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公開番号2025038263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2022022067
出願日2022-02-16
発明の名称UE(User Equipment)
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 8/08 20090101AFI20250312BHJP(電気通信技術)
要約【課題】5GSにおいて、UEがローミング先のネットワークであるVPLMNに接続した場合に使用するURSP rulesについて、HPLMNに関連付けられたURSP rulesと、VPLMNに関連付けられたURSP rulesのいずれをUE又はネットワークが選択し、ネットワークがUEに配信し、UEが使用するかが定まっていない。
【解決手段】UE及びネットワークは、能力情報及び/又は要求を示す識別情報等を送受信し、送受信した識別情報に基づいて、VPLMNに接続したUEが使用するURSP rulesとしてHPLMNに関連付けられたURSP rules及び/又はVPLMNに関連付けられたURSP rulesを選択し、配信するための選択方法、及び通信手段を提供する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
送受信部と記憶部と制御部とを備えるUE(User Equipment)であって、
前記送受信部は、登録手続きにおいて、第1及び第2の識別情報を含む登録要求メッセージをネットワークに送信し、
前記第1の識別情報は、VPLMN(Visited Public Land Mobile Network)に関連付けられたURSP(UE Route Selection Policy) rulesをサポートすることを示す能力情報であり、
前記第2の識別情報は、前記VPLMNに関連付けられたURSP rulesの使用を要求することを示す情報であり、
前記送受信部は、前記登録手続き中に開始されるURSP rulesを受信するための手続きにおいて、前記VPLMNに関連付けられた第1のURSP rulesを受信し、
前記制御部は、前記記憶部に、前記VPLMNに関連付けて前記第1のURSP rulesを記憶する、
ことを特徴とするUE。
続きを表示（約 300 文字）【請求項２】
前記送受信部が、第2のURSP rulesを受信した場合、
前記制御部は、前記記憶部において、前記VPLMNに関連付けられた前記第1のURSP rulesを既に記憶しているときは、
前記第2のURSP rulesの受信に基づいて、前記第1のURSP rulesから前記第2のURSP rulesに更新する、
ことを特徴とする請求項1に記載のUE。
【請求項３】
前記第2のURSP rulesが空だった場合、
前記制御部は、前記記憶部から前記第1のURSP rulesを削除する、
ことを特徴とする請求項2に記載のUE。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、UE(User Equipment)に関する。
続きを表示（約 3,000 文字）【背景技術】
【０００２】
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、第5世代(5th Generation; 5G)の移動通信システムである5GS(5G System)のシステムアーキテクチャにおける新たな手続きや機能をサポートするための検討、議論、仕様の策定が行われている(非特許文献1から5を参照)。Release 17規格までに議論されていた5G UE(User Equipment) Policyについて、Release 18ではその機能の拡張が議論される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
3GPP TS 23.501 V17.3.0 (2021-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 17)
3GPP TS 23.502 V17.3.0 (2021-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 17)
3GPP TS 23.503 V17.3.0 (2021-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Policy and charging control framework for the 5G System (5GS); Stage 2 (Release 17)
3GPP TS 24.501 V17.5.0 (2021-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; Non-Access-Stratum (NAS) protocol for 5G System (5GS); Stage 3 (Release 17)
3GPP TS 24.526 V17.5.0 (2021-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Core Network and Terminals; User Equipment (UE) policies for 5G System (5GS); Stage 3 (Release 17)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
5GS(5G System)では、多種多様なサービスを提供するために、新たなコアネットワークである5GCN(5G Core Network)が検討されている。現在、5GSについて、これまで議論されてきた5G UE(User Equipment) Policyの拡張が検討されている。
【０００５】
UEが、ローミング先のネットワークであるVPLMNに接続した場合に使用するポリシー情報の一つとして提供されるURSP(UE Route Selection Policy) rulesは、従来はHPLMNに関連付けられたURSP rulesのみがサポートされてきた。一方、5G UEポリシーの拡張の検討において、更にVPLMNに関連付けられたURSP rulesをサポートすることが検討されているが、これら2種類のURSP rulesの選択方法、送受信方法、UE又はネットワーク装置におけるURSP rulesの記憶又は管理の取り扱いに関する手続き、手法の詳細が明確になっていない。
【０００６】
本発明は、以上のような事情を鑑みてなされたものであり、VPLMNに接続したUE、及びネットワークの各装置が、適切なURSP rulesを選択する方法や、選択されたURSP rulesを配信するための手続き、及びこれらを実行するために必要となるUEとネットワーク間で送受信される情報及び手続きを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の実施形態の、UE（User Equipment）は、送受信部と記憶部と制御部とを備えるUE(User Equipment)であって、前記送受信部は、登録手続きにおいて、第1及び第2の識別情報を含む登録要求メッセージをネットワークに送信し、前記第1の識別情報は、VPLMN(Visited Public Land Mobile Network)に関連付けられたURSP(UE Route Selection Policy) rulesをサポートすることを示す能力情報であり、前記第2の識別情報は、前記VPLMNに関連付けられたURSP rulesの使用を要求することを示す情報であり、前記送受信部は、前記登録手続き中に開始されるURSP rulesを受信するための手続きにおいて、前記VPLMNに関連付けられた第1のURSP rulesを受信し、前記制御部は、前記記憶部に、前記VPLMNに関連付けて前記第1のURSP rulesを記憶する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の一実施形態によれば、ローミング先のネットワークであるVPLMNに登録し、接続したUEは、接続先のネットワークにおいてUEポリシー情報の一つとして提供されるURSP rulesとして、HPLMNに関連付けられたURSP rules又は、VPLMNに関連付けられたURSP rulesのいずれかを選択するための手法の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
移動通信システム(EPS/5GS)の概略を説明する図である。
移動通信システム(EPS/5GS)の詳細構成を説明する図である。
UEの装置構成を説明する図である。
5GSにおけるアクセスネットワーク装置(gNB)の構成を説明する図である。
5GSにおけるコアネットワーク装置(AMF/SMF/UPF/PCF)の構成を説明する図である。
登録手続きを説明する図である。
UEポリシー配信手続きを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して本発明を実施する為に最良の形態について説明する。尚、本実施形態では1例として、本発明を適用した場合の移動通信システムの実施形態について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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