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公開番号2025041635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024207280,2021539599
出願日2024-11-28,2020-01-06
発明の名称新規ペプチドとその使用
出願人センナ バイオサイエンシーズ インク.
代理人個人
主分類C07K 7/06 20060101AFI20250318BHJP(有機化学)
要約【課題】β-APP上のプレセニリン1及び/又はプレセニリン2結合ドメインに結合する新規ペプチド、並びにそれを含む医薬組成物、その方法及び使用を提供する。
【解決手段】Ac-DEEEDEEL-NH2の配列、dEEEDEEL-NH2の配列又はAc-dEEEDEEL-NH2の配列を含むペプチド、該ペプチドを含む医薬組成物、及び疾患又は障害を治療するための該ペプチドの使用。
【選択図】図1A-B
特許請求の範囲【請求項1】
(i)N末端アミノ酸Aspがアセチル化され、C末端アミノ酸Leuがアミド化される
TIFF
2025041635000029.tif
6
170
の配列;
(ii)N末端アミノ酸AspがDアミノ酸であり、C末端アミノ酸Leuがアミド化される
TIFF
2025041635000030.tif
6
170
の配列;又は
(iii)N末端アミノ酸AspがDアミノ酸であり、アセチル化され、C末端アミノ酸Leuがアミド
化される
TIFF
2025041635000031.tif
6
170
の配列
を含むペプチド。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記ペプチドが
TIFF
2025041635000032.tif
7
170
の配列を含む、請求項1記載のペプチド。
【請求項3】
前記ペプチドが
TIFF
2025041635000033.tif
6
170
の配列を含む、請求項1記載のペプチド。
【請求項4】
前記ペプチドが
TIFF
2025041635000034.tif
7
170
の配列を含む、請求項1記載のペプチド。
【請求項5】
配列番号3、配列番号4又は配列番号5の配列を含む第1のドメイン、及び第2のドメイン
を含むペプチド。
【請求項6】
前記第2のドメインがFcドメインを含む、請求項5記載のペプチド。
【請求項7】
前記第2のドメインが精製ペプチドを含む、請求項5記載のペプチド。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載のペプチド及び医薬として許容し得る賦形剤を含む医
薬組成物。
【請求項9】
細胞内のプレセニリン-1(PS-1)及び/又はプレセニリン-2(PS-2)とβ-アミロイド前駆体
タンパク質(β-APP)の結合を減衰させる方法であって、請求項1~7のいずれか一項に記載
のペプチド又は請求項8記載の医薬組成物と細胞とを接触させることを含む、前記方法。
【請求項10】
細胞内のアミロイドβの産生を減衰させるか、アミロイドβ活性を減衰させるか、タウ
タンパク質の産生を減衰させるか、又はタウタンパク質活性を減衰させる方法であって、
請求項1~7のいずれか一項に記載のペプチド又は請求項8記載の医薬組成物と前記細胞と
を接触させることを含み、必要に応じて、アミロイドβ活性がアミロイドβ誘導シグナル
伝達であり、必要に応じて、タウタンパク質活性がタウタンパク質誘導シグナル伝達であ
る、前記方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、米国立衛生研究所(NIH)によって授与されたR44AG043278の下で政府の支援を
受けて行われた。政府は、本発明に一定の権利を有する。
関連出願の相互参照
この出願は、引用によりその全体が本明細書中に組み込まれている、2019年1月7日出願
の米国仮特許出願第62/789,114号の利益を主張するものである。
配列表
この出願は、2020年1月3日に作成され、サイズが4,096バイトで、14461-003-228_SEQ_L
ISTING.txtと命名されたテキスト形式として、この出願と共に提出された配列表を引用に
より組み込んでいる。
(1.分野)
β-APP上のプレセニリン1及び/又はプレセニリン2結合ドメインに結合する新規ペプチ
ド、並びにそれを含む医薬組成物、その方法及び使用が本明細書に提供される。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
(2.背景)
神経変性障害は、特定の神経集団の喪失及び対応する神経機能の喪失を特徴とする進行
性疾患である。様々な神経変性障害の中で、進行性記憶障害及び認知機能低下を特徴とす
るアルツハイマー病(AD)が最もよく見られる。ADの最も明確な神経病理学的特徴は、罹患
した脳内のアミロイドプラーク及び神経原線維のもつれの存在である。前者は、γ-セク
レターゼの切断後に、アミロイド前駆タンパク質(APP; Serrano-Pozoらの文献, 2011, Co
ld Spring Harb Perspect Med. 1,1, a006189参照)のタンパク質分解産物であるアミロイ
ドβ(Aβ)の細胞外沈着によって形成される(Zhangらの文献, 2011, Mol. Brain 4, 3参照
)。
【0003】
プレセニリン1及び2(PS-1及びPS-2)は、γ-セクレターゼの触媒成分である。PS-1及びP
S-2内の150超の異なる突然変異が、AD疫学研究で同定されており、Aβペプチド生成の調
節と関連付けられた(Haasらの文献、2012年、, Cold Spring Harb Perspect Med. 2(5):
a006270参照)。Aβの産生と蓄積は、神経変性事象のカスケードを開始し、ADにおける老
人斑の形成及び神経原線維内のもつれ及び神経細胞喪失をもたらす(Greenfieldらの文献,
2000, Front. Biosci. 5, D72-D83; Golde, 2005, Brain Pathol. 15, 84-87参照)。
【発明の概要】
【0004】
(3. 開示の概要)
一態様では、(i) N末端アミノ酸Aspがアセチル化され、C末端アミノ酸Leuがアミド化さ
れる
TIFF
2025041635000002.tif
7
170
の配列;(ii)N末端アミノ酸AspがDアミノ酸であり、C末端アミノ酸Leuがアミド化される
TIFF
2025041635000003.tif
8
170
の配列;又は(iii) N末端アミノ酸AspがDアミノ酸であり、アセチル化され、C末端アミノ
酸Leuがアミド化される
TIFF
2025041635000004.tif
8
170
の配列を含むペプチドが本明細書に提供される。
【0005】
いくつかの実施形態では、該ペプチドは、
TIFF
2025041635000005.tif
8
170
の配列を含む。いくつかの実施形態では、該ペプチドは、
TIFF
2025041635000006.tif
7
170
の配列を含む。さらに他の実施形態では、該ペプチドは、
TIFF
2025041635000007.tif
7
170
の配列を含む。
【0006】
別の態様では、配列番号3、配列番号4又は配列番号5の配列を含む第1のドメイン、及び
第2のドメインを含むペプチドが、本明細書に提供される。
【0007】
いくつかの実施形態では、第2のドメインは、Fcドメインを含む。他の実施形態では、
第2のドメインは、精製ペプチドを含む。
【0008】
別の態様では、本明細書に提供されるペプチド及び医薬として許容し得る賦形剤を含む
医薬組成物が、本明細書に提供される。
【0009】
別の態様では、細胞内のプレセニリン-1(PS-1)及び/又はプレセニリン-2(PS-2)とベー
タアミロイド前駆体タンパク質(β-APP)の結合を減衰させる方法であって、本明細書に提
供されるペプチド又は医薬組成物と細胞とを接触させることを含む方法が本明細書に提供
される。
【0010】
別の態様では、細胞内のアミロイドβの産生を減衰させる方法であって、本明細書に提
供されるペプチド又は医薬組成物と細胞とを接触させることを含む方法が本明細書に提供
される。
(【0011】以降は省略されています)

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