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公開番号
2025041615
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024205941,2021555349
出願日
2024-11-27,2020-02-26
発明の名称
抗TNF抗体組成物を産生するための産生方法
出願人
ヤンセン バイオテツク,インコーポレーテツド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07K
16/24 20060101AFI20250318BHJP(有機化学)
要約
【課題】TNFαによって媒介される疾患の治療薬として使用するための抗TNF抗体又はそのフラグメントを提供する。
【解決手段】特定のアミノ酸配列を含む重鎖(HC)及び特定のアミノ酸配列を含む軽鎖(LC)を含み、チャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO細胞)で発現されたものである、抗TNF抗体である。前記抗TNF抗体のオリゴ糖プロファイルが、総中性オリゴ糖種>99.0%及び総荷電オリゴ糖種<1.0%から構成されることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
抗TNF抗体であって、(i)配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖、及び(ii)
配列番号37のアミノ酸配列を含む軽鎖を含み、チャイニーズハムスター卵巣細胞(CH
O細胞)で発現されたものである、抗TNF抗体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記抗TNF抗体のオリゴ糖プロファイルが、総中性オリゴ糖種>99.0%及び総荷
電オリゴ糖種<1.0%から構成される、請求項1に記載の抗TNF抗体。
【請求項3】
前記抗TNF抗体の前記オリゴ糖プロファイルが、個々の中性オリゴ糖種についてG0
F>60.0%、G1F<20.0%、及びG2F<5.0%を更に含む、請求項1に記
載の抗TNF抗体。
【請求項4】
高速液体クロマトグラフィ(HPLC)又は還元質量分析(RMA)で測定した場合に
、前記抗TNF抗体がジシアル化グリカン種を含まない、請求項1に記載の抗TNF抗体
。
【請求項5】
前記抗TNF抗体が、Sp2/0細胞で発現された抗TNF抗体と比較して、より長い
半減期又は向上された抗体依存性細胞介在性細胞傷害(ADCC)を有する、請求項1~
4のいずれか一項に記載の抗TNF抗体。
【請求項6】
前記抗TNF抗体がバイオ後続品である、請求項5に記載の抗TNF抗体。
【請求項7】
(i)配列番号36のアミノ酸配列を含む重鎖、及び(ii)配列番号37のアミノ酸
配列を含む軽鎖を含む抗TNF抗体を産生するための製造方法であって、前記抗TNF抗
体が、
a.前記抗TNF抗体をコードするヌクレオチドを用いてチャイニーズハムスター卵巣
細胞(CHO細胞)を培養するステップと、
b.前記CHO細胞で前記抗TNF抗体を発現させるステップと、
c.前記抗TNF抗体を精製するステップとを含む製造方法によって産生される、前記
方法。
【請求項8】
前記抗TNF抗体の前記オリゴ糖プロファイルが、総中性オリゴ糖種>99.0%及び
総荷電オリゴ糖種<1.0%から構成される、請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
前記抗TNF抗体の前記オリゴ糖プロファイルが、個々の中性オリゴ糖種についてG0
F>60.0%、G1F<20.0%、及びG2F<5.0%を更に含む、請求項7に記
載の製造方法。
【請求項10】
高速液体クロマトグラフィ(HPLC)又は還元質量分析(RMA)で測定した場合に
、前記抗TNF抗体がジシアル化グリカン種を含まない、請求項7に記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(電子的に提出された配列表の参照)
本出願は、2019年2月5日付で作成された「JBI6055USPSP1SEQL
IST.TXT」というファイル名のASCII形式の配列表としてEFS-Webを介
して電子的に提出され、21,508バイトのサイズを有する配列表を含む。EFS-W
ebを介して提出された配列表は、本明細書の一部であり、参照によりその全体が本明細
書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,600 文字)
【0002】
(発明の分野)
本発明は、抗TNF抗体、例えば、抗TNF抗体であって、配列番号36のアミノ酸配
列を含む重鎖(HC)及び配列番号37のアミノ酸配列を含む軽鎖(LC)を有する組換
え抗TNF抗体を、産生するための製造方法、並びに当該組換え抗TNF抗体を含む組成
物に関する。
【背景技術】
【0003】
TNFαは、17kDのタンパク質サブユニットの可溶性ホモ三量体である。TNFの
膜結合型の26kDの前駆体形態もまた存在する。
【0004】
単球又はマクロファージ以外の細胞もTNFαを産生する。例えば、ヒト非単球腫瘍細
胞株はTNFα並びにCD4+及びCD8+末梢血Tリンパ球を産生し、いくつかの培養
されたT及びB細胞株もTNFαを産生する。
【0005】
TNFαは、軟骨及び骨の分解、接着分子の誘導、血管内皮細胞で凝血促進活性を誘導
する、好中球及びリンパ球の接着を増大させる、並びにマクロファージ、好中球及び血管
内皮細胞からの血小板活性化因子の放出を刺激するなどの組織損傷をもたらす炎症誘発作
用を引き起こす。
【0006】
TNFαは、感染、免疫障害、腫瘍性病態、自己免疫病態及び移植片対宿主病態に関連
している。TNFαと癌及び感染性病態との関連は、宿主の異化状態に関連していること
が多い。癌患者は、通常食欲不振に関連する体重減少に悩まされる。
【0007】
癌及びその他の疾患に関連する大幅な衰弱は、「悪液質」として知られる。悪液質は、
悪性腫瘍の成長に応答する、進行性の体重減少、食欲不振、及び除脂肪体重の持続的衰え
を含む。悪液質状態は、多くの癌罹患率及び死亡率の原因となる。TNFαが、癌、感染
性病態及びその他の異化状態における悪液質に関与するという証拠がある。
【0008】
TNFαは、発熱、倦怠感、食欲不振、及び悪液質を含む、グラム陰性敗血症及び内毒
素ショックにおいて中心的な役割を果たすと考えられている。内毒素は、単球/マクロフ
ァージ生成並びにTNFα及びその他のサイトカインの分泌を強く活性化する。TNFα
及びその他の単球由来サイトカインは、内毒素に対する代謝及び神経ホルモン応答を媒介
する。ヒトボランティアへの内毒素投与は、発熱、頻脈、増加した代謝速度、及びストレ
スホルモン放出など、インフルエンザのような症状を伴う急性疾患をもたらす。TNFα
の循環が、グラム陰性敗血症に罹患した患者において増加する。
【0009】
したがって、TNFαは、炎症性疾患、自己免疫疾患、ウイルス、細菌及び寄生虫感染
、悪性腫瘍、並びに/又は神経変性疾患に関連付けられており、関節リウマチ及びクロー
ン病などの疾患における特定の生物学的治療に有用な標的である。炎症の抑制、並びに関
節リウマチ及びクローン病における再発後の良好な再治療による有益な作用が、TNFα
に対するモノクローナル抗体を用いた非盲検試験で報告されている。炎症の抑制による関
節リウマチにおける有益な結果も無作為化二重盲検プラセボ対照試験で報告されている。
【0010】
TNFに対する中和抗血清又はmAbは、ヒト以外の哺乳動物において、実験的内毒素
血症及び菌血症における致死的攻撃後の有害な生理学的変化を抑止し、死亡を阻止するこ
とが示されている。この作用は、例えば、げっ歯類致死率アッセイ及び霊長類病理モデル
系において示されている。
(【0011】以降は省略されています)
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