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公開番号2025040083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023146765
出願日2023-09-11
発明の名称バスバー及び配線モジュール
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01M 50/503 20210101AFI20250314BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バスバーの発熱量を低減する。
【解決手段】バスバー10は、2つの接続部11と、2つの接続部11を電気的に接続する連結部12と、を備え、連結部12は、2つの接続部11の間に、第1導電経路と、第1導電経路より大きな電気抵抗を有する第2導電経路と、を構成し、連結部12は、第1導電経路を構成する第1連結部12Aと、第2導電経路の少なくとも一部を構成する第2連結部12Bと、を備え、第1連結部12Aには、電流が第1導電経路を流れることを抑制する通電抑制領域19が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
2つの接続部と、
前記2つの接続部を電気的に接続する連結部と、を備え、
前記連結部は、前記2つの接続部の間に、第1導電経路と、前記第1導電経路より大きな電気抵抗を有する第2導電経路と、を構成し、
前記連結部は、前記第1導電経路を構成する第1連結部と、前記第2導電経路の少なくとも一部を構成する第2連結部と、を備え、
前記第1連結部には、電流が前記第1導電経路を流れることを抑制する通電抑制領域が形成されている、バスバー。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記通電抑制領域では、前記第1連結部の他の領域と比べて、前記第1連結部の前記第1導電経路に直交する断面積が小さくなっている、請求項1に記載のバスバー。
【請求項3】
前記通電抑制領域は、前記第1連結部を貫通する貫通孔または切り込みを有する、請求項2に記載のバスバー。
【請求項4】
前記通電抑制領域では、前記第1連結部の他の領域と比べて前記第1連結部の電気抵抗率が大きくなっている、請求項1に記載のバスバー。
【請求項5】
前記第1連結部と前記第2連結部とは1枚の金属板材から構成され、曲げ部を介してつながっている、請求項1に記載のバスバー。
【請求項6】
それぞれ電極端子を有する複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールであって、
前記接続部が前記電極端子に接続される請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のバスバーと、
前記バスバーに電気的に接続される電圧検知線と、
前記バスバー及び前記電圧検知線を保持するプロテクタと、を備える、配線モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バスバー及び配線モジュールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車等の蓄電モジュールは、積層された多数の蓄電素子を備え、複数の蓄電素子はバスバーによって直列あるいは並列に電気的に接続されている。このようなバスバーとして、従来、特開2016-6724号公報(下記特許文献1)に記載のバスバーが知られている。特許文献1に記載のバスバーは、導電性を有する金属板を加工することにより形成されている。バスバーには、電池の電極を挿通するための一対の貫通孔が形成されている。貫通孔に電極を挿通し、電極にナットを締結することにより、バスバーと電極とが電気的に接続される。バスバーは隣接する一対の電池を電気的に接続している。複数の電池からなる電池集合体が通電される際には、バスバーのうち一対の貫通孔の間に配される部分、すなわちバスバーのうち一方の電極に接続される部分と他方の電極に接続される部分との間に配される部分(以下、連結部と呼称する)に大電流が流れる。したがって、バスバーのうち連結部は発熱しやすい部分となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-6724号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、連結部が一対の貫通孔の間に第1導電経路及び第2導電経路を構成する場合、連結部が単一の導電経路のみを構成する場合と比較して、連結部における電流密度を低減しやすくなるため、連結部の発熱を抑制しやすくなることが考えられる。しかしながら、例えば第1導電経路の電気抵抗が第2導電経路の電気抵抗と比較して小さい場合には、第2導電経路には電流が流れにくくなり、第1導電経路が一対の貫通孔の間の主たる導電経路となる。この結果、連結部のうち第1導電経路を構成する部分において発熱が大きくなる場合がありうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のバスバーは、2つの接続部と、前記2つの接続部を電気的に接続する連結部と、を備え、前記連結部は、前記2つの接続部の間に、第1導電経路と、前記第1導電経路より大きな電気抵抗を有する第2導電経路と、を構成し、前記連結部は、前記第1導電経路を構成する第1連結部と、前記第2導電経路の少なくとも一部を構成する第2連結部と、を備え、前記第1連結部には、電流が前記第1導電経路を流れることを抑制する通電抑制領域が形成されている、バスバーである。
【0006】
また、本開示の配線モジュールは、それぞれ電極端子を有する複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールであって、前記接続部が前記電極端子に接続される上記のバスバーと、前記バスバーに電気的に接続される電圧検知線と、前記バスバー及び前記電圧検知線を保持するプロテクタと、を備える、配線モジュールである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、バスバーの発熱量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1にかかるバスバーの斜視図である。
図2は、実施形態1にかかるバスバーの平面図である。
図3は、実施形態1にかかるバスバーの側面図である。
図4は、実施形態1にかかるバスバーの正面図である。
図5は、図4のA-A断面図である。
図6は、図4のB-B断面図である。
図7は、実施形態1にかかるバスバーの展開図である。
図8は、側面視において実施形態1にかかるバスバーの第1導電経路と第2導電経路とを説明する説明図である。
図9は、実施形態1にかかる配線モジュールの平面図である。
図10は、実施形態1の変形例にかかる配線モジュールの斜視図である。
図11は、実施形態2にかかるバスバーの斜視図である。
図12は、実施形態2にかかるバスバーの正面図である。
図13は、実施形態2にかかるバスバーの底面図である。
図14は、図13のC-C断面図である。
図15は、実施形態3にかかるバスバーの斜視図である。
図16は、実施形態4にかかるバスバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
[1]本開示のバスバーは、2つの接続部と、前記2つの接続部を電気的に接続する連結部と、を備え、前記連結部は、前記2つの接続部の間に、第1導電経路と、前記第1導電経路より大きな電気抵抗を有する第2導電経路と、を構成し、前記連結部は、前記第1導電経路を構成する第1連結部と、前記第2導電経路の少なくとも一部を構成する第2連結部と、を備え、前記第1連結部には、電流が前記第1導電経路を流れることを抑制する通電抑制領域が形成されている。
【0010】
このような構成によると、通電抑制領域が形成されることにより、第1導電経路に電流が流れることが抑制され、この結果、第2導電経路に電流が流れやすくなる。したがって、第1連結部が局所的に発熱することを抑制し、バスバー全体の発熱を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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