と、前記(L-1)個の加算器のうちの第(L-2)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第3信号と、の排他的論理和を演算する第4排他的論理和回路と、
前記第4排他的論理和回路から出力される信号と前記選択信号との排他的論理和を演算する第5排他的論理和回路と、
前記第5排他的論理和回路から出力される第4信号と、前記第(L-1)加算器のためのキャリー信号として前記回路ブロックから出力される第5信号と、の論理積を演算する第1論理積回路と、
をさらに備え、
前記第(L-1)加算器が備える前記第3排他的論理和回路は、前記第1論理積回路から出力される信号と、前記第(L-1)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第3信号と、の排他的論理和を演算する、
請求項6に記載の半導体集積回路。
【請求項8】
前記第4信号に対して反転の演算を行うインバータと、
前記インバータから出力される信号と前記第5信号との論理積を演算する第2論理積回路と、
前記第2論理積回路から出力される信号を出力する第4端子と、
をさらに備える請求項7に記載の半導体集積回路。
【請求項9】
第1クロック信号のカウント値に応じたLビット(ただしLは3以上の整数)のグレイコードを生成する半導体集積回路であって、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第1フリップフロップと、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第2フリップフロップであって、前記第2フリップフロップのQ端子が出力する第1信号が前記第1フリップフロップのD端子に入力される、前記第2フリップフロップと、
前記第1フリップフロップのQ端子が出力する第2信号に対して反転の演算を行う第1インバータであって、前記第1インバータが出力する前記第2信号を反転した第3信号が前記第2フリップフロップのD端子に入力される、前記第1インバータと、
それぞれは入力されるキャリー信号に基づく加算によって前記グレイコードのうちのそれぞれ異なるビットを演算する(L-1)個の加算器と、
前記(L-1)個の加算器のうちの第1加算器に入力されるキャリー信号を前記第1信号と前記第3信号との論理積の演算に基づいて生成し、前記(L-1)個の加算器のうちの第2加算器から第(L-1)加算器までのそれぞれに入力されるキャリー信号を前記第1信号と前記第2信号とに基づいて生成する、回路ブロックと、
前記第1信号を出力する第1端子と、
前記(L-1)個の加算器のうちそれぞれに対応する加算器から出力される信号をそれぞれ出力する(L-1)個の第2端子と、
を備え、
前記(L-1)個の加算器のそれぞれは、
前記第1クロック信号がクロック端子に入力される第3フリップフロップと、
入力されるキャリー信号と前記第3フリップフロップのQ端子が出力する第4信号との排他的論理和を演算し、前記排他的論理和の演算によって得られた信号を前記第3フリップフロップのD端子に入力する第1排他的論理和回路と、
を備え、
前記(L-1)個の第2端子のそれぞれは、対応する前記(L-1)個の加算器のそれぞれの第4信号を出力し、
前記第(L-1)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第4信号と、前記(L-1)個の加算器のうちの第(L-2)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第4信号と、の排他的論理和を演算する第2排他的論理和回路と、
前記第2排他的論理和回路から出力される第5信号と、前記第(L-1)加算器のためのキャリー信号として前記回路ブロックから出力される第6信号と、の論理積を演算する第1論理積回路と、
をさらに備え、
前記第(L-1)加算器が備える前記第1排他的論理和回路は、前記第1論理積回路から出力される信号と、前記第(L-1)加算器が備える前記第3フリップフロップのQ端子から出力される前記第4信号と、の排他的論理和を演算する、
半導体集積回路。
【請求項10】
前記第5信号に対して反転の演算を行う第2インバータと、
前記第2インバータから出力される信号と前記第6信号との論理積を演算する第2論理積回路と、
前記第2論理積回路から出力される信号を出力する第3端子と、
をさらに備える請求項9に記載の半導体集積回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、半導体集積回路および半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
クロックのカウント値に応じたグレイコードを出力する半導体集積回路として、グレイコードカウンタがある。グレイコードは、1のカウント値の変化に対して1ビットしか変化しないコードである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-131071号公報
【非特許文献】
【0004】
M. Cohen, and S. Even, "A Gray code counter," IEEE Transactions on Computers, vol. C-18, no.7, pp. 662-664, Jul. 1969.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一つの実施形態は、グレイコードを好適に生成できる半導体集積回路および半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態によれば、半導体集積回路は、第1クロック信号のカウント値に応じたLビット(ただしLは3以上の整数)のグレイコードを生成する。半導体集積回路は、第1フリップフロップと、第2フリップフロップと、第1インバータと、第2インバータと、(L-1)個の加算器と、回路ブロックと、第1端子と、(L-1)個の第2端子と、を備える。第1フリップフロップのクロック端子および第2フリップフロップのクロック端子には第1クロック信号が入力される。第2フリップフロップのD端子には第1フリップフロップのQ端子が出力する第1信号が入力される。第1インバータは第2フリップフロップのQ端子から出力される第2信号に対して反転の演算を行う。第1インバータから出力される信号は第1フリップフロップのD端子に入力される。第2インバータは、第1信号に対して反転の演算を行う。(L-1)個の加算器のそれぞれは、入力されるキャリー信号に基づく加算によってグレイコードのうちのそれぞれ異なるビットを演算する。回路ブロックは、(L-1)個の加算器のうちの第1加算器に入力されるキャリー信号を第1信号と第2信号との論理積の演算に基づいて生成する。回路ブロックは、(L-1)個の加算器のうちの第2加算器から第(L-1)加算器までのそれぞれに入力されるキャリー信号を第2信号と第2インバータが出力する信号とに基づいて生成する。第1端子は、第2信号を出力する。(L-1)個の第2端子は、(L-1)個の加算器のうちそれぞれに対応する加算器から出力される信号をそれぞれ出力する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態のグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図。
第1の実施形態のグレイコードカウンタにおける各種信号の遷移の一例を示すタイミングチャート。
図2に示したタイミングチャートに対応した真理値表。
第2の実施形態のグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図。
第2の実施形態のグレイコードカウンタにおける各種信号の遷移の一例を示すタイミングチャート。
第3の実施形態のグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図。
第3の実施形態のグレイコードカウンタにおける各種信号の遷移の一例を示すタイミングチャート。
第4の実施形態のグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図。
第4の実施形態のグレイコードカウンタにかかる、選択信号SELが「0」にセットされている場合における真理値表。
第4の実施形態のグレイコードカウンタにおける各種信号の遷移の一例を示すタイミングチャート。
第5の実施形態のグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図。
第5の実施形態のグレイコードカウンタにおける各種信号の遷移の一例を示すタイミングチャート。
第6の実施形態のグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図。
第6の実施形態のグレイコードカウンタにおける各種信号の遷移の一例を示すタイミングチャート。
第7の実施形態のグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図。
第7の実施形態のグレイコードカウンタにおける各種信号の遷移の一例を示すタイミングチャート。
第8の実施形態のグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図。
第8の実施形態のグレイコードカウンタにおける各種信号の遷移の一例を示すタイミングチャート。
第9の実施形態のメモリシステムの構成の一例を示す図。
第9の実施形態のブリッジチップの一部の構成の一例を示す図。
第9の実施形態の周波数カウンタの構成の一例を示す図。
第9の実施形態の周波数カウンタにおける各種信号の波形の一例を示すタイミングチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる半導体集積回路および半導体装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0009】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の半導体集積回路であるグレイコードカウンタの回路構成の一例を示す図である。以降では、信号のレベルに対応する論理値に関し、「H」ステートは「1」、「L」ステートは「0」を表すこととして説明する。
【0010】
グレイコードカウンタ1は、それに入力されるクロック信号CLKのカウント値に応じたLビット(ただしLは3以上の整数)のグレイコードを出力する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アズビル株式会社
電子回路
12日前
株式会社大真空
恒温槽型圧電発振器
1か月前
インターチップ株式会社
電子回路
1か月前
三栄ハイテックス株式会社
発振回路
1か月前
ミツミ電機株式会社
比較回路
19日前
株式会社村田製作所
弾性波装置
1か月前
住友理工株式会社
接触検知装置
1日前
TDK株式会社
電子部品
12日前
TDK株式会社
電子部品
15日前
日本電気株式会社
デルタシグマ変調装置
2か月前
三栄ハイテックス株式会社
バッファ回路
1か月前
西部電機株式会社
入力回路及び切替方法
2日前
ミツミ電機株式会社
弾性波フィルタ
28日前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
12日前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
1か月前
ルネサスエレクトロニクス株式会社
半導体装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
27日前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
今日
矢崎総業株式会社
ノイズフィルター
2か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
6日前
ローム株式会社
演算増幅器および半導体装置
1か月前
ローム株式会社
リニア電源回路
15日前
ローム株式会社
発振回路
1か月前
ローム株式会社
DA変換装置
15日前
富士電機株式会社
駆動回路
12日前
株式会社フジクラ
波形歪評価装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
振動デバイス
27日前
ローム株式会社
スイッチ回路
1か月前
ローム株式会社
バッファ回路、半導体集積回路
1か月前
カーネルチップ株式会社
低電圧信号レベルシフタ回路
7日前
株式会社京三製作所
スイッチング増幅器
6日前
富士電機株式会社
制御回路及び半導体モジュール
14日前
ローム株式会社
レベルシフタ
今日
株式会社日立製作所
半導体装置
16日前
株式会社デンソー
負荷駆動装置
1か月前
株式会社村田製作所
電力増幅器
12日前
続きを見る
他の特許を見る