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公開番号
2025038575
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145276
出願日
2023-09-07
発明の名称
調光フィルム
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
26/02 20060101AFI20250312BHJP(光学)
要約
【課題】調光フィルムの外観品質の向上を図る。
【解決手段】調光フィルムは、偏光フィルム15A,15Bをフィルム基材12に積層してなる積層体11を有する。フィルム基材12は、厚み方向における一方の面を被積層面13として有する。偏光フィルム15A,15Bは、厚み方向における一方の面を表面21A,21Bとして有し、かつ他方の面を裏面22A,22Bとして有し、かつ第1方向における両側に側面23A,23Bを有する。厚み方向及び第1方向に対し直交する方向を第2方向とする。積層体11では、偏光フィルム15A,15Bが、第1方向に互い違いに配置されて、裏面22A,22Bにおいて被積層面13に貼り合わされる。隣り合う側面23A,23Bと被積層面13との間には、第2方向における偏光フィルム15A,15Bの全長にわたって延びる空洞部26が形成される。隣り合う表面21A,21B同士は互いに接触する。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
厚み方向に対向した状態で配置された一対の調光要素を備え、かつ前記厚み方向に対し直交する第1方向へ両調光要素が相対変位されることにより、両調光要素における光の透過量を調整する調光装置において、前記調光要素として用いられる調光フィルムであって、
2種類の偏光フィルムをフィルム基材に積層してなる積層体を有し、
前記フィルム基材は、前記厚み方向における一方の面を被積層面として有し、各偏光フィルムは、前記厚み方向における一方の面を表面として有し、かつ他方の面を裏面として有し、かつ前記第1方向における両側に側面を有し、
2種類の前記偏光フィルムは、前記厚み方向及び前記第1方向の両方向に対し直交する第2方向の寸法が、前記第1方向の寸法よりも長い短冊状をなし、かつ互いに異なる方向へ延びる偏光軸を有しており、
前記積層体では、2種類の前記偏光フィルムが、前記第1方向に互い違いに配置されて、前記裏面において前記被積層面に貼り合わされ、
隣り合う前記偏光フィルムにおいて、隣り合う一対の前記側面と、前記被積層面との間には、前記第2方向における前記偏光フィルムの全長にわたって延びる空洞部が形成され、
隣り合う前記偏光フィルムの前記表面同士は互いに接触している、調光フィルム。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
各偏光フィルムの前記側面のうち、隣の前記偏光フィルム側の前記側面は、前記表面に対しなす角度が鋭角となるように、前記厚み方向に対し傾斜している、請求項1に記載の調光フィルム。
【請求項3】
前記空洞部は、前記第1方向における寸法が500μm以下となるように形成されている、請求項1に記載の調光フィルム。
【請求項4】
各偏光フィルムは、レーザ切断により形成されたものであり、前記厚み方向に対し傾斜する前記側面は、前記レーザ切断に伴い生じた切断面により構成されている、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の調光フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、調光装置に用いられる調光フィルムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
厚み方向に対向した状態で配置された一対の調光フィルムを備える調光装置が知られている。この調光装置では、厚み方向に対し直交する第1方向へ両調光フィルムが相対変位されることにより、両調光フィルムにおける光の透過量が調整される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図20は、一方の調光フィルム70の一部を示している。調光フィルム70は、フィルム基材71と、フィルム基材71の厚み方向にそれぞれ積層された複数の第1偏光フィルム75A及び複数の第2偏光フィルム75Bとを備える。図20では、上下方向及び左右方向が、それぞれ「厚み方向」及び「第1方向」となる。ここで、厚み方向及び第1方向の両方向に対し直交する方向、図20では紙面に直交する方向を、第2方向とする。
【0004】
フィルム基材71は、上記厚み方向における一方の面を被積層面72として有する。
各第1偏光フィルム75Aは、厚み方向における一方の面を表面76Aとして有し、かつ他方の面を裏面77Aとして有する。各第1偏光フィルム75Aは、第1方向における両側に側面78Aを有する。各側面78Aの全面は、上記厚み方向に延びている。
【0005】
各第2偏光フィルム75Bは、厚み方向における一方の面を表面76Bとして有し、かつ他方の面を裏面77Bとして有する。各第2偏光フィルム75Bは、第1方向における両側に側面78Bを有する。各側面78Bの全面は、上記厚み方向に延びている。
【0006】
各第1偏光フィルム75A及び各第2偏光フィルム75Bは、第2方向の寸法が、第1方向の寸法よりも長い短冊状をなす。各第1偏光フィルム75Aと各第2偏光フィルム75Bとは、互いに異なる方向へ延びる偏光軸(図示略)を有している。
【0007】
上記調光フィルム70の製造に際しては、例えば、複数の第1偏光フィルム75Aと、複数の第2偏光フィルム75Bとが、第1方向に互い違いに配置された状態で被積層面72に貼り合わされる。例えば、貼り合わせの対象が、図20において二点鎖線で示す第2偏光フィルム75Bである場合、貼り合わせの際、裏面77Bと被積層面72との間に気泡、ゴミ等の異物EMが入ることが起り得る。これに対しては、ヘラ、ローラ等の押圧部材PMを、第2偏光フィルム75Bに押し付けながら移動させる。この移動により異物EMを、図20において二点鎖線の矢印で示すように、第2偏光フィルム75Bの周縁部に向けて移動させながら、第2偏光フィルム75Bを被積層面72に貼り合わせることが行われる。なお、第1偏光フィルム75Aの貼り合わせも、上記第2偏光フィルム75Bと同様にして行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開平9-310567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来の調光フィルム70では、側面78Aと、その隣の側面78Bとが密着するように、偏光フィルム75A,75Bの貼り合わせが行われる。そのため、隣り合う側面78A,78Bの間又はその近くまで異物EMを移動させても、裏面77A,77Bと被積層面72との間に異物EMが残ってしまう。異物EMを取り除くことが難しい。
【0010】
また、異物EMを第2方向へ移動させて取り除こうとしても、異物EMから、貼り付けの対象となっている偏光フィルム75A,75Bの第2方向における端面までの距離が長い場合には、その端面まで異物EMを移動させることが難しい。この場合にも異物EMを取り除くことが難しい。
(【0011】以降は省略されています)
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