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公開番号2025038092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2024219521,2021545386
出願日2024-12-16,2020-04-01
発明の名称抗HLA-DQ2.5抗体
出願人中外製薬株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07K 16/28 20060101AFI20250311BHJP(有機化学)
要約【課題】セリアック病治療法として、生涯にわたるグルテンフリー食(GFD)に対する補助療法を提供する。
【解決手段】本発明は、抗HLA-DQ2.5抗体を提供する。本発明の抗HLA-DQ2.5抗体は、HLA-DQ2.5とグルテンペプチドとによって形成された複合体に対して結合活性を有するが、HLA-DQ2.5と無関係のペプチドとによって形成された複合体に対しては結合活性を実質的に有しない。さらに、本発明の抗体は、T細胞活性化に対して阻害効果を有することが見出された。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、抗原結合分子。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、請求項1に記載の抗原結合分子。
【請求項3】
HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも3、4、5、6、7、8、9つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、請求項1に記載の抗原結合分子。
【請求項4】
HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビス(Mycobacterium bovis)ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞;およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有しない、抗原結合分子。
【請求項5】
HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と26merグリアジンとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞;およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有しない、請求項4に記載の抗原結合分子。
【請求項6】
HLA-DQ2.5とセリアック病に関連する免疫優性ペプチドとによって形成された複合体に対して結合活性を有する、請求項5に記載の抗原結合分子。
【請求項7】
HLA-DQ2.5とセリアック病に関連する免疫優性ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有する、請求項5に記載の抗原結合分子。
【請求項8】
HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα3グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1bグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ4bグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とアベニン1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とアベニン2ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とホルデイン1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とホルデイン2ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とセカリン1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とセカリン2ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有する、請求項5に記載の抗原結合分子。
【請求項9】
HLA-DQ2.5/グルテンペプチド複合体とHLA-DQ2.5/グルテンペプチド拘束性CD4+ T細胞との間の相互作用をブロックする、請求項1~8のいずれか一項に記載の抗原結合分子。
【請求項10】
HLA-DQ8、HLA-DQ2.2、HLA-DQ7.5、HLA-DQ5.1、HLA-DQ6.3、HLADQ7.3、HLA-DRまたはHLA-DPに対する結合活性を実質的に有しない、請求項1~9のいずれか一項に記載の抗原結合分子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抗HLA-DQ2.5抗体に関する。
続きを表示(約 17,000 文字)【背景技術】
【0002】
セリアック病(celiac diseaseまたはcoeliac disease)は、遺伝的感受性患者においてグルテンの摂取が小腸への損傷を引き起こす自己免疫障害である(非特許文献1~5)。欧米の人口の約1%、すなわち米国および欧州連合では800万人がセリアック病に罹患していると考えられる;しかしながら、1940年代にこの疾患が認識されて以降、著しい治療上の進歩は達成されていない。
主要組織適合性複合体(MHC)クラスIIに属するヒト白血球抗原(HLA)は、HLA-DR、HLA-DPおよびHLA-DQ分子、例えばHLA-DQ2.5アイソフォーム(本明細書において、以降「HLA-DQ2.5」と呼ぶ)を含み、これらは細胞表面上でα鎖とβ鎖から構成されるヘテロ二量体を形成している。セリアック病患者の大多数(>90%)はHLA-DQ2.5ハプロタイプの対立遺伝子を有している(非特許文献6)。このアイソフォームは、グルテンペプチドに対して、より強いアフィニティを有すると考えられる。他のアイソフォームと同様に、HLA-DQ2.5は、外因性源に由来するプロセシングされた抗原を、T細胞上のT細胞受容体(TCR)に提示する。セリアック病患者では、パンなどの高グルテン食品の消化の結果として、免疫原性のグルテンペプチド、例えばグリアジンペプチドが形成される(非特許文献2)。該ペプチドは小腸上皮を通って粘膜固有層に輸送され、トランスグルタミナーゼ2(TG2)のような組織トランスグルタミナーゼによって脱アミド化される。脱アミド化されたグリアジンペプチドは抗原提示細胞(APC)によってプロセシングされ、APCがそれらをHLA-DQ2.5にロードする。ロードされたペプチドはHLA-DQ2.5拘束性T細胞に提示され、自然免疫反応と適応免疫反応を活性化する。これは、小腸粘膜の炎症性損傷ならびに様々なタイプの胃腸障害、栄養欠乏症、および全身症状を含む症状を引き起こす。抗HLA DQ中和抗体はセリアック病患者に由来するT細胞の活性化を阻害することが報告されている(非特許文献7)。
現在実施可能なセリアック病治療法は、生涯にわたるグルテンフリー食(GFD)の順守である。しかし、現実的には、GFDを用いたとしてもグルテン曝露を完全に排除することは困難である。これらの患者に対する許容グルテン量はわずか約10~50mg/日である(非特許文献11)。GFD製造では二次汚染が広範囲に生じる可能性があり、GFDを十分に順守している患者においてさえも、微量のグルテンがセリアック病の症状を引き起こすことがある。このような意図しないグルテン曝露のリスクの存在下で、GFDに対する補助療法が必要とされている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
N Engl J Med 2007; 357:1731-1743
J Biomed Sci. 2012; 19(1): 88
N Engl J Med 2003; 348:2517-2524
Gut 2003; 52:960-965
Dig Dis Sci 2004; 49:1479-1484
Gastroenterology 2011; 141:610-620
Gut 2005; 54:1217-1223
Gastroenterology 2014; 146:1649-58
Nutrients 2013 Oct 5(10): 3975-3992
J Clin Invest. 2007; 117(1):41-49
Am J Clin Nutr 2007; 85: 160-6
【発明の概要】
【0004】
技術的課題
補助療法を必要とする上記の状況下において、本発明は抗HLA-DQ2.5抗体を提供する。
【0005】
課題の解決
本発明の抗原結合分子、特に単一特異性および多重特異性(例えば、二重特異性)抗体は、HLA-DQ2.5とグルテンペプチドとによって形成された1つまたは複数の複合体に結合することができる。
【0006】
より具体的には、本発明は以下を提供する。
[1] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、抗原結合分子。
[1-2] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、[1]の抗原結合分子。
[2] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、[1]の抗原結合分子。
[2-2] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、[2]の抗原結合分子。
[3] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも3、4、5、6、7、8、9つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、[1]の抗原結合分子。
[3-2] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも3、4、5、6、7、8つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のいずれかまたは両方に対して結合活性を実質的に有しない、[3]の抗原結合分子。
[4] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビス(Mycobacterium bovis)ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞;およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有しない、抗原結合分子。
[4-2] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞;およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有しない、[4]の抗原結合分子。
[5] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と26merグリアジンとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞;およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有しない、[4]の抗原結合分子。
[6] HLA-DQ2.5とセリアック病に関連する免疫優性ペプチドとによって形成された複合体に対して結合活性を有する、[5]の抗原結合分子。
[7] HLA-DQ2.5とセリアック病に関連する免疫優性ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有する、[5]の抗原結合分子。
[8] HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα3グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1bグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ4bグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とアベニン1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とアベニン2ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とホルデイン1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とホルデイン2ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とセカリン1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とセカリン2ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有する、[5]の抗原結合分子。
[5-2] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5と26merグリアジンとによって形成された複合体の全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞;およびHLA-DQ2.5を発現するBa/F3細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有しない、[5]の抗原結合分子。
[9] HLA-DQ2.5/グルテンペプチド複合体とHLA-DQ2.5/グルテンペプチド拘束性CD4+ T細胞との間の相互作用をブロックする、[1]~[8]の抗原結合分子。
[10] HLA-DQ8、HLA-DQ2.2、HLA-DQ7.5、HLA-DQ5.1、HLA-DQ6.3、HLADQ7.3、HLA-DRまたはHLA-DPに対する結合活性を実質的に有しない、[1]~[9]の抗原結合分子。
[11] HLA-DQ2.5とグルテンペプチドとによって形成された複合体に対して増強された結合活性を有する、[1]~[10]の抗原結合分子。
[12] HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とチロペルオキシダーゼペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てと比較して、
HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9つ、または全てに対して、より強い結合活性を有する、[1]~[11]の抗原結合分子。
[12-2] 本発明の抗原結合分子が、HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とチロペルオキシダーゼペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てと比較して、
HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8つ、または全てに対して、より強い結合活性を有する、[12]の抗原結合分子。
[13] HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とチロペルオキシダーゼペプチドとによって形成された複合体;およびHLADQ2.5陽性PBMC B細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有せず、
HLA-DQ2.5/グルテンペプチド複合体とHLA-DQ2.5/グルテンペプチド拘束性CD4+ T細胞との間の相互作用をブロックする、抗原結合分子。
[13-2] 本発明の抗原結合分子が、HLA-DQ2.5とBCホルデインペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とγ1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と26merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と14mer 1ペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5と33merグリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とω2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα1グリアジンペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とα2グリアジンペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5とω1グリアジンペプチドとによって形成された複合体のうちの少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8つ、または全てに対して結合活性を有し、
HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とチロペルオキシダーゼペプチドとによって形成された複合体;およびHLADQ2.5陽性PBMC B細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有せず、
HLA-DQ2.5/グルテンペプチド複合体とHLA-DQ2.5/グルテンペプチド拘束性CD4+ T細胞との間の相互作用をブロックする、[13]の抗原結合分子。この文脈において、グルテンペプチドは、上記の抗原結合分子のいずれかが結合する複合体中のペプチドである。
[14] 以下の(1)~(5)のいずれか1つである、[1]~[13-2]の抗原結合分子:
(1) 配列番号:2のHCDR1配列、配列番号:3のHCDR2配列、配列番号:4のHCDR3配列、配列番号:18のLCDR1配列、配列番号:19のLCDR2配列、および配列番号:20のLCDR3配列を含む抗原結合分子;
(2) 配列番号:6のHCDR1配列、配列番号:7のHCDR2配列、配列番号:8のHCDR3配列、配列番号:22のLCDR1配列、配列番号:23のLCDR2配列、および配列番号:24のLCDR3配列を含む抗原結合分子;
(3) 配列番号:10のHCDR1配列、配列番号:11のHCDR2配列、配列番号:12のHCDR3配列、配列番号:26のLCDR1配列、配列番号:27のLCDR2配列、および配列番号:28のLCDR3配列を含む抗原結合分子;
(4) (1)~(3)のいずれか1つの抗原結合分子が結合するのと同じエピトープに結合する抗原結合分子;
(5) HLA-DQ2.5またはHLA-DQ2.5とグルテンペプチドとによって形成された複合体への結合について、(1)~(3)のいずれか1つの抗原結合分子と競合する抗原結合分子。
[15] 二重特異性抗原結合分子である、[1]~[14]の抗原結合分子。
[16] 二重特異性抗原結合分子が二重特異性抗体である、[15]の抗原結合分子。
[17] 少なくとも2つの抗原結合ドメインを含む抗原結合分子であって、
該抗原結合ドメインのいずれかが、HLA-DQ2.5とセリアック病に関連する免疫優性ペプチドとの間に形成された1つまたは複数の複合体への結合活性を有し、
該抗原結合ドメインのいずれも、HLA-DQ2.5とCLIPペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とサルモネラペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とマイコバクテリウム・ボビスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とB型肝炎ウイルスペプチドとによって形成された複合体;HLA-DQ2.5とチロペルオキシダーゼペプチドとによって形成された複合体;およびHLA-DQ2.5陽性PBMC B細胞のうちの少なくとも1、2、3、4、5つ、または全てに対して結合活性を実質的に有せず、
該抗原結合分子が、二重特異性抗原結合分子または多重特異性抗原結合分子である、抗原結合分子。
[18] 少なくとも2つの抗原結合ドメインを含む抗原結合分子であって、
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0344xx//IC17の結合についての解析を示す。図中、「α」、「γ」、および「ω」は、「a」、「g」、および「w」と略記される。同じことが他の図面および本明細書の他の部分にも当てはまる。
図2は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0385ee//IC17の結合についての解析を示す。
図3は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0429cc//IC17の結合についての解析を示す。
図4は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0344xx//DQN0385eeの結合についての解析を示す。
図5は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0344xx//DQN0429ccの結合についての解析を示す。
図6は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0139bb//IC17の結合についての解析を示す。
図7は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0344xxの結合についての解析を示す。
図8は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0385eeの結合についての解析を示す。
図9は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0429ccの結合についての解析を示す。
図10は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのDQN0139bbの結合についての解析を示す。
図11は、HLA-DQ2.5とグルテン由来ペプチドまたは無関係なペプチドとによって形成された複合体へのIC17の結合についての解析を示す。
図12は、HLA-DQ5.1、HLA-DQ6.3、HLA-DR、およびHLA-DPへの抗体の結合についての解析を示す。4本のバーは、左から右へ、それぞれHLA-DQ5.1、HLA-DQ6.3、HLA-DR、およびHLA-DPについての結果を示す。
図13は、HLA-DQ2.5陽性PBMC-B細胞への抗体の結合についての解析を示す。
図14は、HLA-DQ2.5陽性PBMC-B細胞への抗体の結合についての解析を示す。
図15は、上記の結果の要約である。図15の数値データは、表4に示される。
図16は、上記の結果の要約である。図16の数値データは、表5に示される。
図17は、二価抗体の中和活性を示す。DQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、およびIC17について、8本のバーは、左から右へ、それぞれ抗体濃度20、5、1.25、0.3125、0.078125、0.019531、0.004883、および0.001221μg/mLでの結果を示す。
図18は、二重特異性抗体の中和活性を示す。DQN0344xx//IC17、DQN0385ee//IC17、DQN0429cc//IC17、DQN0344xx//DQN0385ee、DQN0344xx//DQN0429cc、DQN0139bb//IC17、およびIC17について、8本のバーは、左から右へ、それぞれ抗体濃度20、5、1.25、0.3125、0.078125、0.019531、0.004883、および0.001221μg/mLでの結果を示す。
図19は、一次スクリーニングのELISA結果を示す。同定された単一のヒット(陽性)B細胞クローンは、IgG1デルタGKおよびIgG4デルタGKに特異的に結合できたが、IgG1デルタKおよびIgG4デルタKには結合できなかった。抗キーホールリンペットヘモシアニン(KLH)ウサギモノクローナル抗体をアイソタイプ対照として使用した。
図20は、二次スクリーニングのELISA結果を示す。同定された単一のヒット(陽性)B細胞クローンは、IgG1デルタGKおよびIgG4デルタGKに特異的に結合できたが、IgG1デルタGKアミドおよびIgG4デルタGKアミドには結合できなかった。抗KLHウサギモノクローナル抗体をアイソタイプ対照として使用した。
図21は、精製したモノクローナル抗体のELISA結果を示す。YG55は、IgG1デルタGKおよびIgG4デルタGKに特異的に結合できたが、IgG1デルタGKアミドおよびIgG4デルタGKアミドには結合できなかった。抗KLHウサギモノクローナル抗体をアイソタイプ対照として使用した。
図22は、DQ2.5/α1グリアジン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図23は、DQ2.5/α2グリアジン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図24は、DQ2.5/ω1グリアジン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図25は、DQ2.5/ω2グリアジン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図26は、DQ2.5/γ1グリアジン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図27は、DQ2.5/γ2グリアジン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図28は、DQ2.5/BCホルデイン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図29は、DQ2.5/α1bグリアジン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図30は、DQ2.5/γ4aグリアジン依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx、DQN0385ee、DQN0429cc、DQN0139bb、DQN0344xx//DQN0385ee、およびDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
図31は、DQ2.5/グルテンペプチド依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xxの阻害効果を示す。
図32は、DQ2.5/グルテンペプチド依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0385eeの阻害効果を示す。
図33は、DQ2.5/グルテンペプチド依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0429ccの阻害効果を示す。
図34は、DQ2.5/グルテンペプチド依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx//DQN0385eeの阻害効果を示す。
図35は、DQ2.5/グルテンペプチド依存性Jurkat T細胞活性化に対するDQN0344xx//DQN0429ccの阻害効果を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
態様の説明
本明細書に記載または言及される技術および手順は、一般的によく理解されており、例えば以下に記載の広く利用される方法論などの従来の方法論を用いて当業者により常用されている:Sambrook et al., Molecular Cloning: A Laboratory Manual 3d edition (2001) Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, N.Y.;Current Protocols in Molecular Biology (F.M. Ausubel, et al. eds., (2003));the series Methods in Enzymology (Academic Press, Inc.): PCR 2: A Practical Approach (M.J. MacPherson, B.D. Hames and G.R. Taylor eds. (1995)), Harlow and Lane, eds. (1988) Antibodies, A Laboratory Manual, and Animal Cell Culture (R.I. Freshney, ed. (1987));Oligonucleotide Synthesis (M.J. Gait, ed., 1984);Methods in Molecular Biology, Humana Press;Cell Biology: A Laboratory Notebook (J.E. Cellis, ed., 1998) Academic Press;Animal Cell Culture (R.I. Freshney), ed., 1987);Introduction to Cell and Tissue Culture (J. P. Mather and P.E. Roberts, 1998) Plenum Press;Cell and Tissue Culture: Laboratory Procedures (A. Doyle, J.B. Griffiths, and D.G. Newell, eds., 1993-8) J. Wiley and Sons;Handbook of Experimental Immunology (D.M. Weir and C.C. Blackwell, eds.);Gene Transfer Vectors for Mammalian Cells (J.M. Miller and M.P. Calos, eds., 1987);PCR: The Polymerase Chain Reaction, (Mullis et al., eds., 1994);Current Protocols in Immunology (J.E. Coligan et al., eds., 1991);Short Protocols in Molecular Biology (Wiley and Sons, 1999);Immunobiology (C.A. Janeway and P. Travers, 1997);Antibodies (P. Finch, 1997);Antibodies: A Practical Approach (D. Catty., ed., IRL Press, 1988-1989);Monoclonal Antibodies: A Practical Approach (P. Shepherd and C. Dean, eds., Oxford University Press, 2000);Using Antibodies: A Laboratory Manual (E. Harlow and D. Lane (Cold Spring Harbor Laboratory Press, 1999);The Antibodies (M. Zanetti and J. D. Capra, eds., Harwood Academic Publishers, 1995);およびCancer: Principles and Practice of Oncology (V.T. DeVita et al., eds., J.B. Lippincott Company, 1993)。
【0009】
I.定義
本明細書の趣旨での「アクセプターヒトフレームワーク」は、下で定義するヒト免疫グロブリンフレームワークまたはヒトコンセンサスフレームワークに由来する、軽鎖可変ドメイン (VL) フレームワークまたは重鎖可変ドメイン (VH) フレームワークのアミノ酸配列を含む、フレームワークである。ヒト免疫グロブリンフレームワークまたはヒトコンセンサスフレームワークに「由来する」アクセプターヒトフレームワークは、それらの同じアミノ酸配列を含んでもよいし、またはアミノ酸配列の変更を含んでいてもよい。いくつかの態様において、アミノ酸の変更の数は、10以下、9以下、8以下、7以下、6以下、5以下、4以下、3以下、または2以下である。いくつかの態様において、VLアクセプターヒトフレームワークは、VLヒト免疫グロブリンフレームワーク配列またはヒトコンセンサスフレームワーク配列と、配列が同一である。
【0010】
「アフィニティ」は、分子(例えば、抗体)の結合部位1個と、分子の結合パートナー(例えば、抗原)との間の、非共有結合的な相互作用の合計の強度のことをいう。別段示さない限り、本明細書で用いられる「結合アフィニティ」は、ある結合対のメンバー(例えば、抗体と抗原)の間の1:1相互作用を反映する、固有の結合アフィニティのことをいう。分子XのそのパートナーYに対するアフィニティは、一般的に、解離定数 (Kd) により表すことができる。アフィニティは、本明細書に記載のものを含む、当該技術分野において知られた通常の方法によって測定され得る。結合アフィニティを測定するための具体的な実例となるおよび例示的な態様については、下で述べる。
(【0011】以降は省略されています)

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