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公開番号2025042181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149039
出願日2023-09-14
発明の名称船舶
出願人住友重機械マリンエンジニアリング株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B63B 15/00 20060101AFI20250319BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】規則で要求される視界を確保することができる船舶を提供する。
【解決手段】船舶1においては、船尾側の見張部から船体11の外部を見たときに、マグナスロータ10A,10B,10C,10Dの背後が死角となる。これに対し、船舶1は、第1の見張部40A及び第2の見張部40Bと、を備える。また、第1の見張部40Aは右舷側に設けられ、第2の見張部40Bは左舷側に設けられる。そのため、第1の見張部40Aから見てマグナスロータ10A,10B,10C,10Dの死角になる箇所は、第2の見張部40Bにて視界を確保することができる。第2の見張部40Bから見てマグナスロータ10A,10B,10C,10Dの死角になる箇所は、第1の見張部40Aにて視界を確保することができる。以上より、規則で要求される視界を確保することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
船体と、
前記船体に設けられ、風力によって前記船体を推進させる風力推進部と、
前記船体における前記風力推進部より船尾側に設けられ、前記船体の外部を見張る第１の見張部及び第２の見張部と、を備え、
前記第１の見張部は右舷側に設けられ、前記第２の見張部は左舷側に設けられる、船舶。
続きを表示（約 130 文字）【請求項２】
前記第１の見張部、及び前記第２の見張部には、互いに通信可能な通信装置がそれぞれ設けられる、請求項１に記載の船舶。
【請求項３】
前記船体における前記風力推進部より船首側に設けられる撮影部を更に備える、請求項１に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、船舶に関するものである。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
船舶においては、操舵室などの見張部（コーニング・ポジション：ＣｏｎｎｉｎｇＰｉｓｉｔｉｏｎ）から船体の前方を見張る必要がある。ここで、帆を用いる船舶の場合、見張部からの前方死角が重なり合わないように、複数の帆をそれぞれ舷側に配置し、規則の許容範囲内に収める船舶が知られている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１５－８５９１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、上述の船舶においては、見張部の死角を低減するために、帆を船体の左右方向の両側に配置しなくてはならない。しかしながら、帆を船体の中央側に配置することが求められる場合もある。そのような場合には規則で要求される視界を確保することができないという問題があった。
【０００５】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、規則で要求される視界を確保することができる船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る船舶は、船体と、船体に設けられ、風力によって船体を推進させる風力推進部と、船体における風力推進部より船尾側に設けられ、船体の外部を見張る第１の見張部及び第２の見張部と、を備え、第１の見張部は右舷側に設けられ、第２の見張部は左舷側に設けられる。
【０００７】
本発明に係る船舶は、船体に設けられ、風力によって船体を推進させる風力推進部を備える。そのため、船舶においては、船尾側の見張部から船体の外部を見たときに、風力推進部の背後が死角となる。これに対し、船舶は、第１の見張部及び第２の見張部と、を備える。また、第１の見張部は右舷側に設けられ、第２の見張部は左舷側に設けられる。そのため、第１の見張部から見て風力推進部の死角になる箇所は、第２の見張部にて視界を確保することができる。第２の見張部から見て風力推進部の死角になる箇所は、第１の見張部にて視界を確保することができる。以上より、規則で要求される視界を確保することができる。
【０００８】
第１の見張部、及び第２の見張部には、互いに通信可能な通信装置がそれぞれ設けられてよい。この場合、第１の見張部と第２の見張部とで、通信装置を介して情報を交換することができる。これにより、一方の見張部において、他方の見張部で確認した情報を取得することができる。
【０００９】
船舶は、船体における風力推進部より船首側に設けられる撮影部を更に備えてよい。この場合、撮影部によって、第１の見張部からの死角、及び第２の見張部からの死角を確認することができる。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、規則で要求される視界を確保することができる船舶を提供できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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