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公開番号2025037407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144324
出願日2023-09-06
発明の名称二次電池の製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250311BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】枠状部材の厚みを低減することができる二次電池の製造方法を提供する。
【解決手段】矩形の集電体の両面に電極層を形成し、電極体を作製する電極体作製工程と、集電体の各辺に第1樹脂シートを配置し、集電体と第1樹脂シートとを溶着することで集電体の周囲にシール部材を配置する配置工程と、セパレータを介して電極体を複数積層することで電極積層体を得る積層工程と、積層方向に並ぶシール部材及びスペーサを溶着し、電極積層体の側面全周を封止する枠状部材を形成する溶着工程と、を備え、配置工程において、集電体の隣り合う辺に配置された第1樹脂シート同士では、それらの端部同士が互いに重複した第1重複部を形成しており、第1重複部を形成している第1樹脂シートの端部のうち一方の端部に第1凹部が形成されており、第1重複部を溶着することで第1樹脂同士を接合する、二次電池の製造方法である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電極積層体と前記電極積層体の側面全周を封止する枠状部材とを備えた二次電池の製造方法であって、
矩形の集電体の両面に電極層を形成し、電極体を作製する電極体作製工程と、
前記集電体の各辺に第1樹脂シートを配置し、前記集電体と前記第1樹脂シートとを溶着することで前記集電体の周囲にシール部材を配置する配置工程と、
セパレータを介して前記電極体を複数積層するとともに、積層方向に隣接する前記電極体の前記シール部材の間にそれぞれスペーサを配置することで前記電極積層体を得る積層工程と、
積層方向に並ぶ前記シール部材及び前記スペーサを溶着し、前記電極積層体の側面全周を封止する前記枠状部材を形成する溶着工程と、を備え、
前記配置工程において、
前記集電体の隣り合う辺に配置された前記第1樹脂シート同士では、それらの端部同士が互いに重複した第1重複部を形成しており、
前記第1重複部を形成している前記第1樹脂シートの端部のうち一方の端部に第1凹部が形成されており、
前記第1重複部を溶着することで前記第1樹脂同士を接合する、
二次電池の製造方法。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記第1重複部において前記第1凹部は前記集電体の外縁よりも外側に配置されている、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
帯状の樹脂シートを切り出して前記第1樹脂シートを得る準備工程を備え、
前記準備工程において、前記第1樹脂シートの一方の端部に前記第1凹部が形成され、かつ、他方の端部に第1凸部が形成されるように、前記樹脂シートから前記第1樹脂シートを切り出す、
請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項4】
矩形枠状形状を有する前記スペーサを作製するスペーサ作製工程を備え、
前記スペーサ作製工程において、
第2樹脂シートを矩形枠状形状の各辺に対応する位置に配置し、
隣り合う辺に配置される前記第2樹脂シートにおいて、それらの端部同士が互いに重複した第2重複部を形成しており、
前記第2重複部を形成している前記第2樹脂シートの端部のうち一方の端部に第2凹部が形成されており、
前記第2重複部を溶着することで前記スペーサを得る、
請求項1又は2に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は二次電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は矩形をなす電極と電極の縁部に接合された枠状の封止体とを備える電極ユニットが開示されている。特許文献1の電極ユニットにおいて、封止体は電極が形成する矩形の各辺に対応して配置される複数のシート体によって構成されており、電極の隣り合う辺に対応するシート体同士では、それらの端部同士が互いに重複した重複部を形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-135935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した重複部を形成する理由は、製造公差により電極(集電体)の縁部がシール部材で覆われない領域が生じることを抑制するためである。しかしながら、かかる重複部は、複数の電極を積層した後、シール部材同士を溶着して電池側面全周を覆う枠状部材を形成する際に、枠状部材の厚みを増加させる原因となる。
【0005】
そこで、本開示の主な目的は、上記実情を鑑み、枠状部材の厚みを低減することができる二次電池の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は少なくとも以下の態様を提供する。
【0007】
第1態様は、電極積層体と電極積層体の側面全周を封止する枠状部材とを備えた二次電池の製造方法であって、矩形の集電体の両面に電極層を形成し、電極体を作製する電極体作製工程と、集電体の各辺に第1樹脂シートを配置し、集電体と第1樹脂シートとを溶着することで集電体の周囲にシール部材を配置する配置工程と、集電体の両面に電極層を形成し、電極体を作製する電極体作製工程と、セパレータを介して電極体を複数積層するとともに、積層方向に隣接する電極体のシール部材の間にそれぞれスペーサを配置することで電極積層体を得る積層工程と、積層方向に並ぶシール部材及びスペーサを溶着し、電極積層体の側面全周を封止する枠状部材を形成する溶着工程と、を備え、配置工程において、集電体の隣り合う辺に配置された第1樹脂シート同士では、それらの端部同士が互いに重複した第1重複部を形成しており、第1重複部を形成している第1樹脂シートの端部のうち一方の端部に第1凹部が形成されており、第1重複部を溶着することで第1樹脂同士を接合する、二次電池の製造方法である。
【0008】
第2態様は、第1重複部において第1凹部は集電体の外縁よりも外側に配置されている、第1態様に記載の製造方法である。
【0009】
第3態様は、帯状の樹脂シートを切り出して第1樹脂シートを得る準備工程を備え、準備工程において、第1樹脂シートの一方の端部に第1凹部が形成され、かつ、他方の端部に凸部が形成されるように、樹脂シートから第1樹脂シートを切り出す、第1態様又は第2態様に記載の製造方法である。
【0010】
第4態様は、矩形枠状形状を有するスペーサを作製するスペーサ作製工程を備え、スペーサ作製工程において、第2樹脂シートを矩形枠状形状の各辺に対応する位置に配置し、隣り合う辺に配置される第2樹脂シートにおいて、それらの端部同士が互いに重複した第2重複部を形成しており、第2重複部を形成している第2樹脂シートの端部のうち一方の端部に第2凹部が形成されており、第2重複部を溶着することでスペーサを得る、第1態様~第3態様のいずれか1つに記載の製造方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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