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公開番号2025038574
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145275
出願日2023-09-07
発明の名称調光フィルムの製造方法及び調光フィルム
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 53/18 20060101AFI20250312BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】カールに起因する外観低下を抑制する。
【解決手段】調光フィルムが有する積層体11は、熱可塑性樹脂により形成されたフィルム基材12と、フィルム基材12とは異なる種類の熱可塑性樹脂によりそれぞれ形成された2種類の偏光フィルム15A,15Bとを、構成部材として備える。調光フィルムを製造する工程は、積層体形成工程及び矯正工程を備える。積層体形成工程では、2種類の偏光フィルム15A,15Bを、第1方向に互い違いに配置して、フィルム基材12の被積層面13に接合することにより、積層体11を形成する。矯正工程では、上記接合の際の加熱及び冷却により厚み方向にカールした積層体11を、一対のローラ41,42により、同方向における少なくとも片側から加圧しながら両側から加熱する。カールしていない側のローラ41による加熱を、カールしている側のローラ42による加熱よりも高い温度で行うことにより、カールを矯正する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
厚み方向に対向した状態で配置された一対の調光要素を備え、かつ前記厚み方向に対し直交する第1方向へ両調光要素が相対変位されることにより、両調光要素における光の透過量を調整する調光装置において、前記調光要素として用いられる調光フィルムを製造する方法であって、
前記調光フィルムが有する積層体は、熱可塑性樹脂により形成されたフィルム基材と、前記フィルム基材とは異なる種類の熱可塑性樹脂によりそれぞれ形成された2種類の偏光フィルムとを、構成部材として備え、
前記フィルム基材は、前記厚み方向における一方の面を被積層面として有し、
2種類の前記偏光フィルムは、前記厚み方向及び前記第1方向の両方向に対し直交する第2方向の寸法が、前記第1方向の寸法よりも長い短冊状をなし、かつ互いに異なる方向へ延びる偏光軸を有しており、
前記調光フィルムを製造する工程は、
2種類の前記偏光フィルムを、前記第1方向に互い違いに配置して、前記被積層面に接合することにより前記積層体を形成する積層体形成工程と、
前記接合の際の加熱及び冷却により前記厚み方向にカールした前記積層体を、同方向における少なくとも片側から加圧しながら両側から加熱し、かつカールしていない側からの加熱を、カールしている側からの加熱よりも高い温度で行うことにより前記カールを矯正する矯正工程と、
を備える、調光フィルムの製造方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記積層体形成工程では、2種類の前記偏光フィルムがそれぞれ前記被積層面に対し、接着により接合される、請求項1に記載の調光フィルムの製造方法。
【請求項3】
前記矯正工程では、前記厚み方向に対向した状態で配置されるとともに、少なくとも外周面が互いに異なる温度となるように加熱された状態で、互いに反対方向へ回転する一対のローラが用いられ、
前記矯正工程では、前記厚み方向にカールしている側の前記構成部材が、温度の低い前記ローラ側に位置させられ、かつカールしていない側の前記構成部材が、温度の高い前記ローラ側に位置させられた状態で、前記積層体が、一対の前記ローラの間に通されることにより、前記積層体が加圧及び加熱されながら送られる、請求項1に記載の調光フィルムの製造方法。
【請求項4】
前記矯正工程で用いられる一方の前記ローラの外周部は、他方の前記ローラの外周部よりも弾性の高い材料により形成されており、
前記矯正工程では、前記積層体の前記構成部材のうち、強度の低い前記構成部材が、前記外周部が前記弾性の高い材料により形成された前記ローラ側に位置させられ、かつ前記強度の高い前記構成部材が、前記外周部が前記弾性の低い材料により形成された前記ローラ側に位置させられた状態で、前記積層体が一対の前記ローラの間に通される、請求項3に記載の調光フィルムの製造方法。
【請求項5】
前記一方の前記ローラの前記外周部は、前記弾性の高い材料としてゴムが用いられて形成され、
前記他方の前記ローラの前記外周部は、前記弾性の低い材料として金属が用いられて形成され、
前記矯正工程では、各偏光フィルムが、前記強度の低い前記構成部材とされて、前記外周部が前記ゴムにより形成された前記ローラ側に位置させられ、前記フィルム基材が、前記強度の高い前記構成部材とされて、前記外周部が前記金属により形成された前記ローラ側に位置させられた状態で、前記積層体が一対の前記ローラの間に通される、請求項4に記載の調光フィルムの製造方法。
【請求項6】
厚み方向に対向した状態で配置された一対の調光要素を備え、かつ前記厚み方向に対し直交する第1方向へ両調光要素が相対変位されることにより、両調光要素における光の透過量を調整する調光装置において、前記調光要素として用いられる調光フィルムであって、
熱可塑性樹脂により形成されたフィルム基材と、前記フィルム基材とは異なる種類の熱可塑性樹脂によりそれぞれ形成された2種類の偏光フィルムとを、構成部材として備える積層体を有し、
前記フィルム基材は前記厚み方向における一方の面を被積層面として有し、
2種類の前記偏光フィルムは、前記厚み方向及び前記第1方向の両方向に対し直交する第2方向の寸法が、前記第1方向の寸法よりも長い短冊状をなし、かつ互いに異なる方向へ延びる偏光軸を有しており、
前記積層体は、2種類の前記偏光フィルムが、前記第1方向に互い違いに配置されて、前記被積層面に接合されることにより形成され、さらに、前記厚み方向のカールを矯正する処理を受けており、
前記積層体のうち、一辺が100mmの正方形状をなす部分を試験片とし、前記試験片を、前記厚み方向を上下方向に合わせた状態で水平面上に載置し、さらに、前記試験片のカールにより前記水平面から最も遠ざかった箇所と前記水平面との距離をカール量とした場合、前記試験片のうちカールした部分の前記カール量の平均値が1mm以下である、調光フィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、調光装置に用いられる調光フィルムの製造方法及び調光フィルムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
厚み方向に対向した状態で配置された一対の調光フィルムを備える調光装置が知られている。この調光装置では、厚み方向に対し直交する第1方向へ両調光フィルムが相対変位されることにより、両調光フィルムにおける光の透過量が調整される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
各調光フィルムが有する積層体は、フィルム基材と、フィルム基材にそれぞれ積層された2種類の偏光フィルムとを備える。
フィルム基材は、上記厚み方向における一方の面を被積層面として有する。各偏光フィルムは、上記厚み方向及び第1方向の両方向に対し直交する第2方向の寸法が、同第1方向の寸法よりも長い短冊状をなす。2種類の偏光フィルムは、互いに異なる方向へ延びる偏光軸を有している。
【0004】
上記調光フィルムの製造に際しては、例えば、フィルム基材として、被積層面に接着層が形成されたものが用いられる。2種類の偏光フィルムが第1方向に互い違いに配置された状態で、上記接着層を介して被積層面に貼り合わされる。全ての偏光フィルムが貼り合わされたフィルム基材が加熱及び冷却されることで、接着層が硬化して積層体が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-310567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記従来の調光フィルムの製造方法では、加熱及び冷却によりカールした積層体が形成される。これは、フィルム基材と、偏光フィルムとが、互いに熱収縮率の異なる熱可塑性樹脂によって形成されているためである。積層体では、フィルム基材と2種類の偏光フィルムとが構成部材として厚み方向に積層されているところ、同方向のうち、熱収縮率の大きい構成部材側へ調光フィルムがカールする。そして、カールが発生すると、積層体、ひいては調光フィルムの外観が損なわれる。
【0007】
なお、2種類の偏光フィルムが接着とは異なる方法によってフィルム基材に接合される場合にも、接合が加熱及び冷却を伴うと、上記と同様の問題が起り得る。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための調光フィルムの製造方法及び調光フィルムの各態様を記載する。
[態様1]厚み方向に対向した状態で配置された一対の調光要素を備え、かつ前記厚み方向に対し直交する第1方向へ両調光要素が相対変位されることにより、両調光要素における光の透過量を調整する調光装置において、前記調光要素として用いられる調光フィルムを製造する方法であって、前記調光フィルムが有する積層体は、熱可塑性樹脂により形成されたフィルム基材と、前記フィルム基材とは異なる種類の熱可塑性樹脂によりそれぞれ形成された2種類の偏光フィルムとを、構成部材として備え、前記フィルム基材は、前記厚み方向における一方の面を被積層面として有し、2種類の前記偏光フィルムは、前記厚み方向及び前記第1方向の両方向に対し直交する第2方向の寸法が、前記第1方向の寸法よりも長い短冊状をなし、かつ互いに異なる方向へ延びる偏光軸を有しており、前記調光フィルムを製造する工程は、2種類の前記偏光フィルムを、前記第1方向に互い違いに配置して、前記被積層面に接合することにより前記積層体を形成する積層体形成工程と、前記接合の際の加熱及び冷却により前記厚み方向にカールした前記積層体を、同方向における少なくとも片側から加圧しながら両側から加熱し、かつカールしていない側からの加熱を、カールしている側からの加熱よりも高い温度で行うことにより前記カールを矯正する矯正工程と、を備える、調光フィルムの製造方法。
【0009】
上記の方法によれば、積層体形成工程では、第2方向の寸法が第1方向の寸法よりも長い短冊状の2種類の偏光フィルムが、同第1方向に互い違いに配置される。全ての偏光フィルムが、フィルム基材の被積層面に接合されることにより、積層体が形成される。
【0010】
ここで、積層体の構成部材であるフィルム基材と、同じく積層体の構成部材である偏光フィルムとは、互いに異なる種類の熱可塑性樹脂により形成されている。そのため、偏光フィルムの上記接合の際に、加熱及び冷却が行われると、上記構成部材間の熱収縮率の差により、厚み方向のうち、熱収縮率の大きい構成部材側にカールした積層体が形成される。形成された積層体の外観は、カールしていない積層体の外観よりも低下する。
(【0011】以降は省略されています)

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