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公開番号2025038632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145363
出願日2023-09-07
発明の名称ステアリング装置
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B62D 1/04 20060101AFI20250312BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】光照射部が回転部内に占める領域を小さくすることができるステアリング装置の技術の提供。
【解決手段】移動体に対して回転可能に取り付けられる回転部(30)と、移動体の乗員に把持される把持部(10)であって、回転部(30)と接続している把持部(10)と、を備え、回転部(30)は、把持部(10)に向かって光を射出する一つ以上の光照射部(31)と、光照射部(31)と共に、回転部(30)の外形を規定する回転ケース部(32)と、を備え、光照射部(31)は、光を射出する発光素子(311a)と、発光素子(311a)を支持する基板(311b)と、発光素子(311a)が射出した光を透過させるレンズ(311c)と、発光素子(311a)と基板(311b)とレンズ(311c)と、を収容し、回転ケース部(32)と共に回転部(30)の外形を規定するケース部(311f)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ステアリング装置であって、
移動体に対して回転可能に取り付けられる回転部と、
前記移動体の乗員に把持される把持部であって、前記回転部と接続している把持部と、
を備え、
前記回転部は、
前記把持部に向かって光を射出する一つ以上の光照射部と、
前記光照射部と共に、前記回転部の外形を規定する回転ケース部と、
を備え、
前記光照射部は、
光を射出する発光素子と、
前記発光素子を支持する基板と、
前記発光素子が射出した光を透過させるレンズと、
前記発光素子と前記基板と前記レンズと、を収容し、前記回転ケース部と共に前記回転部の外形を規定するケース部と、
を備える、ステアリング装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
請求項1に記載のステアリング装置であって、
前記光照射部は、前記回転ケース部の表面のうち、少なくとも一部が前記把持部と向かい合う面と連続した面を構成する、ステアリング装置。
【請求項3】
請求項1に記載のステアリング装置であって、
前記光照射部は、前記回転ケース部に対して脱着可能に構成されており、前記光照射部が前記回転ケース部に対して係合することで前記回転ケース部に対して装着される、ステアリング装置。
【請求項4】
請求項1に記載のステアリング装置であって、
前記一つ以上の光照射部として、複数の光照射部を備え、
さらに、
前記光照射部を制御する制御部と、
前記複数の光照射部同士を電気的に接続する複数の配線と、を備え、
前記複数の光照射部のうちの一つが、前記制御部と電気的に接続し、
前記複数の光照射部が、前記複数の配線によって互いに直列に接続されている、ステアリング装置。
【請求項5】
請求項4に記載のステアリング装置であって、
前記複数の配線のそれぞれは、前記回転部の外形を規定する壁面の内面に沿うように配置されている、ステアリング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ステアリング装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1において、車両のステアリングホイールのパッド部とスポーク部に装着された発光部によって、ステアリングホイールに可視光を射出するステアリングホイール照明装置が開示されている。発光部は複数の種類のLED素子によって構成されている。乗員がステアリングホイールに射出された光を視認することにより、車両が自動運転から手動運転に移行する際に、乗員にステアリングホイールのホイール部を把持するように促すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-111440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、可視光を射出する発光部は、発光素子と基板とレンズとケース等、複数の部品によって構成されている。ステアリングホイールのパッド部およびスポーク部は、ステアリングホイールを制御するためのECUや、エアバック等、種々の部品が搭載されている場合がある。ECU等は、互いに干渉しないように搭載されている。特許文献1のステアリングホイールにおいては、ECU等の部品が搭載されているパッド部およびスポーク部に、複数の部品によって構成されている発光部が配置されると、発光部がECU等の部品に干渉する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、ステアリング装置が提供される。このステアリング装置は、移動体に対して回転可能に取り付けられる回転部と、前記移動体の乗員に把持される把持部であって、前記回転部と接続している把持部と、を備え、前記回転部は、前記把持部に向かって光を射出する一つ以上の光照射部と、前記光照射部と共に、前記回転部の外形を規定する回転ケース部と、を備え、前記光照射部は、光を射出する発光素子と、前記発光素子を支持する基板と、前記発光素子が射出した光を透過させるレンズと、前記発光素子と前記基板と前記レンズと、を収容し、前記回転ケース部と共に前記回転部の外形を規定するケース部と、を備える。
この形態のステアリング装置によれば、発光素子と、基板と、レンズと、ケース等、複数の構成からなる光照射部が、回転ケース部と共に、回転部の外形を規定している。そのため、光照射部が回転ケース部に対してブラケットで固定されて回転部内に収容されている態様と比較して、光照射部が回転部内に占める領域を小さくすることができる。
(2)上記形態のステアリング装置において、前記光照射部は、前記回転ケース部の表面のうち、少なくとも一部が前記把持部と向かい合う面と連続した面を構成してもよい。
この形態のステアリング装置によれば、光照射部が、回転ケース部と共に、一体的に回転部の外形を構成することができる。
(3)上記形態のステアリング装置において、前記光照射部は、前記回転ケース部に対して脱着可能に構成されており、前記光照射部が前記回転ケース部に対して係合することで前記回転ケース部に対して装着されてもよい。
この形態のステアリング装置によれば、光照射部が回転ケース部から取り外されることが可能なため、光照射部を交換することができる。また、光照射部が回転ケース部に対して係合することで回転ケース部に対して装着されるため、例えば光照射部が回転ケース部に対して接着される態様と比較して、容易に光照射部を回転ケース部から取り外すことができる。
(4)上記形態のステアリング装置において、前記一つ以上の光照射部として、複数の光照射部を備え、さらに、前記光照射部を制御する制御部と、前記複数の光照射部同士を電気的に接続する複数の配線と、を備え、前記複数の光照射部のうちの一つが、前記制御部と電気的に接続し、前記複数の光照射部が、前記複数の配線によって互いに直列に接続されていてもよい。
通常、制御部と配線との接続部分においては、たとえば、制御部内に配されている回路に比べて、大きなスペースを要する。この形態のステアリング装置によれば、複数の光照射部の全てが、それぞれ配線によって制御部と電気的に接続している態様と比較して、制御部に多数の配線が接続されない。制御部の周囲に大きなスペースを用意する必要がない。よって、複数の光照射部と、制御部と、それらを接続する配線と、が占めるスペースを小さくすることができる。
(5)上記形態のステアリング装置において、前記複数の配線のそれぞれは、前記回転部の外形を規定する壁面の内面に沿うように配置されていてもよい。
この形態のステアリング装置によれば、配線の全てが回転部の壁面の内面に沿わずに、回転部の内部に配置されている態様と比較して、回転部の内部の自由度が高くなる。
本開示は、ステアリング装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、ステアリング装置の製造方法、ステアリング装置を搭載した車両等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態のステアリング装置を説明する図。
回転部を説明する図。
発光素子と、基板と、レンズと、台座と、ベースカバーと、を説明する図。
第1ケース部と第2ケース部とを説明する図。
第1光照射部と第2光照射部を、図4と別の角度から見た図。
図5のVI-VI断面図。
第1ケース部を下方向に見た図。
回転ケース部を説明する図。
回転ケース部を下方向に見た図。
制御部と配線と光照射部との関係を説明する図。
配線の配置を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.本実施形態:
図1は、本実施形態のステアリング装置1を説明する図である。図1のステアリング装置1は、回転部30と固定部20を覆うカバーが省略されている。回転部30と固定部20については後に説明する。ステアリング装置1は、図示しない移動体の乗員である運転手に操作されることで、移動体の操舵を実現する装置である。本実施形態において、移動体は車両である。ステアリング装置1は、車両の図示しない回転軸と接続することで、車両に対して回転可能に取り付けられている。回転軸の軸線AXに沿った方向を、車両の進行方向に合わせて前後方向と表記する。軸線AXに直交する方向のうち、ステアリング装置1が起立する方向を上下方向と表記する。軸線AXおよび上下方向に直交する方向を左右方向と表記する。ステアリング装置1は、把持部10と、固定部20と、回転部30と、制御部40と、四つの配線50と、を備えている。なお、図1において、配線50の図示を省略している。図1において、理解の便を図るために、把持部10と、回転部30と、制御部40と、にハッチングを付している。
【0009】
把持部10は、運転手に把持される部位である。本実施形態において、把持部10は、略環状の形状を有している。把持部10は、把持部10の内周側において、固定部20および回転部30と接続している。図1に示すように、把持部10は、固定部20の一部および回転部30の一部を覆っている。これにより、把持部10は回転部30と接続している。把持部10は、図示しない芯金と軟質の部材と、表皮11によって構成されている。環状の形状を有する芯金の表面を軟質の部材が覆う。そして、軟質の部材を表皮11が覆っている。表皮11が、固定部20および回転部30を覆っている。図1においては、表皮11のみが図示されている。
【0010】
固定部20は、把持部10および回転部30と接続する部位である。固定部20は、左右方向に伸びる形状を有している。固定部20は、把持部10の内周側に位置している。固定部20は、左右方向において芯金とつながっている。固定部20は、回転部30の外形を規定する壁面の内面301側に嵌ることで、回転部30と接続している。回転部30の壁面の内面301側については後に説明する。固定部20は、固定穴部21を有している。固定穴部21は、回転軸を通す穴を形成する。回転軸の周りを、固定部20が回転可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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