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公開番号2025062092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-11
出願番号2025017453,2021118928
出願日2025-02-05,2021-07-19
発明の名称電線カバー及び配線部材
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 3/04 20060101AFI20250404BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電線の曲げ部を保持する電線カバーにおいて、曲げ部の内側及び外側の少なくとも一方においてスペースを確保できるようにする技術を提供することを目的とする。
【解決手段】電線カバー50は、電線20の曲げ部を内周側から覆う内側カバー部材60と、前記曲げ部を外周側から覆う外側カバー部材70と、を備える。電線カバー50の一端部は、第1方向に沿って電線20を挟む。電線カバー50の他端部は、第2方向に沿って電線20を挟む。内側カバー部材60及び外側カバー部材70が第1方向に沿って相対移動して、第1取付部52が取付けられると共に、第2取付部54が取付けられる。第1取付部52及び第2取付部54は、第1方向及び第2方向を含む平面に対して交差する第3方向から観察されたときに、内側カバー本体61のうち最も内側の面よりも外側又は外側カバー本体71のうち最も外側の面よりも内側に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線の曲げ部を保持する電線カバーであって、
前記曲げ部を内周側から覆う内側カバー本体と、前記内側カバー本体の一端部に設けられた第1内側取付部と、前記内側カバー本体の他端部に設けられた第2内側取付部とを含む内側カバー部材と、
前記曲げ部を外周側から覆う外側カバー本体と、前記外側カバー本体の一端部に設けられた第1外側取付部と、前記外側カバー本体の他端部に設けられた第2外側取付部とを含む外側カバー部材と、
を備え、
前記内側カバー部材及び前記外側カバー部材は、前記第1内側取付部と前記第1外側取付部との第1取付部が取付けられると共に、前記第2内側取付部と前記第2外側取付部との第2取付部が取付けられることによって固定されており、
前記内側カバー本体の前記一端部及び前記外側カバー本体の前記一端部は、第1方向に沿って前記電線を挟み、
前記内側カバー本体の前記他端部及び前記外側カバー本体の前記他端部は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記電線を挟み、
前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面に対して交差する第3方向から観察されたときに、前記内側カバー本体のうち最も内側の面よりも外側又は前記外側カバー本体のうち最も外側の面よりも内側に位置し、
前記内側カバー部材及び前記外側カバー部材が前記第1方向に沿って相対移動して、前記第1取付部及び前記第2取付部のそれぞれが取付けられ、
前記第1取付部を含む前記一端部において、前記内側カバー部材及び前記外側カバー部材は、前記第1方向、前記第2方向及び前記第3方向のうちいずれの方向にも係止し、
前記第2取付部を含む前記他端部において、前記内側カバー部材と前記外側カバー部材とが、前記第2方向及び前記第3方向に重なりあって、前記第1方向、前記第2方向及び前記第3方向のうち前記第2方向及び前記第3方向に係止しており、
前記第2取付部を含む前記他端部において、前記内側カバー部材と前記外側カバー部材とが前記第2方向及び前記第3方向に重なり合う部分が、前記第3方向に沿って前記電線の両側に設けられている、電線カバー。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電線カバーであって、
前記内側カバー本体及び前記外側カバー本体において、前記一端部にコネクタ後端部に嵌る装着部が設けられ、
前記装着部は、前記内側カバー本体の内面に形成された内側溝と、前記外側カバー本体の内面に形成された外側溝とを有し、
前記内側溝及び前記外側溝に前記コネクタ後端部のフランジ部が嵌り、
前記第1取付部を含む前記一端部において、前記内側カバー部材及び前記外側カバー部材は、ロック突起とロック受部との係止によって、前記第1方向、前記第2方向及び前記第3方向のうちいずれの方向にも係止し、
前記外側溝及び前記内側溝が、前記一端部における電線の延在方向に沿って前記ロック突起及び前記ロック受部と同じ位置に設けられる、電線カバー。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の電線カバーであって、
前記第2取付部を含む前記他端部において、前記内側カバー部材と前記外側カバー部材とが、前記第2方向及び前記第3方向のそれぞれに沿って、3層以上重なっている、電線カバー。
【請求項4】
請求項3に記載の電線カバーであって、
前記第2取付部を含む前記他端部において、前記内側カバー部材と前記外側カバー部材とが、前記第2方向及び前記第3方向のそれぞれに沿って、4層以上重なっている、電線カバー。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電線カバーであって、
前記内側カバー本体及び前記外側カバー本体において、前記一端部と前記他端部とのいずれか一方にコネクタ後端部に嵌る装着部が設けられている、電線カバー。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電線カバーであって、
前記内側カバー本体及び前記外側カバー本体において、前記他端部に筒状部材と重なる筒状部材取付部が設けられている、電線カバー。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電線カバーであって、
前記内側カバー本体及び前記外側カバー本体の少なくとも一方に水抜き孔が形成されている、電線カバー。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電線カバーであって、
前記内側カバー部材及び前記外側カバー部材はそれぞれ、金型による射出成形品であり、前記金型の上下抜き可能にアンダーカットのない形状に形成されている、電線カバー。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電線カバーであって、
前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記第3方向から観察されたときに、前記内側カバー本体のうち最も内側の面よりも外側、かつ、前記外側カバー本体のうち最も外側の面よりも内側に位置する、電線カバー。
【請求項10】
曲げ経路に沿って配設される曲げ部を有する電線と、
前記曲げ部に取付けられた請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電線カバーと、
を備える、配線部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電線カバー及び配線部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、横出しコネクタの電線接続側に連結するコネクタカバーを開示している。当該コネクタカバーにおいて、本体カバーと蓋カバーとの嵌合方向が、電線の曲がっている面に対して直交する。本体カバーと蓋カバーとは、本体カバーのロック部と蓋カバーの被ロック部とによってロックされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-234659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のコネクタカバーにおいて、ロック部及び被ロック部を有するロック構造部が、電線の曲げ部に対して内周側の壁の外と外周側の壁の外とにそれぞれ位置する。電線の曲げ部の内側及び外側の少なくとも一方においてスペースを確保できることが望まれている。
【0005】
そこで、電線の曲げ部を保持する電線カバーにおいて、曲げ部の内側及び外側の少なくとも一方においてスペースを確保できるようにする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電線カバーは、電線の曲げ部を保持する電線カバーであって、前記曲げ部を内周側から覆う内側カバー本体と、前記内側カバー本体の一端部に設けられた第1内側取付部と、前記内側カバー本体の他端部に設けられた第2内側取付部とを含む内側カバー部材と、前記曲げ部を外周側から覆う外側カバー本体と、前記外側カバー本体の一端部に設けられた第1外側取付部と、前記外側カバー本体の他端部に設けられた第2外側取付部とを含む外側カバー部材と、を備え、前記内側カバー部材及び前記外側カバー部材は、前記第1内側取付部と前記第1外側取付部との第1取付部が取付けられると共に、前記第2内側取付部と前記第2外側取付部との第2取付部が取付けられることによって固定されており、前記内側カバー本体の前記一端部及び前記外側カバー本体の前記一端部は、第1方向に沿って前記電線を挟み、前記内側カバー本体の前記他端部及び前記外側カバー本体の前記他端部は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って前記電線を挟み、前記第1取付部及び前記第2取付部は、前記第1方向及び前記第2方向を含む平面に対して交差する第3方向から観察されたときに、前記内側カバー本体のうち最も内側の面よりも外側、又は、前記外側カバー本体のうち最も外側の面よりも内側に位置し、前記内側カバー部材及び前記外側カバー部材が前記第1方向に沿って相対移動して、前記第1取付部及び前記第2取付部のそれぞれが取付けられる、電線カバーである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電線の曲げ部を保持する電線カバーにおいて、曲げ部の内側及び外側の少なくとも一方においてスペースを確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は実施形態1にかかる電線カバー及びこれを備える配線部材を示す斜視図である。
図2は配線部材を示す側面図である。
図3は配線部材を示す分解斜視図である。
図4は電線カバーを示す分解斜視図である。
図5は電線カバーを示す分解斜視図である。
図6は電線カバーを示す分解側面図である。
図7は電線カバーを示す分解正面図である。
図8は電線カバーを示す分解平面図である。
図9は電線カバーを示す分解底面図である。
図10はカバー本体を示す断面図である。
図11は第1取付部を示す断面図である。
図12は第2取付部を示す断面図である。
図13は配線部材の変形例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示の電線カバーは、次の通りである。
(【0011】以降は省略されています)

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