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公開番号2024122602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030232
出願日2023-02-28
発明の名称ホームドア装置
出願人ナブテスコ株式会社
代理人個人,個人
主分類B61B 1/02 20060101AFI20240902BHJP(鉄道)
要約【課題】操作機構とホーム扉とが干渉しないホームドア装置を提供する。
【解決手段】ホームドア装置1は、プラットホーム2上に立設される3本の第1柱部材11、第2柱部材12、第3柱部材13と、第1柱部材11と第2柱部材12との間に掛け渡される複数の第1筒部材20Aと、第2柱部材12と第3柱部材13との間に開閉可能に取り付けられる手動開閉板60と、第1筒部材20Aのそれぞれの内部から進退するとともに、閉じるときに第1柱部材11から突出する複数の第1バー部材30Aと、備える。進退方向向における第1筒部材20Aの長さL1は、進退方向における第1バー部材30Aの長さL2よりも短い。第1バー部材30Aは、第1バー部材30Aが全開したときに、第2柱部材12と第3柱部材13との間に位置する手動開閉板60と進退方向で互いに重なり手動開閉板60の厚み方向でずれるように第1筒部材20A及び第2柱部材12から突出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プラットホーム上に水平方向に間隔を空けて立設される3本の柱部材と、
前記3本の柱部材のうちの隣り合う第1柱部材と第2柱部材との間に掛け渡される複数の筒部材と、
前記3本の柱部材のうちの隣り合う前記第2柱部材と第3柱部材との間に開閉可能に取り付けられる手動開閉板と、
前記複数の筒部材のそれぞれの内部から進退するとともに、閉じるときに前記第1柱部材から突出する複数のバー部材と、を備え、
進退方向における前記筒部材の長さは、前記進退方向における前記バー部材の長さよりも短く、
前記バー部材は、前記バー部材が全開したときに、前記第2柱部材と前記第3柱部材との間に位置する前記手動開閉板と前記進退方向で互いに重なり前記手動開閉板の厚み方向でずれるように前記筒部材及び前記第2柱部材から突出する
ホームドア装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記手動開閉板を開閉操作するための操作部材を備え、
前記操作部材は、前記バー部材が全開したときに前記複数の筒部材のそれぞれから突出する前記複数のバー部材に対して前記厚み方向で互いに重なり鉛直方向においてずれた位置に設けられる
請求項1に記載のホームドア装置。
【請求項3】
前記筒部材を第1筒部材とし、
前記バー部材を第1バー部材とし、
前記プラットホーム上に前記水平方向に間隔を空けて前記第2柱部材と隣り合わず、且つ前記第3柱部材と隣り合って立設される第4柱部材と、
前記第3柱部材と前記第4柱部材との間に掛け渡される複数の第2筒部材と、
前記複数の第2筒部材のそれぞれの内部から前記第1バー部材と反対方向に進退する複数の第2バー部材と、を備え、
前記第2筒部材の長さは、前記第2バー部材の長さと等しいか又はそれよりも長く、
前記第2バー部材は、前記第2バー部材が全開したときに前記第3柱部材から突出しない
請求項1又は2に記載のホームドア装置。
【請求項4】
前記複数のバー部材における前記第2柱部材から突出する戸尻側の端部には、弾性部材が設けられる
請求項1に記載のホームドア装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ホームドア装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のホームドア装置は、固定部と、固定部に対してスライド移動する扉部を備える可動ホーム柵である。固定部は、設置場所に立設される柱状部材と、柱状部材に固定されて扉部のスライド方向に延びる複数の横フレームを備える。複数の横フレームは、上下方向に間隔を空けて配置される固定柵を構成する。扉部は、上下方向に間隔を空けて配置されて扉部のスライド方向に延びる複数の横柵を備える。複数の横柵は、戸先側の端部において共通の戸先部材と結合される。横柵は、横フレームによって扉部のスライド方向に進退自在に支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-137014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記の横柵のようなバー部材を備えたホームドア装置においても、扉部が閉じているときに出入りするための手動開閉板を設けることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するホームドア装置は、プラットホーム上に水平方向に間隔を空けて立設される3本の柱部材と、前記3本の柱部材のうちの隣り合う第1柱部材と第2柱部材との間に掛け渡される複数の筒部材と、前記3本の柱部材のうちの隣り合う前記第2柱部材と第3柱部材との間に開閉可能に取り付けられる手動開閉板と、前記複数の筒部材のそれぞれの内部から進退するとともに、閉じるときに前記第1柱部材から突出する複数のバー部材と、を備え、進退方向における前記筒部材の長さは、前記進退方向における前記バー部材の長さよりも短く、前記バー部材は、前記バー部材が全開したときに、前記第2柱部材と前記第3柱部材との間に位置する前記手動開閉板と前記進退方向で互いに重なり前記手動開閉板の厚み方向でずれるように前記筒部材及び前記第2柱部材から突出する。
【0006】
上記構成によれば、バー部材が全開したときにバー部材が第2柱部材と第3柱部材との間に突出し、突出したバー部材と第2柱部材と第3柱部材の間に設けられた手動開閉板とが重なる。このため、バー部材が開いているときには手動開閉板によりバー部材が覆われ、バー部材が閉じているときには手動開閉板を開くことでホームドア装置を通過することができる。
【0007】
上記ホームドア装置について、前記手動開閉板を開閉操作するための操作部材を備え、前記操作部材は、前記バー部材が全開したときに前記複数の筒部材のそれぞれから突出する前記複数のバー部材に対して前記厚み方向で互いに重なり鉛直方向においてずれた位置に設けられることが好ましい。
【0008】
上記ホームドア装置について、前記筒部材を第1筒部材とし、前記バー部材を第1バー部材とし、前記プラットホーム上に前記水平方向に間隔を空けて前記第2柱部材と隣り合わず、且つ前記第3柱部材と隣り合って立設される第4柱部材と、前記第3柱部材と前記第4柱部材との間に掛け渡される複数の第2筒部材と、前記複数の第2筒部材のそれぞれの内部から前記第1バー部材と反対方向に進退する複数の第2バー部材と、を備え、前記第2筒部材の長さは、前記第2バー部材の長さと等しいか又はそれよりも長く、前記第2バー部材は、前記第2バー部材が全開したときに前記第3柱部材から突出しないことが好ましい。
【0009】
上記ホームドア装置について、前記複数のバー部材における前記第2柱部材から突出する戸尻側の端部には、弾性部材が設けられることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、扉部が閉じているときに出入りするための手動開閉板を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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