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公開番号2025039547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2024153089
出願日2024-09-05
発明の名称搬送車
出願人チョーチアン ヘンイー ペトロケミカル カンパニー,リミテッド,チョーチアン シュアンツー ニュー マテリアルズ カンパニー,リミテッド
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B61B 10/00 20060101AFI20250313BHJP(鉄道)
要約【課題】搬送車の寸法を低減し、搬送車による作業通路の占有スペースを低減することができるシステムを提供する。
【解決手段】具体的な解決策は、搬送車は、車体と、車体の上方に縦方向に設けられた環状レールと、環状レールの端面に沿って設けられたクローラーベルトと、クローラーベルトに連結された第1駆動手段とを備える回転機構と、回転機構の側面に間隔をあけて設けられた複数の受取ロッドであって、受取ロッドは、クローラーベルトに連結されたインナーロッドと、インナーロッドに外嵌されたアウターロッドとを含む、複数の受取ロッドと、回転機構の側面のドッキングステーション傍に設けられており、プッシュ手段と目標ドッキング位置の方位を決定するための位置決め手段とを備えるドッキング補助機構と、車体の移動を制御するための制御機構と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体の上方に縦方向に設けられた環状レールと、前記環状レールの端面に沿って設けられたクローラーベルトと、前記クローラーベルトに連結された第1駆動手段とを備える回転機構であって、前記クローラーベルトは、前記第1駆動手段の駆動により前記環状レールに沿って回転可能である、回転機構と、
前記回転機構の側面に間隔をあけて設けられた複数の受取ロッドであって、前記受取ロッドは、前記クローラーベルトに連結されたインナーロッドと、前記インナーロッドに外嵌されたアウターロッドとを含む、複数の受取ロッドと、
前記回転機構の側面のドッキングステーション傍に設けられており、プッシュ手段と目標ドッキング位置の方位を決定するための位置決め手段とを備えるドッキング補助機構であって、前記プッシュ手段は、プッシュプルロッドと第2駆動手段とを備え、前記プッシュプルロッドの後端は前記第2駆動手段に連結され、前記受取ロッドが前記ドッキングステーションまで回転したとき、前記アウターロッドを前記目標ドッキング位置に移動させて搬送すべき物質・材料を受け取るように、前記第2駆動手段は、前記プッシュプルロッドの先端が前記アウターロッドを押し動かすことで前記アウターロッドが共に水平移動するよう、前記プッシュプルロッドの先端を駆動する、ドッキング補助機構と、
前記車体及び前記位置決め手段にそれぞれ電気的に接続される制御機構であって、前記車体の移動を制御し、前記ドッキングステーションが前記目標ドッキング位置に位置合わせるように前記目標ドッキング位置の方位に応じて前記車体の位置を調整するための制御機構と、を備える、
搬送車。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記アウターロッドの後端にはボスが設けられており、前記受取ロッドが前記ドッキングステーションまで回転したとき、前記ボスは前記プッシュプルロッドの先端まで移動し、前記第2駆動手段は、前記プッシュプルロッドの先端が水平に突出して前記ボスを押し動かすことで、前記アウターロッドの水平移動を実現するように、前記プッシュプルロッドの先端を駆動する、
請求項1に記載の搬送車。
【請求項3】
前記アウターロッドは、断面が円弧状の拡開片を複数備え、前記拡開片の後端は互いに連結され、前記拡開片の先端は互いに離間され、前記拡開片の後端は前記ボスに連結され、前記アウターロッドと前記インナーロッドが互いに第1状態にあるときに前記複数の拡開片の先端が収縮して近接し、前記アウターロッドと前記インナーロッドが互いに第2状態にあるときに前記複数の拡開片の先端が互いに離間することで、前記アウターロッドの直径を大きくする、
請求項2に記載の搬送車。
【請求項4】
前記インナーロッドの先端は円錐部を有し、前記円錐部は前記アウターロッドの内部に摺動可能に配置され、前記円錐部の直径は先端から後端に向かって徐々に拡径し、前記アウターロッドの先端の内径が後端の内径よりも小さくなるように前記拡開片の厚みは先端から後端に向かって徐々に減少し、前記アウターロッドの後端が前記インナーロッドの円錐部に摺動したとき、前記アウターロッドと前記インナーロッドとは互いに第1状態となり、前記アウターロッドの先端が前記インナーロッドの円錐部に摺動したとき、前記アウターロッドと前記インナーロッドとは互いに第2状態となる、
請求項3に記載の搬送車。
【請求項5】
前記プッシュ手段は、前記プッシュプルロッドの先端に設けられたプッシュプル溝をさらに有し、前記プッシュプル溝は前記ドッキングステーションにおける受取ロッドの運動方向と平行に設けられており、前記受取ロッドが前記ドッキングステーションまで移動したとき、前記受取ロッドのボスの下部が前記プッシュプル溝内に配置される、
請求項2に記載の搬送車。
【請求項6】
前記ドッキング補助機構は、前記プッシュ手段と前記位置決め手段とが内部に配置された第1筐体を備え、前記第1筐体は前記車体と前記回転機構との間に配置される、
請求項1に記載の搬送車。
【請求項7】
前記第1筐体の前記アウターロッドの先端に近い側面には取付溝が設けられており、前記位置決め手段は前記取付溝の第1傾斜面に配置され、前記第1傾斜面は前記アウターロッドの先端側に向かって設けられており、前記位置決め手段はカメラを備える、
請求項6に記載の搬送車。
【請求項8】
前記環状レールの内周間には前記第1連結柱が設けられており、前記第1連結柱は第2連結柱を介して前記車体に連結される、
請求項1に記載の搬送車。
【請求項9】
前記第1駆動手段は、前記車体と前記回転機構との間の第2筐体内に設けられている、
請求項1に記載の搬送車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、化学繊維の生産技術分野に関し、特に、搬送車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
巻取機で生産された巻糸パッケージをドッフィングして搬送する必要がある。巻取機から1ロッド分の巻糸パッケージを一度に取り出す場合、1ロッド分の巻糸パッケージと同一幅の受取ロッドで巻取機の巻糸パッケージ用ロッドと同方向にドッキングする必要があるため、受取機構全体や搬送車のサイズが大きくなりすぎて、作業時に作業通路を占有し、人やその他の受取機構が通過できないことに繋がる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、従来技術における1つ又は複数の技術的問題を解決又は緩和するために、搬送車を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様では、本開示は搬送車を提供し、該搬送車は、
車体と、
車体の上方に縦方向に設けられた環状レールと、環状レールの端面に沿って設けられたクローラーベルトと、クローラーベルトに連結された第1駆動手段とを備える回転機構であって、クローラーベルトは、第1駆動手段の駆動により環状レールに沿って回転可能である、回転機構と、
回転機構の側面に間隔をあけて設けられた複数の受取ロッドであって、受取ロッドは、クローラーベルトに連結されたインナーロッドと、インナーロッドに外嵌されたアウターロッドとを含む、複数の受取ロッドと、
回転機構の側面のドッキングステーション傍に設けられており、プッシュ手段と目標ドッキング位置の方位を決定するための位置決め手段とを備えるドッキング補助機構であって、プッシュ手段は、プッシュプルロッドと第2駆動手段とを備え、プッシュプルロッドの後端は第2駆動手段に連結され、受取ロッドがドッキングステーションまで回転したとき、アウターロッドを目標ドッキング位置に移動させて搬送すべき物質・材料を受け取るように、第2駆動手段は、プッシュプルロッドの先端がアウターロッドを押し動かすことでアウターロッドが共に水平移動するよう、プッシュプルロッドの先端を駆動する、ドッキング補助機構と、
車体及び位置決め手段にそれぞれ電気的に接続される制御機構であって、車体の移動を制御し、ドッキングステーションが目標ドッキング位置に位置合わせるように目標ドッキング位置の方位に応じて車体の位置を調整するための制御機構と、を備える。
【0005】
一実施形態では、アウターロッドの後端にはボスが設けられており、受取ロッドがドッキングステーションまで回転したとき、プッシュプルロッドの先端はボスの位置に対応しており、第2駆動手段は、プッシュプルロッドの先端がボスに対して水平に突出してボスを押し動かすことで、アウターロッドの水平移動を実現するように、プッシュプルロッドの先端を駆動する。
【0006】
一実施形態では、アウターロッドは、断面が円弧状の拡開片を複数備え、拡開片の後端は互いに連結され、拡開片の先端は互いに離間され、拡開片の後端はボスに連結され、アウターロッドとインナーロッドが互いに第1状態にあるときに複数の拡開片の先端が収縮して近接し、アウターロッドとインナーロッドが互いに第2状態にあるときに複数の拡開片の先端が互いに離間することで、アウターロッドの直径を大きくする。
【0007】
一実施形態では、インナーロッドの先端は円錐部を有し、円錐部はアウターロッドの内部に摺動可能に配置され、円錐部の直径は先端から後端に向かって徐々に拡径し、アウターロッドの先端の内径が後端の内径よりも小さくなるように拡開片の厚みは先端から後端に向かって徐々に減少し、アウターロッドの後端がインナーロッドの円錐部に摺動したとき、アウターロッドとインナーロッドとは互いに第1状態となり、アウターロッドの先端がインナーロッドの円錐部に摺動したとき、アウターロッドとインナーロッドとは互いに第2状態となる。
【0008】
一実施形態では、プッシュ手段は、プッシュプルロッドの先端に設けられたプッシュプル溝をさらに有し、プッシュプル溝はドッキングステーションにおける受取ロッドの運動方向と平行に設けられており、受取ロッドがドッキングステーションまで移動したとき、受取ロッドのボスの下部がプッシュプル溝内に配置される。
【0009】
一実施形態では、ドッキング補助機構は、プッシュ手段と位置決め手段とが内部に配置された第1筐体を備え、第1筐体は車体と回転機構との間に配置される。
【0010】
一実施形態では、第1筐体のアウターロッドの先端に近い側面には取付溝が設けられており、位置決め手段は取付溝の第1傾斜面に配置され、第1傾斜面はアウターロッドの先端側に向かって設けられており、位置決め手段はカメラを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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