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公開番号2025047219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-03
出願番号2023155576
出願日2023-09-21
発明の名称車載システム、中継装置、及び中継方法
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類H04L 12/28 20060101AFI20250326BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複雑な制御を必要とせず、且つ、データの伝送効率を低下させることなく、複数の通信装置におけるフレーム受信の同時性を確保する。
【解決手段】
車載システムは、第1車載装置と、第2車載装置と、前記第1車載装置及び前記第2車載装置へのフレームを中継する複数の中継装置と、を備え、前記フレームの送信元から前記第1車載装置への第1通信経路における中継装置の数と、前記フレームの送信元から前記第2車載装置への第2通信経路における中継装置の数とが異なる場合において、前記第1通信経路に含まれる中継装置及び前記第2通信経路に含まれる中継装置の少なくとも1つは、前記第1通信経路における中継装置の数と前記第2通信経路における中継装置の数との差異に基づく待機時間を待機して、前記フレームを中継する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1車載装置と、
第2車載装置と、
前記第1車載装置及び前記第2車載装置へのフレームを中継する複数の中継装置と、
を備え、
前記フレームの送信元から前記第1車載装置への第1通信経路における中継装置の数と、前記フレームの送信元から前記第2車載装置への第2通信経路における中継装置の数とが異なる場合において、前記第1通信経路に含まれる中継装置及び前記第2通信経路に含まれる中継装置の少なくとも1つは、前記第1通信経路における中継装置の数と前記第2通信経路における中継装置の数との差異に基づく待機時間を待機して、前記フレームを中継する、
車載システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1通信経路における前記中継装置の数が、前記第2通信経路における前記中継装置の数よりも小さい場合、前記第1通信経路に含まれる前記中継装置は、前記待機時間を待機して前記フレームを中継する、
請求項1に記載の車載システム。
【請求項3】
前記第2通信経路に含まれる前記中継装置は、待機せずに前記フレームを中継する、
請求項2に記載の車載システム。
【請求項4】
前記フレームの送信元から最初の通信経路の分岐までに含まれる前記中継装置は、待機せずに前記フレームを中継する、
請求項1に記載の車載システム。
【請求項5】
前記第1通信経路における前記中継装置の数が、前記第2通信経路における前記中継装置の数よりも小さく、且つ、前記送信元から最初の通信経路の分岐よりも前記第1通信経路の下流側に含まれる中継装置が複数存在する場合、前記分岐よりも前記第1通信経路の下流側に含まれる複数の中継装置のそれぞれは、同一の待機時間を待機して前記フレームを中継する、
請求項1に記載の車載システム。
【請求項6】
前記第1通信経路における前記中継装置の数が、前記第2通信経路における前記中継装置の数よりも小さい場合、前記第1通信経路に含まれる前記中継装置は、前記中継装置の上流側及び下流側の通信線の少なくとも1つにおける通信状態に基づいて、前記待機時間を補正する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載システム。
【請求項7】
前記通信状態は、前記第2車載装置へ送信する対象フレームとは異なるフレームである非対象フレームの前記上流側及び前記下流側の通信線の少なくとも1つにおける占有時間である、
請求項6に記載の車載システム。
【請求項8】
前記待機時間の補正は、前記待機時間から前記占有時間を差し引くことである、
請求項7に記載の車載システム。
【請求項9】
前記非対象フレームは、前記対象フレームよりも優先度が高いフレームである、
請求項7に記載の車載システム。
【請求項10】
車載装置へのフレームを中継する中継装置であって、
前記フレームの送信元から第1車載装置への第1通信経路における中継装置の数よりも、前記フレームの送信元から第2車載装置への第2通信経路における中継装置の数が大きい場合において、自装置が、前記第2通信経路に含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって、自装置が前記第2通信経路に含まれないと判定された場合に、前記第1通信経路における中継装置の数と前記第2通信経路における中継装置の数との差異に基づく待機時間を待機して、前記フレームを中継する待機処理を実行する制御部と、
を備える、
中継装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載システム、中継装置、及び中継方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、エンジン、トランスミッション等を制御する制御系ECU(Electronic Control Unit)、ヘッドライト、パワーウインドウ等を制御するボディ系ECU、ナビゲーション装置、マルチメディア機器等の情報系ECU等、多種の車載装置が搭載される。各車載装置は、車載ネットワークに接続され、相互に通信することができる。
【0003】
車載装置が車載ネットワークで接続された車載システムにおいて、複数の車載装置が同時にフレームを受信することが要求されることがある。例えば、ドアのロックを解除する場合、左右のドアのロックをそれぞれ制御する2つの車載装置において、ドアロック解除を指示するフレームが同時に受信されなければ、左右のドアのロックを同時に解除することができない。ここで、フレームの送信元から、ドアロックを制御する2つの車載装置までのそれぞれの通信経路における中継装置の数(すなわち、中継の段数)が異なる場合、各中継装置におけるフレーム転送に要する遅延時間によって、2つの車載装置にフレームが同時に到達しなくなる。
【0004】
特許文献1には、1つの中継装置が他の中継装置へデータ(フレーム)を送信する際に、当該データを送信すべき時刻を示す時刻情報を当該他の中継装置へ送信する中継システムが開示されている。当該他の中継装置は、時刻情報にて指定された時刻にデータを送信することで、複数の車載装置間においてデータを同時に受信することを可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-205573号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された中継システムでは、時刻情報を用いて時刻同期を行う必要があり、各中継装置の構成及び制御が複雑である。また、データと共に時刻情報を送信するため、データの伝送効率が低下するという問題もある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る車載システムは、第1車載装置と、第2車載装置と、前記第1車載装置及び前記第2車載装置へのフレームを中継する複数の中継装置と、を備え、前記フレームの送信元から前記第1車載装置への第1通信経路における中継装置の数と、前記フレームの送信元から前記第2車載装置への第2通信経路における中継装置の数とが異なる場合において、前記第1通信経路に含まれる中継装置及び前記第2通信経路に含まれる中継装置の少なくとも1つは、前記第1通信経路における中継装置の数と前記第2通信経路における中継装置の数との差異に基づく待機時間を待機して、前記フレームを中継する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、複雑な制御を必要とせず、且つ、データの伝送効率を低下させることなく、複数の車載装置におけるフレーム受信の同時性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る車載システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る中継装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3Aは、実施形態に係る車載システムにおけるフレームの伝送の第1例を示す図である。
図3Aは、実施形態に係る車載システムにおけるフレームの伝送の第2例を示す図である。
中継テーブルを説明するための図である。
中継テーブルを説明するための図である。
中継テーブルを説明するための図である。
中継テーブルを説明するための図である。
中継テーブルを説明するための図である。
中継テーブルを説明するための図である。
図5は、実施形態に係る中継装置の機能の一例を示す機能ブロック図である。
図6は、実施形態に係る中継装置におけるフレームの中継動作の一例を示すフローチャートである。
図7は、実施形態に係る車載システムの構成の変形例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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