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公開番号2025039651
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2025001183,2021136440
出願日2025-01-06,2021-08-24
発明の名称ワイヤハーネス及びプロテクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20250313BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ボルトからの端子の抜け出しを抑制できるワイヤハーネス及びプロテクタを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス10は、第1端子21、及び第1電線22を有する第1電線部材20と、第1電線部材20を収容するプロテクタ40とを備える。プロテクタ40は、プロテクタ本体50と、ボルト70と、規制部80とを有している。プロテクタ本体50は、長さ方向に延びる底壁51、底壁51の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁52、及び2つの側壁52によって形成されて底壁51に対向する開口53を有している。ボルト70は、プロテクタ本体50から突出するとともに第1端子21の貫通孔21aに挿入されている。規制部80は、第1電線部材20のうち長さ方向において貫通孔21aよりも第1端子21の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、ボルト70の突出方向における第1電線部材20の移動を規制する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材と、
前記電線部材を収容するプロテクタと、を備え、
前記プロテクタは、
前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、
前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、
前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有しており、
前記規制部は、
前記開口を開閉する規制部本体と、
前記2つの側壁の一方と前記規制部本体とを連結する第1ヒンジと、を有しており、
前記規制部本体は、
前記第1ヒンジに連結されるとともに前記電線部材を前記底壁とは反対側から覆う第1部分と、
前記第1部分の外面に重ね合わされるとともに、前記電線部材のうち前記第1部分により覆われる部分よりも前記長さ方向において前記端子に近い部分を覆う第2部分と、
前記第1部分の前記長さ方向における前記端子とは反対側の一端縁に設けられ、前記第1部分と前記第2部分とを連結する第2ヒンジと、を有しており、
前記第2ヒンジは、前記長さ方向に直交する方向に延びている、
ワイヤハーネス。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第2部分は、前記第2ヒンジを介して、前記第1部分の外面に重ね合わされる位置と、前記第1部分に対して展開されて前記長さ方向における前記端子とは反対側に延びる位置と、に回転可能に設けられている、
請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記規制部本体は、前記2つの側壁の他方に係合する係合部を有している、
請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記規制部は、前記電線部材に接触することで前記長さ方向における前記電線部材の移動を規制する、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
【請求項5】
前記規制部と前記プロテクタ本体とは、一体形成されている、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
【請求項6】
前記電線部材は、前記電線の外周を覆うコルゲートチューブを有し、
前記規制部は、前記コルゲートチューブに接触することで、前記プロテクタ本体に対する前記コルゲートチューブの移動を規制する、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
【請求項7】
前記コルゲートチューブは、環状の凸部と、前記凸部よりも外径の小さい環状の凹部とが前記長さ方向において交互に設けられた蛇腹構造を有しており、
前記規制部は、前記凹部に係合する係合凸部を有している、
請求項6に記載のワイヤハーネス。
【請求項8】
前記プロテクタは、
前記プロテクタ本体に着脱可能に設けられ、前記規制部と前記端子とを一括して覆うカバーを有する、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
【請求項9】
前記端子を第1端子とし、前記電線を第1電線とし、前記電線部材を第1電線部材とするとき、
貫通孔を有する第2端子、及び前記第2端子に接続された第2電線を有し、前記第1電線部材に電気的に接続される第2電線部材を備え、
前記ボルトは、前記第1端子の貫通孔及び前記第2端子の貫通孔に挿入されており、
前記ボルトには、前記第1端子と前記第2端子とを締結するナットが取り付けられている、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
【請求項10】
貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材を収容するプロテクタであって、
前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、
前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、
前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有しており、
前記規制部は、
前記開口を開閉する規制部本体と、
前記2つの側壁の一方と前記規制部本体とを連結する第1ヒンジと、を有しており、
前記規制部本体は、
前記第1ヒンジに連結されるとともに前記電線部材を前記底壁とは反対側から覆う第1部分と、
前記第1部分の外面に重ね合わされるとともに、前記電線部材のうち前記第1部分により覆われる部分よりも前記長さ方向において前記端子に近い部分を覆う第2部分と、
前記第1部分の前記長さ方向における前記端子とは反対側の一端縁に設けられ、前記第1部分と前記第2部分とを連結する第2ヒンジと、を有し、
前記第2ヒンジは、前記長さ方向に直交する方向に延びている、
プロテクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワイヤハーネス及びプロテクタに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、互いに電気的に接続される複数の電線部材と、これら電線部材を収容するプロテクタとを備えるワイヤハーネスが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のワイヤハーネスは、第1電線部材、第2電線部材、及び第3電線部材を備えている。第1電線部材は、L字状をなす第1端子を有している。第2電線部材及び第3電線部材は、第2端子及び第3端子をそれぞれ有している。
【0003】
プロテクタは、第1電線部材の長さ方向に延びる底壁と、底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁と、底壁に対向する開口とを有している。開口は、2つの側壁によって形成されている。
【0004】
プロテクタの内部には、頭部が底壁に埋め込まれた2つのボルトが設けられている。2つのボルトの先端は、底壁とは反対側を指向している。プロテクタには、開口を覆うカバーが着脱可能に設けられている。
【0005】
第1端子は、2つのボルトが挿入される2つの貫通孔を有している。第2端子は、一方のボルトが挿入される貫通孔を有している。第3端子は、他方のボルトが挿入される貫通孔を有している。一方のボルトは、第1端子の貫通孔の一方と、第2端子の貫通孔とに挿入されている。他方のボルトは、第1端子の貫通孔の他方と、第3端子の貫通孔とに挿入されている。ボルトの各々には、ナットが取り付けられている。これらにより、第1端子には、第2端子と第3端子との双方が電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-19434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、こうしたワイヤハーネスの組立に際しては、プロテクタの内部に1つの電線部材の端子が収容され、ボルトが端子の貫通孔に挿入されている状態において、同プロテクタの内部に他の電線部材の端子を収容し、同端子の貫通孔にボルトを挿入する。そして、ボルトにナットを取り付けることで電線部材同士を電気的に接続する。このとき、上記1つの電線部材のみがプロテクタの内部に収容された仮組状態においては、当該電線部材の端子がボルトから抜け出るおそれがある。こうした課題は、ワイヤハーネスの組立時だけではなく、仮組状態にてワイヤハーネスを運搬する場合にも同様にして生じるものである。
【0008】
本開示の目的は、ボルトからの端子の抜け出しを抑制できるワイヤハーネス及びプロテクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のワイヤハーネスは、貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材と、前記電線部材を収容するプロテクタと、を備え、前記プロテクタは、
前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有しており、前記規制部は、前記開口を開閉する規制部本体と、前記2つの側壁の一方と前記規制部本体とを連結する第1ヒンジと、を有しており、前記規制部本体は、前記第1ヒンジに連結されるとともに前記電線部材を前記底壁とは反対側から覆う第1部分と、前記第1部分の外面に重ね合わされるとともに、前記電線部材のうち前記第1部分により覆われる部分よりも前記長さ方向において前記端子に近い部分を覆う第2部分と、前記第1部分の前記長さ方向における前記端子とは反対側の一端縁に設けられ、前記第1部分と前記第2部分とを連結する第2ヒンジと、を有しており、前記第2ヒンジは、前記長さ方向に直交する方向に延びている。
【0010】
本開示のプロテクタは、貫通孔を有する端子、及び前記端子に接続された電線を有する電線部材を収容するプロテクタであって、前記電線部材の長さ方向に延びる底壁、前記底壁の両側縁から突出するとともに互いに対向する2つの側壁、及び前記2つの側壁によって形成されて前記底壁に対向する開口を有するプロテクタ本体と、前記底壁とは反対側を指向する先端を有し、前記底壁から突出するとともに前記端子の前記貫通孔に挿入されるボルトと、前記電線部材のうち前記長さ方向において前記貫通孔よりも前記端子の先端側とは反対側の部分のみを覆うとともに、前記ボルトの突出方向における前記電線部材の移動を規制する規制部と、を有しており、前記規制部は、前記開口を開閉する規制部本体と、前記2つの側壁の一方と前記規制部本体とを連結する第1ヒンジと、を有しており、前記規制部本体は、前記第1ヒンジに連結されるとともに前記電線部材を前記底壁とは反対側から覆う第1部分と、前記第1部分の外面に重ね合わされるとともに、前記電線部材のうち前記第1部分により覆われる部分よりも前記長さ方向において前記端子に近い部分を覆う第2部分と、前記第1部分の前記長さ方向における前記端子とは反対側の一端縁に設けられ、前記第1部分と前記第2部分とを連結する第2ヒンジと、を有し、前記第2ヒンジは、前記長さ方向に直交する方向に延びている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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