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公開番号
2025038226
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2024228212,2021156359
出願日
2024-12-25,2021-09-27
発明の名称
同軸コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01R
24/38 20110101AFI20250311BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】端子収容部に収容された端子の回転を規制しながら正規位置に保持可能な、簡易な構成の同軸コネクタを提供する。
【解決手段】同軸コネクタは、ハウジングと、ハウジングに装着されるリテーナ50と、を備える。ハウジングの内部には、断面の外周が多角形をなすように圧着形成された圧着部と、当該端子が端子収容部に挿入された状態において圧着部の前側に位置し、圧着部よりも外周方向に突出するように形成された鍔部と、を有する端子が後方から挿入される端子収容部が設けられている。リテーナ50は、端子が端子収容部の正規位置に収容され、当該リテーナ50が係止位置に装着された状態において、端子の圧着部の少なくとも一つの角部を含む外周に篏着される嵌着部53Aと、端子の鍔部に後方から当接する当接部50Aと、嵌着部53Aと当接部50Aとの間において、嵌着部53Aを端子の外周側に後退させた凹部53Bと、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
同軸ケーブルに接続された端子が後方から挿入される端子収容部が内部に設けられたハウジングと、
前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、
前記端子は、
断面の外周が多角形をなすように圧着形成された圧着部と、
当該端子が前記端子収容部に挿入された状態において前記圧着部の前記端子の挿入方向前側に位置し、前記圧着部よりも外周方向に突出するように形成された鍔部と、を有し、
前記ハウジングには、前記端子の挿入方向と交差する方向に前記端子収容部の壁を貫通するリテーナ差込孔が形成され、
前記リテーナは、前記端子が前記端子収容部の正規位置に収容され、当該リテーナが前記リテーナ差込孔から差し込まれて係止位置に装着された状態において、
前記端子の前記圧着部の少なくとも一つの角部を含む外周に篏着される嵌着部と、
前記端子の前記鍔部に後方から当接する当接部と、
前記嵌着部と前記当接部との間において、前記嵌着部を前記端子の外周側に後退させた凹部と、を有する、同軸コネクタ。
続きを表示(約 180 文字)
【請求項2】
前記リテーナは、前記当接部における前記リテーナの差込方向側の端部に、前記差込方向に向かうにつれて後方に傾斜した傾斜部を有する、請求項1に記載の同軸コネクタ。
【請求項3】
前記リテーナは、前記ハウジングに取り付けられる際の前後方向中心面について、対称な構造とされている、請求項1又は請求項2に記載の同軸コネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、同軸コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
同軸コネクタの一例として、下記特許文献1には、同軸ケーブルの端末に接続されたジャック(端子)を収容する端子収容室(端子収容部)が形成された外部ハウジング(ハウジング)と、前記外部ハウジングに取り付けられて前記ジャックを前記端子収容室内に係止(抜け止め)するリテーナと、を備える同軸コネクタが開示されている。前記ジャックは、外部コンタクトの外周方向に突出した輪帯(鍔部)を有し、前記外部ハウジングは、前記端子収容室の内部に収容された端子の前記輪帯を抜け止めするハウジングランスを備え、前記リテーナは、前記外部ハウジングに形成された係止穴(リテーナ差込孔)に挿入自在に形成され、前記輪帯を抜け止めする係止爪片(当接部)を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-153464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、車両のドア等のように、使用中にケーブルに外力が加わる部分に用いられる同軸コネクタでは、ハウジングの端子収容部内に収容された端子が回転し、端子の接点同士が擦れて摩耗する可能性がある。このような事態を低減するため、ハウジングに、端子の回転を規制するためのストッパ(回り止め)が装着されることがあった。ハウジングに、端子を抜け止めして正規位置に保持するためのリテーナに加え、ストッパが装着される同軸コネクタでは、構成部品点数や組付作業の工程数が増加する。また、ハウジングに複数の差込孔が形成されることで強度が低下する懸念があり、コネクタ設計上の自由度も低下する。
【0005】
本明細書に開示する技術は、上記事情に基づいて完成されたものであって、端子収容部に収容された端子の回転を規制しながら正規位置に保持可能な、簡易な構成の同軸コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する同軸コネクタは、同軸ケーブルに接続された端子が後方から挿入される端子収容部が内部に設けられたハウジングと、前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記端子は、断面の外周が多角形をなすように圧着形成された圧着部と、当該端子が前記端子収容部に挿入された状態において前記圧着部の前記端子の挿入方向前側に位置し、前記圧着部よりも外周方向に突出するように形成された鍔部と、を有し、前記ハウジングには、前記端子の挿入方向と交差する方向に前記端子収容部の壁を貫通するリテーナ差込孔が形成され、前記リテーナは、前記端子が前記端子収容部の正規位置に収容され、当該リテーナが前記リテーナ差込孔から差し込まれて係止位置に装着された状態において、前記端子の前記圧着部の少なくとも一つの角部を含む外周に篏着される嵌着部と、前記端子の前記鍔部に後方から当接する当接部と、前記嵌着部と前記当接部との間において、前記嵌着部を前記端子の外周側に後退させた凹部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、端子収容部に収容された端子の回転を規制しながら正規位置に保持可能な、簡易な構成の同軸コネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る同軸コネクタが相手方の同軸コネクタに篏合されたコネクタ構造体の外観を示した斜視図である。
図2は、図1のコネクタ構造体の分解図である。
図3は、リテーナが係止位置に装着された同軸コネクタの一部切り欠き側面図である。
図4は、同軸コネクタに収容される端子の一の例の外観を示した斜視図である。
図5は、同軸コネクタに収容される端子の他の例の外観を示した斜視図である。
図6は、リテーナの斜視図である。
図7は、リテーナの正面図(前面及び後面)である。
図8は、図7のA-A’断面図である。
及び
図9A及び図9Bは、半挿入位置にある端子がリテーナによって正規位置に押し込まれる様子を模式的に示した説明図である。
図10は、図9BのB-B’断面図である。
図11は、図3の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様が列挙され説明される。
【0010】
(1)本開示に係る同軸コネクタは、同軸ケーブルに接続された端子が後方から挿入される端子収容部が内部に設けられたハウジングと、前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記端子は、断面の外周が多角形をなすように圧着形成された圧着部と、当該端子が前記端子収容部に挿入された状態において前記圧着部の前記端子の挿入方向前側に位置し、前記圧着部よりも外周方向に突出するように形成された鍔部と、を有し、前記ハウジングには、前記端子の挿入方向と交差する方向に前記端子収容部の壁を貫通するリテーナ差込孔が形成され、前記リテーナは、前記端子が前記端子収容部の正規位置に収容され、当該リテーナが前記リテーナ差込孔から差し込まれて係止位置に装着された状態において、前記端子の前記圧着部の少なくとも一つの角部を含む外周に篏着される嵌着部と、前記端子の前記鍔部に後方から当接する当接部と、前記嵌着部と前記当接部との間において、前記嵌着部を前記端子の外周側に後退させた凹部と、を有する、同軸コネクタである。
(【0011】以降は省略されています)
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