TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025042158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149005
出願日2023-09-14
発明の名称カルボン酸エステルの製造方法
出願人純正化学株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類C07C 67/08 20060101AFI20250319BHJP(有機化学)
要約【課題】4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチルモルホリニウムクロライド(DMT-MM)を用いたカルボン酸エステルの製造法において、限られた条件下でしか製造されていなかった点を解決し、基質一般性の高い、高純度で高収率の製造法を提供する。
【解決手段】カルボン酸とアルコールを、DMT-MMの存在下に縮合させてカルボン酸エステルを製造する方法であって、少なくとも反応開始15分間の反応温度を15℃以下とし、4-(ジメチルアミノ)ピリジンをDMT-MM1モルに対し0.01~0.5モル添加することを特徴とする、カルボン酸エステルの製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
カルボン酸とアルコールを、4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチルモルホリニウムクロライド(DMT-MM)の存在下に縮合させてカルボン酸エステルを製造する方法であって、
少なくとも反応開始15分間の反応温度を15℃以下とし、4-(ジメチルアミノ)ピリジンをDMT-MM1モルに対し0.01~0.5モル添加することを特徴とする、カルボン酸エステルの製造方法。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
反応開始15分以降の反応温度が、20℃以上である請求項1記載の製造方法。
【請求項3】
4-(ジメチルアミノ)ピリジンの添加が、少なくとも反応開始15分後以降である請求項1記載の製造方法。
【請求項4】
非プロトン性溶媒中で反応を行う請求項1記載の製造方法。
【請求項5】
DMT-MMの使用量が、カルボン酸1モルに対し1~1.5モルである請求項1記載の製造方法。
【請求項6】
少なくとも反応開始15分間の反応温度が、10℃以下である請求項1記載の製造方法。
【請求項7】
さらに、4-(ジメチルアミノ)ピリジン以外の有機塩基又は無機塩基をDMT-MM1モルに対し0.01~0.5モル添加する請求項1記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、カルボン酸エステルの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチルモルホリニウムクロライド(以下、DMT-MMという)は脱水縮合型のアミド化・エステル化剤である(特許文献1)。DMT-MMをアミド化に適用する場合は、水中やアルコール中でも反応が進行することから、汎用されている。一方で、エステル化剤としての利用例は報告が少なく、特許文献1及び非特許文献1~3があるのみである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-247555号公報
【非特許文献】
【0004】
Kunishima M.,Kawachi C.,Monta J.,Terao K.,Iwasaki F.,Tani S.,Tetrahedron,1999,55,13159-13170.
Kunishima M.,Monta J., Kawachi C.,Iwasaki F.,Terao K.,Tani S.,Synlett,1999,1255-1256.
Baran P.S.,Li K.,O’Malley D.P.,Mitsos C.,Angew.Chem.Int.Ed.,2005,45,249-252.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の実施例、非特許文献1及び2においては、いずれもカルボン酸と溶媒量のアルコールを用い、DMT-MMに加えてN-メチルモルホリンの存在下に反応させており、その収率、純度は十分満足できるものではなかった。また、非特許文献3においては、カルボン酸と溶媒量のアルコールを用い、50℃に加熱してDMT-MM及び4-(ジメチルアミノ)ピリジン(以下、DMAPという)の存在下に反応させているが、基質一般性が低く、他の基質へと適用した場合は低収率となり、満足できるものではなかった。
すなわち、従来のDMT-MMを縮合剤として用いるカルボン酸エステルの製造法においては、(1)アルコールはアミンに比べてカルボン酸との反応性が劣るため、溶媒量の多量用いていること、(2)DMT-MMは多くの有機溶媒に対し不安定であり、4級アンモニウム基が分解し、脱水縮合剤として機能しなくなることなどの問題があることから、前記の僅かな報告例は目的のエステルを構成するアルコールを溶媒として使用したものや、反応性が高いカルボン酸を使用した例に限られていた。
【0006】
従って、本発明の課題は、DMT-MMを用いたカルボン酸エステルの製造法において、限られた条件下でしか製造されていなかった点を解決し、基質一般性の高い、高純度で高収率の製造法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、カルボン酸とアルコールに対しDMT-MMと少量のDMAPを共存させ、かつ反応初期の温度を低温にして、DMT-MMの分解を抑制することにより、過剰のアルコールを使用することなく、高収率で高純度のカルボン酸エステルが穏和な条件で製造できることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は次の発明[1]~[7]を提供するものである。
[1]カルボン酸とアルコールを、DMT-MMの存在下に縮合させてカルボン酸エステルを製造する方法であって、
少なくとも反応開始15分間の反応温度を15℃以下とし、DMAPをDMT-MM1モルに対し0.01~0.5モル添加することを特徴とする、カルボン酸エステルの製造方法。
[2]反応開始15分以降の反応温度が、20℃以上である[1]記載の製造方法。
[3]DMAP添加が、少なくとも反応開始15分後以降である[1]又は[2]記載の製造方法。
[4]非プロトン性溶媒中で反応を行う[1]~[3]のいずれかに記載の製造方法。
[5]DMT-MMの使用量が、カルボン酸1モルに対し1~1.5モルである[1]~[4]のいずれかに記載の製造方法。
[6]少なくとも反応開始15分間の反応温度が、10℃以下である[1]~[5]のいずれかに記載の製造方法。
[7]さらに、DMAP以外の有機塩基又は無機塩基をDMT-MM1モルに対し0.01~0.5モル添加する[1]~[6]のいずれかに記載の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明方法によれば、多量のアルコールを使用することなく、縮合剤であるDMT-MMの分解を抑制して副反応の発生を抑制し、温和な条件で高純度のカルボン酸エステルを高収率で製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において使用される用語は、特に言及する場合を除いて、当該分野で通常用いられる意味で使用される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

純正化学株式会社
カルボン酸エステルの製造方法
9日前
高砂香料工業株式会社
香料組成物
1か月前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
11日前
日産化学株式会社
ピリジン化合物の製造方法
2か月前
トヨタ自動車株式会社
メタン製造装置
2か月前
ダイキン工業株式会社
シラン化合物
2か月前
日本化薬株式会社
シアノ複素環化合物の製造方法
1か月前
JNC株式会社
ジアミンおよびこれを用いた重合体
2か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
1か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
1か月前
東ソー株式会社
1,2-ジクロロエタンの製造方法
1か月前
株式会社クラレ
メタクリル酸メチルの製造方法
1か月前
株式会社トクヤマ
結晶形Iのリオシグアトの製造方法
29日前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
11日前
石原産業株式会社
シアノイミダゾール系化合物の製造方法
17日前
日本曹達株式会社
エチルメチルスルホンの製造方法
1か月前
ダイキン工業株式会社
分離方法
29日前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、発光デバイス
22日前
三井金属鉱業株式会社
金属化合物含有物
2か月前
石原産業株式会社
シクラニリプロールの製造中間体の製造方法
23日前
大正製薬株式会社
MMP9阻害作用を有するインドール化合物
1か月前
株式会社アイティー技研
炭化水素の合成方法及び合成装置
1か月前
オリザ油化株式会社
新規化合物及びその用途
10日前
日本化薬株式会社
イソシアヌレート環を有する多官能アミン化合物
2か月前
株式会社フラスク
含ホウ素化合物および有機EL素子
2か月前
株式会社レゾナック
C2化合物の製造方法
23日前
国立大学法人 東京大学
アシルヒドラゾン誘導体
1か月前
国立大学法人九州大学
重水素化化合物の製造方法
29日前
ユニマテック株式会社
フェノチアジン誘導体化合物の精製方法
1か月前
キッコーマン株式会社
ナノポアタンパク質
1か月前
三洋化成工業株式会社
生体由来材料中のコロイド成分濃度を高める方法
1か月前
マナック株式会社
2-ナフタレン誘導体の製造方法
1か月前
学校法人甲南学園
鉛イオン結合用アフィニティ固相
2か月前
四国化成工業株式会社
トリアジン化合物、その合成方法およびその利用
23日前
国立大学法人鳥取大学
ストロビルリンA類縁体化合物
11日前
国立大学法人群馬大学
糖リン脂質の製造方法
1か月前
続きを見る