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公開番号2025042231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149112
出願日2023-09-14
発明の名称放射冷却構造
出願人バンドー化学株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類B32B 15/082 20060101AFI20250319BHJP(積層体)
要約【課題】高温下で使用されても安定した防眩性を有する放射冷却構造を提供する。
【解決手段】放射冷却構造は、エチレン酢酸ビニルを含む熱可塑性樹脂で形成された樹脂層12と、それに積層された金属反射層13とを備える。樹脂層12と金属反射層13との界面が凹凸を有するとともに、金属反射層13が樹脂層12との界面の凹凸に沿うように形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エチレン酢酸ビニルを含む熱可塑性樹脂で形成された樹脂層と、前記樹脂層に積層された金属反射層と、を備えた放射冷却構造であって、
前記樹脂層と前記金属反射層との界面が凹凸を有するとともに、前記金属反射層が前記樹脂層との界面の凹凸に沿うように形成されている放射冷却構造。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載された放射冷却構造において、
前記樹脂層は、前記金属反射層との積層前の表面が凹凸を有する放射冷却構造。
【請求項3】
請求項2に記載された放射冷却構造において、
前記凹凸の算術平均高さSaが1μm以上3μm以下である放射冷却構造。
【請求項4】
請求項2に記載された放射冷却構造において、
前記樹脂層の前記金属反射層との積層前の表面の凹凸が梨地状である放射冷却構造。
【請求項5】
請求項1に記載された放射冷却構造において、
前記エチレン酢酸ビニルの酢酸ビニル含有率が10質量%以上30質量%以下である放射冷却構造。
【請求項6】
請求項1に記載された放射冷却構造において、
前記エチレン酢酸ビニルの融点が60℃以上である放射冷却構造。
【請求項7】
請求項1に記載された放射冷却構造において、
前記金属反射層が銀又は銀合金で形成されている放射冷却構造。
【請求項8】
請求項1に記載された放射冷却構造において、
前記金属反射層の厚さが50nm以上である放射冷却構造。
【請求項9】
請求項1に記載された放射冷却構造において、
前記金属反射層に積層された第2樹脂層を更に備え、前記第2樹脂層が前記金属反射層との界面の凹凸を埋めて平すように形成されている放射冷却構造。
【請求項10】
請求項9に記載された放射冷却構造において、
前記第2樹脂層を形成する熱可塑性樹脂が前記樹脂層を形成する熱可塑性樹脂と同一である放射冷却構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射冷却構造に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂層上に光反射層が設けられた構成を備えた放射冷却構造が知られている。例えば、特許文献1には、エチレン酢酸ビニルの樹脂層上に銀の光反射層が設けられた構成を備えた放射冷却構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-002558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、高温下で使用されても安定した防眩性を有する放射冷却構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、エチレン酢酸ビニルを含む熱可塑性樹脂で形成された樹脂層と、前記樹脂層に積層された金属反射層とを備えた放射冷却構造であって、前記樹脂層と前記金属反射層との界面が凹凸を有するとともに、前記金属反射層が前記樹脂層との界面の凹凸に沿うように形成されている。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、エチレン酢酸ビニルを含む熱可塑性樹脂で形成された樹脂層と金属反射層との界面が凹凸を有するとともに、金属反射層が樹脂層との界面の凹凸に沿うように形成されていることにより、高温下で使用されても安定した防眩性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る放射冷却シートの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態について詳細に説明する。
【0009】
図1は、実施形態に係る放射冷却シート10を示す。この放射冷却シート10は、冷却対象物の表面に貼設されて用いられ、太陽光の照射による熱を遮熱するとともに内側の冷却対象物を冷却する。なお、以下の説明では、太陽光が照射される側を「上」及び冷却対象物側を「下」とする。
【0010】
冷却対象物としては、例えば建材類、コンテナ類、自動車関連部品等が挙げられる。建材類としては、例えば住宅用建材、工場・倉庫用建材等が挙げられる。コンテナ類としては、例えば設置用コンテナ、運搬用コンテナ、携帯用コンテナ等が挙げられる。自動車関連部品としては、例えば内装類、空調系、燃料系、電池系等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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