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公開番号2025038653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145393
出願日2023-09-07
発明の名称汚卵洗浄液
出願人新日本理化株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類A01K 43/00 20060101AFI20250312BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】卵殻に付着した糞、飼料、血液等の汚れを効率的に除去することができる汚卵洗浄液を提供する。
【解決手段】過酸化水素及び/又は酸を含む汚卵洗浄液。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項１】
過酸化水素及び／又は酸を含む汚卵洗浄液。
続きを表示（約 350 文字）【請求項２】
過酸化水素及び酸を含む請求項１に記載の汚卵洗浄液。
【請求項３】
前記過酸化水素の含有量が、０．０５質量％以上である請求項１又は２に記載の汚卵洗浄液。
【請求項４】
前記過酸化水素の含有量が、０．１質量％以上である請求項３に記載の汚卵洗浄液。
【請求項５】
前記酸は、有機酸である請求項１又は２に記載の汚卵洗浄液。
【請求項６】
前記有機酸は、２価以上の有機酸である請求項５に記載の汚卵洗浄液。
【請求項７】
前記酸の含有量が、０．０１質量％以上である請求項１又は２に記載の汚卵洗浄液。
【請求項８】
前記酸の含有量が、０．０５質量％以上である請求項７に記載の汚卵洗浄液。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、汚卵洗浄液に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
糞、飼料、血液等の汚れが外殻に付着した卵（汚卵）は、梱包して販売することができない。
そのため、汚卵の割合を低減させることを目的として洗浄が行われている。
【０００３】
例えば、特許文献１では、多孔質外面を有する物品を汚染除去する方法であって、汚染除去チャンバを設けるステップと、上記物品が予め定められた期間にわたって上記汚染除去チャンバ内に配置されるように選択された予め定められた速度で、上記汚染物除去チャンバを通して上記物品を搬送するステップと、滅菌剤蒸気の供給源を設け、上記供給源は温度が予め定められた許容温度範囲内であり濃度が予め定められた許容濃度範囲内である滅菌剤蒸気を供給するものとするステップと、上記滅菌剤蒸気の供給源から上記汚染除去チャンバに滅菌剤蒸気を運搬するステップと、上記物品を上記滅菌剤蒸気に曝露するステップと、を含み、上記予め定められた期間および上記滅菌剤蒸気の上記予め定められた許容濃度範囲は、上記滅菌剤蒸気が上記物品の上記多孔質外面を貫通しないように選択される方法が開示されている。
特許文献１では、上記物品が卵であること、上記滅菌剤が過酸化水素又は過酢酸を含むことが開示されている。
【０００４】
例えば、特許文献２では、供給された殻付卵（３３）を洗浄液（１２）が満された浸漬水槽（６）に浸漬する工程と、該殻付卵（３３）を浸漬水槽（６）から引き上げ、搬送路（１８）により踊り回転させながら洗浄液によりシャワーリングすると共に回転ブラシ（１６，１７）によりブラッシングする工程とよりなることを特徴とする洗卵方法が開示されている。
特許文献２では、上記洗浄液が、洗浄剤からなる基材に二酸化塩素及び二酸化塩素分解物から選ばれた少なくとも一員からなる微生物殺菌剤と被覆剤を含むことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特表２０１８－５３７０７９号公報
特開平７－１６０３３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
特許文献１に記載の方法を卵に適用したとしても卵殻に付着した糞、飼料、血液等の汚れを十分に除去することができず、更なる改善の余地があった。
【０００７】
また、特許文献２で用いる洗浄液は、洗浄時に菌の増殖を抑制することを目的とした組成であり、卵殻に付着した糞、飼料、血液等の汚れの除去に対する寄与については一切言及されていない。
【０００８】
そこで本発明は、卵殻に付着した糞、飼料、血液等の汚れを効率的に除去することができる汚卵洗浄液を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明者らは、鋭意検討した結果、過酸化水素及び／又は酸を含む洗浄液を汚卵に用いることにより、塩基性である卵殻表面に対して酸が作用して糞、飼料、血液等の汚染物を浮き上がらせ、過酸化水素の漂白効果が向上することにより、優れた洗浄力を発揮することを見出し、本発明を完成させた。
【００１０】
すなわち、本発明は、過酸化水素及び／又は酸を含む汚卵洗浄液である。
（【００１１】以降は省略されています）

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