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公開番号
2025037634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144684
出願日
2023-09-06
発明の名称
画像形成装置
出願人
シャープ株式会社
代理人
弁理士法人あーく事務所
主分類
G03G
15/01 20060101AFI20250311BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】現像電源から共通の現像バイアスが供給される安価な構成でありながら、画像現像手段ごとに形成される各トナー像の濃度のばらつきを低減することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】制御部は、プロセス条件調整処理の実行時に、各画像現像手段に、基準濃度に対応する印刷画像信号に基づいて、複数の異なる電圧値と複数の異なるディザ値との組み合わせに対応する複数のテスト用トナー像を含むトナーパッチ群を形成させ、濃度センサで検出した複数のテスト用トナー像のそれぞれの濃度に基づいて、画像形成処理の実行時の電圧値及びディザ処理部が各画像現像手段に適用すべきディザ値を決定するように構成されている。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体及び前記像担持体上にトナー像を現像する現像手段をそれぞれ含む複数の画像現像手段と、
前記各像担持体のそれぞれに現像された前記各トナー像が転写される転写部材を含む転写手段と、
前記各現像手段に対して共通の現像バイアスを供給する現像電源と、が備えられた画像形成装置であって、
前記各画像現像手段を制御して任意の印刷画像信号に基づいた前記トナー像を形成する画像形成処理を実行可能、かつ、前記現像電源を制御して前記現像バイアスの電圧値を調整するプロセス条件調整処理を実行可能に構成された制御部と、
前記画像現像手段ごとに、所定の諧調性を有するような複数の異なるディザ値で画像処理を実行可能なディザ処理部と、
前記転写部材に転写された前記各トナー像の濃度を検出する濃度センサと、がさらに備えられ、
前記制御部は、前記プロセス条件調整処理の実行時に、
前記各画像現像手段に、基準濃度に対応する印刷画像信号に基づいて、複数の異なる前記電圧値と複数の異なる前記ディザ値との組み合わせに対応する複数のテスト用トナー像を含むトナーパッチ群を形成させ、前記濃度センサで検出した前記複数のテスト用トナー像のそれぞれの濃度に基づいて、前記画像形成処理の実行時の前記電圧値及び前記ディザ処理部が前記各画像現像手段に適用すべき前記ディザ値を決定するように構成されている、ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ディザ処理部は、前記テスト用トナー像を所定の最大ディザ値から所定の最小ディザ値までの範囲に属する複数のディザ値で画像処理を行うように構成され、
前記制御部は、前記プロセス条件調整処理の実行時に、前記最大ディザ値に対応する前記トナーパッチ群において、前記濃度センサによって検出された前記テスト用トナー像の濃度が所定の目標濃度範囲内に収まる前記電圧値と前記ディザ値との組み合わせを選出し、
前記選出された組み合わせのうち前記テスト用トナー像の濃度が最も低く検出された画像現像手段の前記濃度が前記目標濃度範囲内となる電圧値がある場合には、当該電圧値のうち絶対値が最も小さいものを前記画像形成処理の実行時の電圧値として決定し、かつ、
前記決定した電圧値との組み合わせに対応する各ディザ値のうち、形成された前記テスト用トナー像の濃度が前記目標濃度範囲内において最も高かったものを前記画像形成処理の実行時のディザ値として決定するように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記トナー像を構成するトナーは非磁性であり、前記現像手段には磁性のキャリアが含まれており、
前記制御部は、前記決定した電圧値との組み合わせに対応する最小ディザ値であっても、形成された前記テスト用トナー像の濃度が前記目標濃度範囲を超える画像現像手段については、
当該画像現像手段に対して所定時間に亘り前記トナー像のべた吐きをさせた後に、再び前記プロセス条件調整処理を実行するように構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記各画像現像手段は前記各像担持体に露光する露光手段をそれぞれ備え、
前記制御部は、前記決定した電圧値との組み合わせに対応する最小ディザ値であっても、形成された前記テスト用トナー像の濃度が前記目標濃度範囲を超える画像現像手段については、
当該画像現像手段に備えられた前記露光手段の前記像担持体への露光光量を低減させた後に、再び前記プロセス条件調整処理を実行するように構成されている、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記選出された組み合わせのうち前記テスト用トナー像の濃度が最も低く検出された画像現像手段の前記濃度が最大ディザ値であっても前記目標濃度範囲を下回る画像現像手段については、
当該画像現像手段に対してトナーの補給がされた後に、再び前記プロセス条件調整処理を実行するように構成されている、ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、像担持体及び前記像担持体上にトナー像を現像する現像手段をそれぞれ含む複数の画像現像手段と、前記各像担持体のそれぞれに現像された前記各トナー像が転写される転写部材を含む転写手段と、前記各現像手段に対して共通の現像バイアスを供給する現像電源と、が備えられた画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、帯電装置や現像装置の現像電源を共通化した構成において高濃度部の画像濃度制御手段を備えた画像形成装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-163502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
当該画像形成装置においては、現像電源から、4色すべてのトナー像の濃度が目標濃度範囲内となる共通の現像バイアスの電圧値を得られることが前提となっている。しかし、各現像手段の周囲の環境の温度、湿度や各トナーの残量、帯電性などに起因して各トナーの現像性が異なるため、現像電源から共通の現像バイアスが供給される構成では、4色すべてのトナー像の濃度が目標濃度範囲内とならない(所望の濃度よりも濃すぎたり、薄すぎたりする)場合がある。
【0005】
本開示は、上述の問題に鑑みなされたものであり、現像電源から共通の現像バイアスが供給される安価な構成でありながら、画像現像手段ごとに形成される各トナー像の濃度のばらつきを低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するための、本開示に係る画像形成装置は、像担持体及び前記像担持体上にトナー像を現像する現像手段をそれぞれ含む複数の画像現像手段と、前記各像担持体のそれぞれに現像された前記各トナー像が転写される転写部材を含む転写手段と、前記各現像手段に対して共通の現像バイアスを供給する現像電源と、が備えられた画像形成装置であって、前記各画像現像手段を制御して任意の印刷画像信号に基づいた前記トナー像を形成する画像形成処理を実行可能、かつ、前記現像電源を制御して前記現像バイアスの電圧値を調整するプロセス条件調整処理を実行可能に構成された制御部と、前記画像現像手段ごとに、所定の諧調性を有するような複数の異なるディザ値で画像処理を実行可能なディザ処理部と、前記転写部材に転写された前記各トナー像の濃度を検出する濃度センサと、がさらに備えられ、前記制御部は、前記プロセス条件調整処理の実行時に、前記各画像現像手段に、基準濃度に対応する印刷画像信号に基づいて、複数の異なる前記電圧値と複数の異なる前記ディザ値との組み合わせに対応する複数のテスト用トナー像を含むトナーパッチ群を形成させ、前記濃度センサで検出した前記複数のテスト用トナー像のそれぞれの濃度に基づいて、前記画像形成処理の実行時の前記電圧値及び前記ディザ処理部が前記各画像現像手段に適用すべき前記ディザ値を決定するように構成されている、ことを特徴とする。
【0007】
上述の構成によると、各現像手段の周囲の環境の温度、湿度や各トナーの残量、帯電性などに起因して各トナーの現像性にばらつきが生じても、画像形成処理の際に適用するディザ値を画像現像手段ごとに個別に調整することで、現像電源から共通の現像バイアスが供給される安価な構成でありながら、画像現像手段ごとに形成される各トナー像の濃度のばらつきを低減することができる。
【0008】
本開示に係る画像形成装置において、前記ディザ処理部は、前記テスト用トナー像を所定の最大ディザ値から所定の最小ディザ値までの範囲に属する複数のディザ値で画像処理を行うように構成され、前記制御部は、前記プロセス条件調整処理の実行時に、前記最大ディザ値に対応する前記トナーパッチ群において、前記濃度センサによって検出された前記テスト用トナー像の濃度が所定の目標濃度範囲内に収まる前記電圧値と前記ディザ値との組み合わせを選出し、前記選出された組み合わせのうち前記テスト用トナー像の濃度が最も低く検出された画像現像手段の前記濃度が前記目標濃度範囲内となる電圧値がある場合には、当該電圧値のうち絶対値が最も小さいものを前記画像形成処理の実行時の電圧値として決定し、かつ、前記決定した電圧値との組み合わせに対応する各ディザ値のうち、形成された前記テスト用トナー像の濃度が前記目標濃度範囲内において最も高かったものを前記画像形成処理の実行時のディザ値として決定するように構成されている、ことを特徴としてもよい。
【0009】
上述の構成によると、テスト用トナー像の濃度が最も低く検出された画像現像手段であっても目標濃度を満足する電圧値を各画像現像手段に対する共通の現像バイアスとして設定し、各画像現像手段においてはディザ値を個別で調整することによって、すべての画像現像手段で適切な濃度によりトナー像を現像することができるようになる。なお、所定の最大ディザ値とは、テスト用トナー像を構成する領域の全域に対してトナー像を現像させるディザ値であり、所定の最小ディザ値とは、ジャギーを認識させない程度においてテスト用トナー像を構成する領域のうち所定の領域を除いた領域にトナー像を現像させるディザ値をいう。
【0010】
本開示に係る画像形成装置において、前記トナー像を構成するトナーは非磁性であり、前記現像手段には磁性のキャリアが含まれており、前記制御部は、前記決定した電圧値との組み合わせに対応する最小ディザ値であっても、形成された前記テスト用トナー像の濃度が前記目標濃度範囲を超える画像現像手段については、当該画像現像手段に対して所定時間に亘り前記トナー像のべた吐きをさせた後に、再び前記プロセス条件調整処理を実行するように構成されている、ことを特徴としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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