TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025041182
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148322
出願日2023-09-13
発明の名称渡船の制御システム、渡船の制御方法、及び渡船
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー,個人,個人
主分類B63H 25/04 20060101AFI20250318BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】船舶を係留保管するマリーナに設置される渡船の利便性の向上を図る。
【解決手段】渡船の制御システム1は、ユーザの船舶10を係留保管するマリーナ20に設置される渡船の制御システムである。渡船の制御システム1は、コントローラ12と、記憶部13とを備える。記憶部13は、ユーザを識別する識別情報と、渡船30が離着岸する第1位置に関する第1位置情報と、ユーザの船舶10の係留保管位置に対応する水上の第2位置に関する第2位置情報とを記憶する。コントローラ12は、識別情報を受け付けると、渡船30の駆動を許可し、第2位置情報に基づいて第2位置を目的地として設定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの船舶を係留保管するマリーナに設置される渡船の制御システムであって、
コントローラと、
前記ユーザを識別する識別情報と、前記渡船が離着岸する第1位置に関する第1位置情報と、前記ユーザの前記船舶の係留保管位置に対応する水上の第2位置に関する第2位置情報とを記憶する記憶部と、
を備え、
前記コントローラは、前記識別情報を受け付けると、前記渡船の駆動を許可し、前記第2位置情報に基づいて前記第2位置を目的地として設定する、
渡船の制御システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記コントローラは、前記第2位置を目的地として設定した後に前記渡船を前記第1位置から前記第2位置に自動的に移動させる自動制御を実行する、
請求項1に記載の渡船の制御システム。
【請求項3】
前記コントローラは、前記渡船を前記第1位置から前記第2位置に移動させた後で所定の条件を満たすかを判定し、前記所定の条件を満たす場合は、前記第1位置情報に基づいて前記第1位置を目的地として設定し、前記渡船を前記第1位置に自動的に移動させる自動制御を実行する、
請求項2に記載の渡船の制御システム。
【請求項4】
前記コントローラは、前記ユーザが使用する通信端末から所定の通知を受けた場合に、前記所定の条件を満たすと判定する、
請求項3に記載の制御システム。
【請求項5】
前記渡船の位置情報を検出する位置検出部をさらに備え、
前記コントローラは、前記位置検出部の検出結果に基づいて前記渡船が前記第2位置から所定距離以上離れているかを判定し、前記渡船が前記所定距離以上離れているときは前記所定の条件を満たすと判定する、
請求項3に記載の渡船の制御システム。
【請求項6】
前記ユーザが発話した音声を認識する音声認識部をさらに備え、
前記コントローラは、前記音声認識部の検出結果に基づいて前記所定の条件を満たすかを判定する、
請求項3に記載の渡船の制御システム。
【請求項7】
ロープを離したことを検知
前記船舶が前記第2位置から離れたことを検知する検知部をさらに備え、
前記コントローラは、前記渡船が前記第2位置に位置する場合に、前記検知部の検知結果に基づいて前記船舶が前記第2位置から離れたと判定した場合は、前記第1位置情報に基づいて前記第1位置を目的地として設定し、前記渡船を前記第1位置に自動的に移動させる自動制御を実行する、
請求項1に記載の渡船の制御システム。
【請求項8】
前記船舶を係留する浮標と、前記浮標と前記船舶とを接続する接続部材とを含む係留部材をさらに備え、
前記検知部は、前記接続部材が前記船舶から離れたことを検知し、
前記コントローラは、前記接続部材が前記船舶から離れたことを前記検知部が検知した場合に前記船舶が前記第2位置から離れたと判定する、
請求項7に記載の渡船の制御システム。
【請求項9】
前記渡船を撮影して画像データを生成するカメラと、
前記カメラの前記画像データに基づいて前記渡船の乗船者の落水を検知する落水検知部と、
前記落水検知部が前記乗船者の落水を検知した場合に警告を外部に報知する報知部と
をさらに備える、
請求項1に記載の渡船の制御システム。
【請求項10】
前記渡船の位置情報を検出する位置検出部をさらに備え、
前記コントローラは、前記位置検出部の検出結果に基づいて前記渡船が前記第1位置から前記第2位置に移動したかを判定し、前記渡船が前記第1位置から前記第2位置に移動したときは、前記自動制御を手動制御に切り替える、
請求項1に記載の渡船の制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、渡船の制御システム、渡船の制御方法、及び渡船に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、船舶を係留する係留場の利用を管理するための船舶係留管理サーバが開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-049880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、船舶を水上に係留保管するマリーナでは、係留保管されている船舶までマリーナが管理する渡船で行く必要がある。また、マリーナが休日の場合は、自分で渡船を用意する必要がある。
【0005】
本開示の目的は、船舶を係留保管するマリーナに設置される渡船の利便性の向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に係る渡船の制御システムは、ユーザの船舶を係留保管するマリーナに設置される渡船の制御システムである。渡船の制御システムは、コントローラと、記憶部とを備える。記憶部は、ユーザを識別する識別情報と、渡船が離着岸する第1位置に関する第1位置情報と、ユーザの船舶の係留保管位置に対応する水上の第2位置に関する第2位置情報とを記憶する。コントローラは、識別情報を受け付けると、渡船の駆動を許可し、第2位置情報に基づいて第2位置を目的地として設定する。
【0007】
本開示に係る渡船の制御システムでは、コントローラは、船舶のユーザを識別する識別情報に基づいて渡船の駆動を許可するので、マリーナが休日の場合でも、ユーザは、マリーナの渡船を利用して係留保管された船舶まで行くことができる。また、マリーナ関係者以外が勝手に渡船を利用することを防止できる。さらに、コントローラは、ユーザの船舶の係留保管位置に対応する位置を渡船の目的地として設定するので、ユーザは、係留保管された船舶まで容易に行くことができる。
【0008】
他の態様に係る渡船の制御システムは、係留保管された船舶までユーザを運ぶ渡船の制御システムである。渡船の制御システムは、コントローラと、記憶部とを備える。記憶部は、ユーザを識別する識別情報と、渡船が離着岸する第1位置に関する第1位置情報と、ユーザの船舶の係留保管位置に対応する水上の第2位置に関する第2位置情報とを記憶する。コントローラは、識別情報を受け付けると、渡船の駆動を許可し、第2位置情報に基づいて第2位置を目的地として設定する。
【0009】
他の態様に係る船舶の制御方法は、ユーザの船舶を係留保管するマリーナに設置される渡船の制御方法である。渡船の制御方法は、ユーザを識別する識別情報と、渡船が離着岸する第1位置に関する第1位置情と、ユーザの船舶の係留保管位置に対応する水上の第2位置に関する第2位置情報とを記憶することと、識別情報を受け付けると、渡船の駆動を許可し、第2位置情報に基づいて第2位置を目的地として設定することを備える。
【0010】
他の態様に係る船舶は、ユーザの船舶を係留保管するマリーナに設置される渡船である。渡船は、コントローラと、記憶部とを備える。記憶部は、ユーザを識別する識別情報と、渡船が離着岸する第1位置に関する第1位置情報と、ユーザの船舶の係留保管位置に対応する水上の第2位置に関する第2位置情報とを記憶する。コントローラは、識別情報を受け付けると、渡船の駆動を許可し、第2位置情報に基づいて第2位置を目的地として設定する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ヤマハ発動機株式会社
表面実装機
3日前
ヤマハ発動機株式会社
鞍乗型車両
3日前
ヤマハ発動機株式会社
表面実装機
12日前
ヤマハ発動機株式会社
リーン車両
13日前
ヤマハ発動機株式会社
鞍乗型車両
18日前
ヤマハ発動機株式会社
船舶推進機、および、船舶
18日前
ヤマハ発動機株式会社
船舶を制御するためのシステムおよび方法
18日前
ヤマハ発動機株式会社
渡船の制御システム、渡船の制御方法、及び渡船
5日前
ヤマハ発動機株式会社
基板作業システムおよびバックアップピンの配置決定方法
19日前
ヤマハ発動機株式会社
船舶を共同所有するためのシステム、コンピュータ、及び船舶を共同所有する方法
5日前
個人
川下り用船
4か月前
個人
シーアンカー
6か月前
個人
発電船
5か月前
個人
船用横揺防止具
1か月前
個人
補助機構
18日前
個人
コンパクトシティ船
17日前
個人
流体抵抗低減省エネ船
12か月前
個人
渦流動力推進構造
12日前
小柳建設株式会社
台船
7か月前
ウラカミ合同会社
曳航ロボット
8か月前
炎重工株式会社
浮標
2か月前
炎重工株式会社
浮標
2か月前
個人
水陸両用移動装置
7か月前
炎重工株式会社
移動体
5か月前
個人
船舶
2か月前
株式会社フルトン
水中捕捉装置
19日前
個人
スクリュープロペラ
7日前
個人
回転式による流体流出防止タンカー
18日前
ダイハツ工業株式会社
ジャケット
9か月前
オーケー工業株式会社
係留フック
1か月前
誠加興業股分有限公司
呼吸用マスク
8か月前
個人
キャタピラ推進式高速船
11か月前
スズキ株式会社
船外機
5日前
ヤマハ発動機株式会社
船外機
2か月前
トヨタ自動車株式会社
ガンネル治具
10か月前
スズキ株式会社
船外機
5日前
続きを見る