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公開番号
2025036716
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2025001184,2021172465
出願日
2025-01-06,2021-10-21
発明の名称
プロテクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】簡易な構造によってコネクタ部を防水できるプロテクタを提供する。
【解決手段】プロテクタ4は、電線2の先端に接続されたコネクタ部3が収納されるハウジング5を備えている。プロテクタ4は、ハウジング5の側部30においてコネクタ部3が外部に露出する箇所である開口部31を備えている。プロテクタ4は、コネクタ部3を覆うように開口部31の上端縁に形成された庇部34を備えている。庇部34は、蓋部23の端縁に形成されている。流体がハウジング5の上方から落下してきた場合、この流体を庇部34で受けることが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電線が接続されたコネクタ部が収納されるハウジングを備えるプロテクタであって、
前記ハウジングは、
前記ハウジングの側部において前記コネクタ部が外部に露出する箇所である開口部と、
前記コネクタ部を上から覆うように前記開口部の上端縁に形成された庇部と
を有し、
前記コネクタ部は、前記開口部から外側に突出し、
前記庇部は、前記開口部の上端縁から外側に突設され、
前記庇部の前記外側への突出長さは、前記コネクタ部の突出長さ以上であり、
前記庇部の上面は、前記外側への突出先端が基端よりも鉛直方向上側に位置する傾斜状に形成されており、
前記庇部における前記突出先端の高さ位置は、前記ハウジングの上面の高さと一致するプロテクタ。
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【請求項2】
前記庇部の基端に設けられ、前記ハウジングの幅方向に流体を排出する排出溝を備えている
請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記庇部は、前記ハウジングにおいて前記開口部を有する端面よりも外側に突出された延長部を有する
請求項1又は請求項2に記載のプロテクタ。
【請求項4】
前記延長部は、前記コネクタ部を上方から覆う第1延長部と、前記コネクタ部を側方から覆う一対の第2延長部とを有する
請求項3に記載のプロテクタ。
【請求項5】
前記庇部の内面は、基端から先端に向かうに従って前記コネクタ部からの鉛直方向における離間長さが大きくなる傾斜状に形成されている
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロテクタ。
【請求項6】
前記ハウジングは、複数の前記コネクタ部を平面方向に並べて配置可能な形状に形成され、
前記庇部は、前記コネクタ部ごとに設けられている
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のプロテクタ。
【請求項7】
前記開口部は、前記ハウジングの複数の側部のうちの第1側部から前記コネクタ部としての第1コネクタ部を外部に露出させる第1開口部と、前記第1側部とは反対側の第2側部から前記コネクタ部としての第2コネクタ部を外部に露出させる第2開口部とを含み、
前記庇部は、前記第1開口部の上端縁に形成された第1庇部と、前記第2開口部の上端縁に形成された第2庇部とを含む
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプロテクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線が接続されたコネクタ部を保護するプロテクタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電線の先端に接続されたコネクタを保護するコネクタ用プロテクタが開示されている(特許文献1参照)。コネクタは、例えば、エンジン下部等のように被水性の高い箇所に配置される。このため、特許文献1に記載があるように、コネクタ用プロテクタは、コネクタの防水性を維持できる構造をとることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-288545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、防水性コネクタを使用すれば、コネクタの被水について特に対処せずに済む。しかし、コネクタの配置箇所によっては、配置スペースが小さい場合がある。このため、サイズが大きめとなってしまう防水性コネクタを用いることができず、非防水コネクタを使用せざるを得ない状況がある。よって、限られた配置スペースに搭載されるコネクタに、簡易な防水構造を持たせたい要望があった。
【0005】
本開示の目的は、簡易な構造によってコネクタ部を防水できるプロテクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するプロテクタは、電線が接続されたコネクタ部が収納されるハウジングを備えている。前記ハウジングは、前記ハウジングの側部において前記コネクタ部が外部に露出する箇所である開口部と、前記コネクタ部を上から覆うように前記開口部の上端縁に形成された庇部とを有し、前記コネクタ部は、前記開口部から外側に突出し、前記庇部は、前記開口部の上端縁から外側に突設され、前記庇部の前記外側への突出長さは、前記コネクタ部の突出長さ以上であり、前記庇部の上面は、前記外側への突出先端が基端よりも鉛直方向上側に位置する傾斜状に形成されており、前記庇部における前記突出先端の高さ位置は、前記ハウジングの上面の高さと一致する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、簡易な構造によってコネクタ部を防水できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、プロテクタの斜視図である。
図2は、コネクタ部の接続の概要を示す斜視図である。
図3は、プロテクタの庇部付近の断面図であり、(a)はロック機構がロックしたときの図であり、(b)はロック機構のロックを外したときの図である。
図4は、プロテクタを上から見た斜視図である。
図5は、プロテクタを下から見た斜視図である。
図6は、プロテクタを取付対象に取り付けるときの概要を示す斜視図である。
図7は、プロテクタの庇部付近の側面図である。
図8(a)は、庇部に流体が付着したときの斜視図であり、図8(b)は、流体が排出溝を伝わって落下する様子を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のプロテクタは、電線が接続されたコネクタ部が収納されるハウジングを備えている。前記ハウジングは、前記ハウジングの側部において前記コネクタ部が外部に露出する箇所である開口部と、前記コネクタ部を上から覆うように前記開口部の上端縁に形成された庇部とを有する。
【0010】
本構成によれば、ハウジングの開口部からコネクタ部が露出するプロテクタにおいて、プロテクタの開口部の上端縁に単に庇部を設けるという構造によって、コネクタ部を防水する。よって、簡易な構造によってコネクタ部を防水することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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