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公開番号2025038227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2024228257,2022008662
出願日2024-12-25,2022-01-24
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/639 20060101AFI20250311BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ガタ付きを抑制することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】第2ハウジング61,61Aは、ハウジング本体(フード62)と、ハウジング本体の上面に突設されるロック部65と、を有する。第1ハウジング11,11Aは、基部27,27Aと、基部27,27Aから延び、基部27,27Aを支点として撓み変形可能なロック本体部28,28Aを有する。ロック部65は、第1ハウジング11,11Aに対する第2ハウジング61,61Aの嵌合方向とは反対側を向く面に係止面66を有する。ロック本体部28,28Aは、基部27,27Aからの延び方向の先端部に、係止面66に対向して係止可能な係止部32,32Aを有する。回動中心部位C1は、第1ハウジング11,11Aおよび第2ハウジング61,61Aの嵌合状態において、ロック部65の係止面66の最上部(ロックピーク67)より上方に設定されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
互いに嵌合可能な第1ハウジングおよび第2ハウジングを備え、
前記第2ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体の上面に突設されるロック部と、を有し、
前記第1ハウジングは、基部と、前記基部から延び、前記基部を支点として撓み変形可能なロック本体部を有し、
前記ロック部は、前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの嵌合方向とは反対側を向く面に係止面を有し、
前記ロック本体部は、前記基部からの延び方向の先端部に、前記基部側の回動中心部位を中心として円弧状に変位し、前記係止面に対向して係止可能な係止部を有し、
前記回動中心部位は、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの嵌合状態において、前記ロック部の前記係止面の最上部より上方に設定されている、コネクタ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記係止部は、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの嵌合状態において、前記ロック部の前記係止面の最下部に接触する係止部位から上方に向けて前記係止面から離れる方向に傾斜する被係止面を有している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1ハウジングは、前記基部から前記ロック本体部と並んで延びる延出部と、前記延出部における前記基部からの延び方向の先端部に連結される壁部と、を有し、
前記延出部は、前記壁部を支点として撓み変形可能であり、
前記基部は、前記延出部の撓み動作に応じて上下方向に変位可能である、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記延出部および前記壁部は、前記ロック本体部を挟んだ両側に対をなして設けられ、
対をなす前記壁部は、前記ロック本体部を両側から覆うように配置されている、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
対をなす前記壁部は、前記ロック本体部における前記基部からの延び方向の先端部を両側から覆う前部と、前記基部を両側から覆う後部と、前記前部から前記後部にかけて前記ロック本体部から離れる方向に延びる屈曲部と、を有し、
対をなす前記後部間は、前記ロック部に対する前記ロック本体部の係止を解除する解除操作空間になっており、
前記延出部における前記基部からの延び方向の先端部は、前記屈曲部に連結されている、請求項4に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、互いに嵌合可能な雌雄コネクタを開示している。雌コネクタは、ハウジング本体と、ハウジング本体の外周を包囲するフード部と、を備えている。フード部には、撓み変形可能なロックアームが連結されている。雄コネクタは、フード部に嵌合可能な嵌合筒部と、嵌合筒部の上面に突設されたロック突部と、を備えている。ロックアームがロック突部に係止されることにより、雌雄コネクタが嵌合状態に保持される。この種のロック構造を備えたコネクタは、特許文献2および特許文献3にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-329554号公報
特開2013-4376号公報
特開2013-243008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の場合、雌コネクタが雄コネクタに対して前進して嵌合され、ロックアームが撓み動作の支点部から前方に突出して形成されている。ロックアームの前端部は、雌雄コネクタの嵌合過程で、ロック突部に乗り上げられ、その後、ロック突部を乗り越える。雌雄コネクタが嵌合完了する直前に、ロックアームの前端部は、ロック突部の上端から前下方に向かう円弧の回動軌跡(ロックアームが、ロック突部との係止時、時計の文字盤上で反時計回りに撓み変形するとした場合に12時9時方向の回動軌跡)で変位し、ロック突部と係止可能な状態になる。しかし、ロックアームの前端部が上記のような回動軌跡で変位すると、嵌合状態にある雌雄コネクタが多少なりともガタ付く懸念がある。
【0005】
そこで、本開示は、ガタ付きを抑制することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、互いに嵌合可能な第1ハウジングおよび第2ハウジングを備え、前記第2ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体の上面に突設されるロック部と、を有し、前記第1ハウジングは、基部と、前記基部から延び、前記基部を支点として撓み変形可能なロック本体部を有し、前記ロック部は、前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの嵌合方向とは反対側を向く面に係止面を有し、前記ロック本体部は、前記基部からの延び方向の先端部に、前記基部側の回動中心部位を中心として円弧状に変位し、前記係止面に対向して係止可能な係止部を有し、前記回動中心部位は、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの嵌合状態において、前記ロック部の前記係止面の最上部より上方に設定されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ガタ付きを抑制することが可能なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係るコネクタにおいて、第1ハウジングおよび第2ハウジングが嵌合状態にある場合を示す断面図である。
図2は、図1のロック構造の要部拡大断面図である。
図3は、第1ハウジングおよび第2ハウジングの嵌合動作が完了する直前のロック構造の図2相当図である。
図4は、第1ハウジングおよび第2ハウジングが嵌合状態にある場合を示す平面図である。
図5は、覆い部に対応する部分を切除した第1ハウジングの平面図である。
図6は、第1ハウジングの正面図である。
図7は、第1ハウジングの背面図である。
図8は、第1コネクタの斜視図である。
図9は、第1ハウジングおよび第2ハウジングの離脱時におけるロック構造を抽出して示す要部拡大断面図である。
図10は、実施形態2に係るコネクタの図4相当図である。
図11は、実施形態2の図8相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)互いに嵌合可能な第1ハウジングおよび第2ハウジングを備え、前記第2ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体の上面に突設されるロック部と、を有し、前記第1ハウジングは、基部と、前記基部から延び、前記基部を支点として撓み変形可能なロック本体部を有し、前記ロック部は、前記第1ハウジングに対する前記第2ハウジングの嵌合方向とは反対側を向く面に係止面を有し、前記ロック本体部は、前記基部からの延び方向の先端部に、前記基部側の回動中心部位を中心として円弧状に変位し、前記係止面に対向して係止可能な係止部を有し、前記回動中心部位は、前記第1ハウジングおよび前記第2ハウジングの嵌合状態において、前記ロック部の前記係止面の最上部より上方に設定されている。
【0010】
仮に、第1ハウジングが前進して第2ハウジングに嵌合され、ロック本体部が基部から前方に延びる形状である場合、上記構成によれば、係止部が前上方から後下方に向かう円弧の回動軌跡(ロック本体部が、ロック部との係止時に、時計の文字盤上で反時計回りに撓み変形するとした場合に9時6時方向の回動軌跡)で変位することができる。そうすると、係止部が後上方から前下方に向かう円弧の回動軌跡(上記時計の文字盤上で12時9時方向の回動軌跡)で変位する場合と比べ、係止部がロック部の係止面に接触可能な状態を実現し易く、第1ハウジングと第2ハウジングとの間のガタ付きを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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