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公開番号2025050229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023158916
出願日2023-09-22
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/639 20060101AFI20250327BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタを嵌合状態に保持するロックが意図せず解除されることを防止できるコネクタを提供する。
【解決手段】第1コネクタ10Aは、第1コネクタ10Aおよび第2コネクタ10Bの嵌合過程でパネルPの一面P1と接触する方向に弾性変形する規制部26と、規制部26から連続して形成される第1嵌合ロック部27と、を有している。第2コネクタ10Bは、嵌合過程で規制部26をパネルPの一面P1と接触する方向に押圧する押圧部73と、押圧部73とは別に配置される弾性変形可能なロックアーム67と、を有している。ロックアーム67は、第1嵌合ロック部27に係止可能な第2嵌合ロック部69を有している。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
第1コネクタと、パネルの一面側から前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備え、
前記第1コネクタは、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合過程で前記一面と接触する方向に弾性変形する規制部と、前記規制部から連続して形成される第1嵌合ロック部と、を有し、
前記第2コネクタは、前記嵌合過程で前記規制部を前記一面と接触する方向に押圧する押圧部と、前記押圧部とは別に配置される弾性変形可能なロックアームと、を有し、
前記ロックアームは、前記第1嵌合ロック部に係止可能な第2嵌合ロック部を有している、コネクタ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ロックアームは、前記パネルの他面側から前記一面側に片持ち状に延びる形状をなし、
前記第2嵌合ロック部は、前記ロックアームの延び方向の中間部に配置され、
前記ロックアームの自由端部は、前記一面側に臨むように配置される、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記規制部は、前記第1コネクタにおいて、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合方向と交差する方向に間隔をあけて対をなして配置され、
前記第1嵌合ロック部は、対をなす前記規制部に架け渡された形状である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記第1嵌合ロック部と前記第2嵌合ロック部とは、前記嵌合過程で互いに非接触状態に配置される、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は開示されたコネクタは、互いに嵌合可能な第1のコネクタハウジングおよび第2のコネクタハウジングを備えている。第1のコネクタハウジングは、両コネクタハウジングの嵌合前、パネルに保持される。第1のコネクタハウジングには、両コネクタハウジングの嵌合方向に沿って片持ち状に延びるアーム部が形成されている。アーム部の先端部には、ロック部と突起部とが形成されている。
【0003】
両コネクタハウジングの嵌合過程においては、ロック部が第2のコネクタハウジングに形成されたリブに乗り上げられ、アーム部が弾性変形する。これにより、突起部がパネルの一面に接触可能に対向し、第1のコネクタハウジングの、パネルからの脱落が規制される。その後、ロック部がリブを乗り越え、アーム部が弾性復帰することにより、ロック部とリブとが係止され、両コネクタハウジングが嵌合状態に保持される。このようなパネルに位置付けられるコネクタのロック構造は、特許文献2-4にも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-16198号公報
特開2008-305695号公報
特開平8-78102号公報
特開2001-283977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の場合、リブは、ロック部を押圧した後、同じロック部を係止しなければならず、形状の自由度が低いという事情がある。これに対し、ロック部もリブの形状に対応した形状となるため、ロック部とリブとの係止(嵌合ロック)を安定して維持することが難しいという問題がある。
【0006】
そこで、本開示は、嵌合ロックを安定して維持することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコネクタは、第1コネクタと、パネルの一面側から前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備え、前記第1コネクタは、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合過程で前記一面と接触する方向に弾性変形する規制部と、前記規制部から連続して形成される第1嵌合ロック部と、を有し、前記第2コネクタは、前記嵌合過程で前記規制部を前記一面と接触する方向に押圧する押圧部と、前記押圧部とは別に配置される弾性変形可能なロックアームと、を有し、前記ロックアームは、前記第1嵌合ロック部に係止可能な第2嵌合ロック部を有している。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、嵌合ロックを安定して維持することができるコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1のコネクタにおいて、第1端子金具および第2端子金具を除く分解斜視図である。
図2は、第1コネクタハウジングの正面図である。
図3は、第1コネクタハウジングの部分拡大平面図である。
図4は、第2コネクタハウジングの正面図である。
図5は、第2コネクタハウジングの平面図である。
図6は、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合前、受け部と解除部とが対向して配置された状態を示す部分拡大断面図である。
図7は、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合開始時の状態を示す側面図である。
図8は、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合開始時の状態を示す平面図である。
図9は、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合過程の状態を示す側面図である。
図10は、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合過程で、受け部が解除部に押圧され、第1ロック部とパネルとの係止が解除された状態を示す部分拡大側断面図である。
図11は、第1コネクタおよび第2コネクタの嵌合過程で、被押圧部が押圧部に押圧され、延出部が弾性変形し、規制本体部がパネルの一面に接触可能に対向して配置された状態を示す平断面図である。
図12は、第1コネクタおよび第2コネクタが嵌合された状態を示す側面図である。
図13は、第1コネクタおよび第2コネクタが嵌合された状態を示す平面図である。
図14は、第1コネクタおよび第2コネクタが嵌合状態にあるときに、第1嵌合ロック部と第2嵌合ロック部とが係止された状態を示す部分拡大平断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)第1コネクタと、パネルの一面側から前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備え、前記第1コネクタは、前記第1コネクタおよび前記第2コネクタの嵌合過程で前記一面と接触する方向に弾性変形する規制部と、前記規制部から連続して形成される第1嵌合ロック部と、を有し、前記第2コネクタは、前記嵌合過程で前記規制部を前記一面と接触する方向に押圧する押圧部と、前記押圧部とは別に配置される弾性変形可能なロックアームと、を有し、前記ロックアームは、前記第1嵌合ロック部に係止可能な第2嵌合ロック部を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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