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公開番号2025038627
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145356
出願日2023-09-07
発明の名称プレキャスト床版の防水構造
出願人清水建設株式会社,日本道路株式会社,株式会社エスシー・プレコン
代理人個人,個人,個人
主分類E01D 19/12 20060101AFI20250312BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】現場での施工性を良好とするプレキャスト床版の防水構造を提供する。
【解決手段】プレキャスト床版の防水構造1は、水平方向に沿う一方向Aに離間して配置された一対のプレキャスト床版2,2と、一対のプレキャスト床版2,2の間に設けられ、一対のプレキャスト床版2,2を接合する接合部5と、を備え、プレキャスト床版2は、設計基準強度120N/mm2以上の高強度繊維補強コンクリートで形成され、プレキャスト床版2は、一方向Aの端部4aに形成され、接合部側に突出する凸部41と、一方向Aの端部4aに形成され、接合部5から離間する側に凹む凹部46と、を有し、凸部41の少なくとも一つの角は、鋭角をなすように形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
水平方向に沿う一方向に離間して配置された一対のプレキャスト床版と、
前記一対のプレキャスト床版の間に設けられ、前記一対のプレキャスト床版を接合する接合部と、を備え、
前記プレキャスト床版は、設計基準強度120N/mm

以上の高強度繊維補強コンクリートで形成され、
前記プレキャスト床版は、
前記一方向の端部に形成され、前記接合部側に突出する凸部と、
前記一方向の端部に形成され、前記接合部から離間する側に凹む凹部と、を有し、
前記凸部の少なくとも一つの角は、鋭角をなすように形成されているプレキャスト床版の防水構造。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記凸部は複数の角を有する形状であり、少なくとも一つの角は鈍角をなすように形成されている請求項1に記載のプレキャスト床版の防水構造。
【請求項3】
前記凹部の少なくとも一つの角は、鋭角をなすように形成されている請求項1または2に記載のプレキャスト床版の防水構造。
【請求項4】
前記凸部の突出長さが前記凸部の基端部の幅よりも小さい請求項1または2に記載のプレキャスト床版の防水構造。
【請求項5】
前記接合部は、設計基準強度120N/mm

以上の高強度繊維補強コンクリートで形成されている請求項1または2に記載のプレキャスト床版の防水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレキャスト床版の防水構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、高速道路等に使用される床版の防水構造として、プレキャスト床版を設置して、その上側に防水層を設けたものが知られている(下記の特許文献1参照)。プレキャスト床版どうしの接合部分では、プレキャスト床版の間にコンクリートを打設して、舗装施工前に、NEXCO舗装施工管理要領に示す床版防水層・グレードIIを施工することがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-210783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、床版防水層・グレードIIは、降雨時に施工できないため、悪天候が続けば床版取り換え工事が完了できず、交通規制解除に大きな影響を及ぼすという問題点がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、現場での施工性を良好とするプレキャスト床版の防水構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係るプレキャスト床版の防水構造は、水平方向に沿う一方向に離間して配置された一対のプレキャスト床版と、前記一対のプレキャスト床版の間に設けられ、前記一対のプレキャスト床版を接合する接合部と、を備え、前記プレキャスト床版は、設計基準強度120N/mm

以上の高強度繊維補強コンクリートで形成され、前記プレキャスト床版は、前記一方向の端部に形成され、前記接合部側に突出する凸部と、前記一方向の端部に形成され、前記接合部から離間する側に凹む凹部と、を有し、前記凸部の少なくとも一つの角は、鋭角をなすように形成されている。
【0007】
このように構成されたプレキャスト床版の防水構造では、プレキャスト床版は、設計基準強度120N/mm

以上の高強度繊維補強コンクリートで形成されている。プレキャスト床版の一端部には、凸部及び凹部が形成されている。凸部の少なくとも一つの角は、鋭角をなすように形成されている。よって、高い防水性能と耐久性を確保することができる。また、現場で、プレキャスト床版の上側に防水層を設ける工事をする必要がないため、悪天候による工期遅延が抑制され、現場での施工性を良好とすることができる。さらに、「超高強度繊維補強コンクリートの設計・施工指針(案) 公益社団法人土木学会」において設計基準強度150N/mm

以上と定義されている超高強度繊維補強コンクリートと比較して粘性等が低く打込み時等の扱いが容易であるため、超高強度繊維補強コンクリートを使用する場合に比べプレキャスト床版の製造が容易になる。
【0008】
また、本発明に係るプレキャスト床版の防水構造は、前記凸部は複数の角を有する形状であり、少なくとも一つの角は鈍角をなすように形成されていてもよい。
【0009】
また、本発明に係るプレキャスト床版の防水構造では、前記凹部の少なくとも一つの角は、鋭角をなすように形成されていてもよい。
【0010】
このように構成されたプレキャスト床版の防水構造では、凹部の少なくとも一つの角は、鋭角をなすように形成されている。よって、プレキャスト床版と接合部との定着を良好にすることができ、接合強度及び防水性能を向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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