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公開番号2025041265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148456
出願日2023-09-13
発明の名称車両のリアゲート
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人,個人
主分類B60J 5/00 20060101AFI20250318BHJP(車両一般)
要約【課題】車両のリアゲート構造の複雑化を抑制しながら、取付面部やそれに取り付けられる表示部材の振動を抑制して、リアゲートからの異音の発生を抑制する。
【解決手段】車両の後部開口に対して開閉可能に設けられる車両のリアゲートは、車両の表示部材を取り付けるための取付面部と、表示部材を取付面部に支持するための少なくとも左右一対の支持部と、左右一対の支持部の間に形成される第一ビード部と、少なくとも左側の支持部から右側の支持部までの幅に渡って延在するように形成される第二ビード部と、を有する。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
インナパネルとアウタパネルとが重ね合わされてなり、車両の後部開口に対して開閉可能に設けられる車両のリアゲートであって、
前記車両の表示部材を取り付けるために、前記アウタパネルに形成される取付面部と、
前記表示部材を前記取付面部に支持するために、前記取付面部に少なくとも左右一対にて形成される複数の支持部と、
前記アウタパネルの前記取付面部を変形させることにより、左右一対の前記支持部の間に形成される第一ビード部と、
前記アウタパネルの前記取付面部を変形させることにより、少なくとも左側の前記支持部から右側の前記支持部までの幅に渡って延在するように形成される第二ビード部と、
を有する、
車両のリアゲート。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記第一ビード部は、左右一対の前記支持部の間において、前記アウタパネルの前記取付面部を変形させることにより、前記取付面部の外面から突出するように形成される、
請求項1記載の、車両のリアゲート。
【請求項3】
前記第二ビード部は、前記アウタパネルの前記取付面部を変形させることにより、左右一対の前記支持部と前記車両の上下方向において並ぶように、円弧状に形成され、
前記第二ビード部についての円弧状の両端部は、前記取付面部において、左右一対の前記支持部についての左右両外側に位置する、
請求項1または2記載の、車両のリアゲート。
【請求項4】
前記取付面部は、前記アウタパネルを変形させることにより、前記アウタパネルに形成されている、
請求項3記載の、車両のリアゲート。
【請求項5】
前記表示部材は、前記車両のライセンスプレートであり、
前記取付面部は、互いに外形が異なる複数のライセンスプレートを取り付け可能なサイズに形成され、
前記第二ビード部は、前記取付面部についての、複数の前記ライセンスプレートにより重複して覆われる範囲内に、形成される、
請求項4記載の、車両のリアゲート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のリアゲートに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車といった車両には、リアゲートを有するものがある。リアゲートは、車両の後部開口に対して開閉可能に設けられる(特許文献1~3)。
また、車両のリアゲートには、車両のライセンスプレートなどの表示部材を取り付けるための取付面部が設けられることがある。取付面部は、各国の法規にしたがって、基本的に平面状に形成することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-101060号公報
特開2018-197081号公報
特開2017-218099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このように平面状に形成されることが求められている取付面部や、取付面部に取り付けられる平板状のライセンスプレートなどの表示部材は、車両のアイドリングなどにより振動してしまうことがある。また、この振動は、インナパネルとアウタパネルとが重ね合わされてなるリアゲートにおいて増幅されて、車両の車内に伝わることがある。このような音は、異音として、車両の乗員に可聴されることがある。たとえば平面状の取付面部が振動すると、それに起因する所謂こもり音が乗員に可聴されることがある。また、平板状のライセンスプレートが振動すると、それに起因する所謂ビレ音が乗員に可聴されることがある。
このため、特許文献1から3では、リアゲートを構成するインナパネルの一部をアウタパネルへ向けて伸ばしてアウタパネルに連結したり、インナパネルとアウタパネルとの間にリンフォースを介在させたり、することを提案する。これにより、リアゲートのアウタパネルに形成される平面状の取付面部の振動などを抑制することが期待できる。
しかしながら、リアゲートを構成するインナパネルの一部をアウタパネルへ向けて伸ばすためには、インナパネルについての特別な加工が必要になる。また、インナパネルとアウタパネルとの間にリンフォースを介在させる場合には、インナパネルとアウタパネルとの間にリンフォースを介在させるための工程が必要になる。そして、いずれの場合でも、車両のリアゲートの構造は、複雑化する。
【0005】
このように、車両のリアゲートでは、車両のリアゲート構造の複雑化を抑制しながら、取付面部やそれに取り付けられる表示部材の振動を抑制して、リアゲートからの異音の発生を抑制することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施の一形態に係る車両のリアゲートは、インナパネルとアウタパネルとが重ね合わされてなり、車両の後部開口に対して開閉可能に設けられる車両のリアゲートであって、前記車両の表示部材を取り付けるために、前記アウタパネルに形成される取付面部と、前記表示部材を前記取付面部に支持するために、前記取付面部に少なくとも左右一対にて形成される複数の支持部と、前記アウタパネルの前記取付面部を変形させることにより、左右一対の前記支持部の間に形成される第一ビード部と、前記アウタパネルの前記取付面部を変形させることにより、少なくとも左側の前記支持部から右側の前記支持部までの幅に渡って延在するように形成される第二ビード部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、車両の表示部材を取り付けるための取付面部に、少なくとも左右一対にて形成される複数の支持部とともに、第一ビード部と、第二ビード部とを形成する。そして、第一ビード部は、取付面部の左右一対の支持部の間に形成される。第二ビード部は、少なくとも左側の支持部から右側の支持部までの幅に渡って延在するように形成される。
これにより、本発明において、取付面部または取付面部に取り付けられる表示部材は、振動し難くなり、それらが振動することにより生じ得る異音が発生し難くなることが期待できる。その結果、本発明では、リアゲートからの異音の発生を抑制することが期待できる。
しかも、本発明において、第一ビード部は、アウタパネルの取付面部を変形させることにより、取付面部に形成される。また、第二ビード部は、アウタパネルの取付面部を変形させることにより、取付面部に形成される。このように本発明では、アウタパネルに形成される取付面部そのものを変形させることにより、第一ビード部と、第二ビード部とを取付面部に形成している。このため、本発明では、基本的に、取付面部またはそれに取り付けられている表示部材が振動することを抑制するために、たとえばインナパネルの一部をアウタパネルまで延在させてアウタパネルに連結するように加工したり、インナパネルとアウタパネルとの間にリンフォースなどの補剛部材を介在させたり、する必要性がない。本発明は、車両のリアゲートの構造についての複雑化を抑制しながら、取付面部やそれに取り付けられる表示部材の振動を抑制して、リアゲートからの異音の発生を抑制することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係るリアゲートを有する自動車の斜視図である。
図2は、図1の自動車のリアゲートを閉じた状態を示す図である。
図3は、図1のリアゲートを平らに展開した模式的な説明図である。
図4は、図3の模式的なリアゲートの開閉動作を説明するための側面図である。
図5は、リアゲートのアウタパネルに形成される一般的な平面状の取付面部の縦断面図である。
図6は、図5の一般的な平面状の取付面部に、表示部材としての平板状のライセンスプレートを取り付けた状態を示す縦断面図である。
図7は、本実施形態に係る取付面部の説明図である。
図8は、図7の取付面部についての模式的なA-A縦断面図である。
図9は、図7の取付面部に、表示部材としての平板状のライセンスプレートを取り付けた状態の説明図である。
図10は、図9の取付面部および平板状のライセンスプレートついての一例の模式的なB-B縦断面図である。
図11は、図9の取付面部および平板状のライセンスプレートについての一例の模式的なC-C横断面図である。
図12は、図7の取付面部の変形例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係るリアゲート10を有する自動車1の斜視図である。図1において、リアゲート10は、開いている。
図2は、図1の自動車1のリアゲート10を閉じた状態を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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