TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025037122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143899
出願日2023-09-05
発明の名称複合コネクタ及びこれを備えた複合コネクタの接続構造
出願人ホシデン株式会社
代理人個人
主分類H01R 13/641 20060101AFI20250310BHJP(基本的電気素子)
要約【目的】 本発明は誤挿入用凸部を有する新規な複合コネクタを提供する。
【構成】 複合コネクタC1は、絶縁性を有する材料で構成されたハウジング100と、ハウジング100からY方向に突き出た第1接続部200aと、第1接続部200a内に配置され且つ第1接続部200外から目視可能に配置された第1接点部310aを有する第1端子300aと、ハウジング100からY方向に突き出ており且つ第1接続部200aに対してZ方向側に間隔をあけて配置された第2接続部200bと、第2接続部200b内に配置されており且つ第2接続部200bから露出又は突出した第2接点部310bを有する第2端子310bと、第2接続部200bにZ’方向側に凸となるように設けられ且つZ-Z’方向における第1接続部200aと第2接続部200との間に配置された誤挿入防止用凸部220bとを備えている。
【選択図】 図1A
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁性を有する材料で構成されたハウジングと、
前記ハウジングから第1方向の一方に突き出た第1接続部と、
前記第1接続部内に配置された少なくとも一つの第1端子であって、前記第1接続部外から目視可能に配置された第1接点部を有する前記少なくとも一つの第1端子と、
前記ハウジングから前記第1方向の一方に突き出ており且つ前記第1接続部に対して前記第1方向に略直交する第2方向の一方側に間隔をあけて配置された第2接続部と、
前記第2接続部内に配置された少なくとも一つの第2端子であって、前記第2接続部外から目視可能に配置された第2接点部を有する前記少なくとも一つの第2端子と、
前記第2接続部に前記第2方向の他方側に凸となるように設けられており且つ前記第2方向における前記第1接続部と前記第2接続部との間に配置された少なくとも一つの誤挿入防止用凸部とを備えており、
前記第1方向は前記第1接続部の突出方向である複合コネクタ。
続きを表示(約 5,800 文字)【請求項2】
請求項1記載の複合コネクタにおいて、
前記ハウジングは、本体部を有しており、
前記本体部は、第1本体部と、第2本体部とを有しており、
前記第1接続部は、導電性を有しており且つ前記第1方向に延びた筒状であって、突出部と、被保持部とを有しており、
前記第1接続部の前記被保持部が前記ハウジングの前記第1本体部に保持されており、
前記第1接続部の前記突出部が前記ハウジングの前記第1本体部から前記第1方向の一方に突出しており、
前記複合コネクタは、絶縁性を有する材料で構成されており且つ前記少なくとも一つの第1端子を部分的に保持したボディを更に備えており、前記ボディは、前記第1接続部内に収容保持されており、
前記少なくとも一つの第1端子の前記第1接点部は、前記第1接続部内に配置されており且つ前記第1接続部に対して前記第1方向の一方側から視認可能となるように前記第1接続部内から露出しており、
前記第2接続部は、絶縁性を有する素材で構成されており、前記ハウジングの前記第2本体部から前記第1方向の一方に突き出ており、且つ前記少なくとも一つの第2端子を保持しており、
前記少なくとも一つの誤挿入防止用凸部は、絶縁性を有する素材で構成されており且つ前記第2接続部に一体的に連接されている複合コネクタ。
【請求項3】
請求項1記載の複合コネクタにおいて、
前記ハウジングは、本体部と、筒部とを有しており、
前記本体部は、第1本体部と、第2本体部とを有しており、
前記筒部は、前記第1本体部から前記第1方向の一方に延びた略円筒、略多角筒、一部が破断した略円筒又は一部が破断した略多角筒であり、
前記第1接続部は、導電性を有しており且つ前記第1方向に延びた筒状であって、突出部と、被保持部とを有しており、
前記第1接続部の前記被保持部は、前記筒部内に挿入保持されており、
前記第1接続部の前記突出部は、前記筒部から前記第1方向の一方に突出しており、
前記複合コネクタは、絶縁性を有する材料で構成されており且つ前記少なくとも一つの第1端子を部分的に保持したボディを更に備えており、前記ボディは、前記第1接続部内に収容保持されており、
前記少なくとも一つの第1端子の前記第1接点部は、前記第1接続部内に配置されており且つ前記第1接続部に対して前記第1方向の一方側から視認可能となるように前記第1接続部内から露出しており、
前記第2接続部は、絶縁性を有する素材で構成されており、前記ハウジングの前記第2本体部から前記第1方向の一方に突き出ており、且つ前記少なくとも一つの第2端子を保持しており、
前記少なくとも一つの誤挿入防止用凸部は、絶縁性を有する素材で構成されており且つ前記第2接続部に一体的に連接されている複合コネクタ。
【請求項4】
請求項2又は3記載の複合コネクタにおいて、
前記第1接続部の前記突出部は、前記第1接続部の中心軸に対して前記第2方向の一方側に位置する第1部と、
前記第1部に対して第3方向の一方側若しくは前記第3方向の他方側に位置すると共に前記第1部に対して前記第2方向の他方側に位置する少なくとも一つの第2部とを有しており、
前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向に略直交する方向であり、
前記第2方向における前記少なくとも一つの第2部と前記第2接続部との間の直線距離が、前記第2方向における前記第1部と前記第2接続部との間の直線距離よりも大きく、
前記少なくとも一つの誤挿入防止用凸部は、前記第1接続部の前記少なくとも一つの第2部に向けて凸である複合コネクタ。
【請求項5】
請求項3記載の複合コネクタにおいて、
前記筒部は、前記第1接続部の中心軸に対して前記第2方向の一方側に位置する第1部と、
前記第1部に対して第3方向の一方側若しくは前記第3方向の他方側に位置すると共に前記第1部に対して前記第2方向の他方側に位置する少なくとも一つの第2部とを有しており、
前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向に略直交する方向であり、
前記第2方向における前記筒部の前記少なくとも一つの第2部と前記第2接続部との間の直線距離が、前記第2方向における前記筒部の前記第1部と前記第2接続部との間の直線距離よりも大きく、
前記少なくとも一つの誤挿入防止用凸部は、前記筒部の前記少なくとも一つの第2部に向けて凸である複合コネクタ。
【請求項6】
請求項2又は3記載の複合コネクタにおいて、
絶縁性を有する素材で構成された保持具を更に備えており、
前記第2接続部は、前記少なくとも一つの第2端子の前記第2接点部を収容した少なくとも一つの端子収容部と、
前記少なくとも一つの端子収容部に対して第3方向の一方側、他方側に設けられた一対の係合孔とを有しており、
前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向に略直交する方向であり、
前記保持具は、一対の係合アームを有しており、前記保持具の前記一対の係合アームが前記一対の係合孔に引っかけられており、
前記少なくとも一つの第2端子が前記保持具と前記第2接続部とによって保持されている複合コネクタ。
【請求項7】
請求項2又は3に記載の複合コネクタにおいて、
ロック部を更に備えており、
前記ロック部は、基部と、アーム部と、ロック凸部とを有しており、
前記基部は、前記第2接続部の前記第1方向の一方側の先端部から前記第2方向の一方側に立ち上がっており、
前記アーム部は、前記基部から前記第1方向の他方に延びており且つ前記第2接続部に対して前記第2方向の一方側に間隔をあけて配置されており、
前記ロック凸部は、前記アーム部に前記第2方向の一方側に凸となるように設けられており、
前記ロック部の前記第1方向の寸法が、前記第2接続部の前記第1方向の寸法と前記ハウジングの前記第2本体部の前記第1方向の寸法との和と同じ又は小さい複合コネクタ。
【請求項8】
請求項1記載の複合コネクタである第1複合コネクタと、
第2複合コネクタとを備えており、
前記第2複合コネクタは、導電性を有するシェルと、
絶縁性を有する材料で構成されたボディと、
少なくとも一つの第1端子と、
少なくとも一つの第2端子とを備えており、
前記シェルは、第1接続孔と、第2接続孔と、隔壁と、少なくとも一つの誤挿入防止用凹部と、収容孔とを有しており、
前記第1接続孔は、前記第1方向に延びており且つ前記第1方向の他方に開口しており、
前記第2接続孔は、前記第1方向に延びており、前記第1方向の他方に開口しており且つ前記第1接続孔に対して前記第2方向の一方側に間隔をあけて配置されており、
前記隔壁は、前記第1接続孔と前記第2接続孔との間の壁であり、
前記少なくとも一つの誤挿入防止用凹部は、前記隔壁に設けられており、前記第2接続孔から前記第2方向の他方側に延びており、前記第1方向の他方に開口しており且つ前記第2接続孔と連通しており、
前記収容孔は、前記第1接続孔及び前記第2接続孔に対して前記第1方向の一方側に設けられており、前記第1接続孔及び前記第2接続孔に連通しており且つ前記第1方向の一方に開口しており、
前記第2複合コネクタの前記ボディは、前記収容孔に少なくとも部分的に収容保持されており、
前記第2複合コネクタの前記少なくとも一つの第1端子は、前記第2複合コネクタの前記ボディに保持されており且つ当該ボディから前記第1接続孔内に突出した第1接点部を有しており、
前記第2複合コネクタの前記少なくとも一つの第2端子は、前記第2複合コネクタの前記ボディに保持されており且つ当該ボディから前記第2接続孔内に突出した第2接点部を有しており、
前記第1複合コネクタの前記第1接続部、前記第2接続部が前記第2複合コネクタの前記第1接続孔、前記第2接続孔に挿入されており、前記第1複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凸部が前記第2複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凹部に挿入されており、前記第2複合コネクタの前記隔壁が前記第1複合コネクタの前記第1接続部と前記第2接続部並びに前記少なくとも一つの誤挿入防止用凸部との間の間隙に挿入された状態で、前記第1複合コネクタの前記少なくとも一つの第1端子の前記第1接点部と、前記第2複合コネクタの前記少なくとも一つの第1端子の前記第1接点部とが接触し、且つ、前記第1複合コネクタの前記少なくとも一つの第2端子の前記第2接点部と、前記第2複合コネクタの前記少なくとも一つの第2端子の前記第2接点部とが接触する複合コネクタの接続構造。
【請求項9】
請求項8記載の複合コネクタの接続構造において、
前記第2複合コネクタの前記シェルは、前記第1接続孔を区画する前記隔壁、第1壁、第2壁及び第3壁を有しており、前記第1壁は、前記第1接続孔に対して第3方向の一方側に位置しており、前記第2壁は、前記第1接続孔に対して前記第3方向の他方側に位置しており、前記第3壁は、前記第1接続孔に対して前記第2方向の他方側に位置しており、
前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向に略直交する方向であり、
前記第1方向において、前記第1複合コネクタの前記第1接続部、前記第2接続部が前記第2複合コネクタの前記第1接続孔、前記第2接続孔に対向し、前記第1複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凸部が前記第2複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凹部に対向し、且つ、前記第2複合コネクタの前記隔壁が前記第1複合コネクタの前記間隙に対向した状態で、前記第1方向において、前記第1複合コネクタと前記第2複合コネクタとを相対的に接近させることにより、前記第1複合コネクタの前記第1接続部、前記第2接続部が前記第2複合コネクタの前記第1接続孔、前記第2接続孔に挿入され、前記第1複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凸部が前記第2複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凹部に挿入され、且つ、前記第2複合コネクタの前記シェルの前記隔壁が、前記第1複合コネクタの前記間隙に挿入されるようになっており、
前記第1方向において、前記第1複合コネクタの前記第1接続部が前記第2複合コネクタの前記第1接続孔に対向しており且つ前記第1複合コネクタの前記間隙が前記第2複合コネクタの前記シェルの前記第1壁、前記第2壁又は前記第3壁に対向した状態で、前記第1方向において、前記第1複合コネクタと前記第2複合コネクタとを相対的に接近させることにより、前記第1複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凸部及び/又は前記第1接続部が、前記第2複合コネクタの前記シェルの前記第1壁、前記第2壁又は前記第3壁に当接する複合コネクタの接続構造。
【請求項10】
請求項8記載の複合コネクタの接続構造において、
前記第2複合コネクタの前記シェルは、前記第1接続孔を区画する前記隔壁、第1壁、第2壁及び第3壁と、少なくとも一つの段差部とを有しており、前記第1壁は、前記第1接続孔に対して第3方向の一方側に位置しており、前記第2壁は、前記第1接続孔に対して前記第3方向の他方側に位置しており、前記第3壁は、前記第1接続孔に対して前記第2方向の他方側に位置しており、
前記少なくとも一つの段差部は、前記隔壁、前記第1壁、前記第2壁及び前記第3壁の少なくとも一つに設けられており且つ前記第1接続孔内に位置しており、
前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向に略直交する方向であり、
前記第1方向において、前記第1複合コネクタの前記第1接続部、前記第2接続部が前記第2複合コネクタの前記第1接続孔、前記第2接続孔に対向し、前記第1複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凸部が前記第2複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凹部に対向し、且つ、前記第2複合コネクタの前記隔壁が前記第1複合コネクタの前記間隙に対向した状態で、前記第1方向において、前記第1複合コネクタと前記第2複合コネクタとを相対的に接近させることにより、前記第1複合コネクタの前記第1接続部、前記第2接続部が前記第2複合コネクタの前記第1接続孔、前記第2接続孔に挿入され、前記第1複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凸部が前記第2複合コネクタの少なくとも一つの誤挿入防止用凹部に挿入され、且つ、前記第2複合コネクタの前記シェルの前記隔壁が、前記第1複合コネクタの前記間隙に挿入されるようになっており、
前記第1方向において、前記第1複合コネクタの前記第1接続部が前記第2複合コネクタの前記第1接続孔に対向しており且つ前記第1複合コネクタの前記間隙が前記第2複合コネクタの前記シェルの前記第1壁、前記第2壁又は前記第3壁に対向した状態で、前記第1方向において、前記第1複合コネクタと前記第2複合コネクタとを相対的に接近させることにより、前記第1複合コネクタの前記第1接続部が前記第2複合コネクタの前記第1接続孔に部分的に挿入され、前記第2複合コネクタの前記シェルの前記第1壁、前記第2壁又は前記第3壁が、前記第1複合コネクタの前記間隙に部分的に挿入され、且つ、前記第1複合コネクタの前記第1接続部が、前記第2複合コネクタの前記第1接続部内の前記少なくとも一つの段差部に当接する複合コネクタの接続構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合コネクタ及びこれを備えた複合コネクタの接続構造に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、従来の複合コネクタの接続構造が記載されている。この接続構造は、第1複合コネクタと、第2複合コネクタとを備えている。
【0003】
第1複合コネクタは、ハウジングと、筒状の二つの第1外側導体と、二つの第1内側導体と、二つの第1絶縁体と、筒状の二つの第2外側導体と、二つの第2内側導体と、二つの第2絶縁体と、電源線とを備えている。ハウジングは、本体部と、本体部から第1方向の一方に突出した突出部と、突出部から第2方向の一方、他方に延びた第1、第2誤挿入防止凸部と有してしている。第1誤挿入防止凸部は、第2誤挿入防止用凸部に対して第3方向の一方側に位置している。第2方向は、第1方向に略直交する方向であり、第3方向は、第1方向及び第2方向に略直交する方向である。本体部及び突出部内には、二つの第1収容空間、二つの第2収容空間及び第3収容空間が設けられている。また、突出部には、二つの第1開口、二つの第2開口及び第3開口が設けられている。二つの第1開口は、二つの第1収容空間に連通しており第1方向の一方に開口している。二つの第2開口は、二つの第2収容空間に連通しており第1方向の一方に開口している。第3開口は、第3収容空間に連通しており第1方向の一方に開口している。二つの第1外側導体は、ハウジングの二つの第1収容空間内に収容されており且つ突出部の二つの第1開口から露出している。二つの第1内側導体は、二つの第1絶縁体に保持されている。二つの第1絶縁体が、二つの第1内側導体と共に、二つの第1外側導体内で保持されている。二つの第2外側導体は、ハウジングの二つの第2収容空間内に収容されており且つ突出部の二つの第2開口から露出している。二つの第2内側導体は、二つの第2絶縁体に保持されている。二つの第2絶縁体が、二つの第2内側導体と共に、二つの第2外側導体内で保持されている。電源線は、ハウジングの第3収容空間内に収容されており且つ突出部の第3開口から露出している。
【0004】
第2複合コネクタは、ハウジングと、筒状の二つの第1外側導体と、二つの第1内側導体と、二つの第1絶縁体と、筒状の二つの第2外側導体と、二つの第2内側導体と、二つの第2絶縁体と、電源端子とを備えている。第2複合コネクタのハウジングは、第1複合コネクタの突出部が嵌合する嵌合凹部と、嵌合凹部の第2方向の一方、他方の壁に設けられた第1複合コネクタの第1、第2誤挿入防止凸部の外形、大きさ及び位置に対応した第1、第2誤挿入防止凹部とを有している。第2複合コネクタの二つの第1外側導体は、第2複合コネクタのハウジングに保持されており且つその先端部が嵌合凹部内に突出している。第2複合コネクタの二つの第1内側導体は、第2複合コネクタの二つの第1絶縁体に保持されている。第2複合コネクタの二つの第1絶縁体が、第2複合コネクタの二つの第1内側導体と共に、第2複合コネクタの二つの第1外側導体内で保持されている。第2複合コネクタの二つの第2外側導体は、第2複合コネクタのハウジングに保持されており且つその先端部が嵌合凹部内に突出している。第2複合コネクタの二つの第2内側導体は、第2複合コネクタの二つの第2絶縁体に保持されている。第2複合コネクタの二つの第2絶縁体が、第2複合コネクタの二つの第2内側導体と共に、第2複合コネクタの二つの第2外側導体内で保持されている。電源端子は、ハウジングに保持されており且つその先端部が嵌合凹部内に突出している。
【0005】
第1複合コネクタの第1、第2誤挿入防止凸部が第2複合コネクタの第1、第2誤挿入防止凹部に嵌合し、且つ、第1複合コネクタの突出部が第2複合コネクタの嵌合凹部に嵌合することによって、第1複合コネクタの二つの第1外側導体、二つの第1内側導体、二つの第2外側導体、二つの第2内側導体が第2複合コネクタの二つの第1外側導体、二つの第1内側導体、二つの第2外側導体、二つの第2内側導体に接続されると共に、第1複合コネクタの電源線に第2複合コネクタの電源端子が接続されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2014-107139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、誤挿入用凸部を有する新規な複合コネクタ及びこれを備えた複合コネクタの接続構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様の複合コネクタは、絶縁性を有する材料で構成されたハウジングと、第1接続部と、少なくとも一つの第1端子と、第2接続部と、少なくとも一つの第2端子と、少なくとも一つの誤挿入防止用凸部とを備えている。第1接続部は、ハウジングから第1方向の一方に突き出ている。少なくとも一つの第1端子は、第1接続部内に配置されている。少なくとも一つの第1端子は、第1接点部を有しており、第1接点部は、第1接続部外から目視可能に配置されている。第2接続部は、ハウジングから第1方向の一方に突き出ており且つ第1接続部に対して第1方向に略直交する第2方向の一方側に間隔をあけて配置されている。少なくとも一つの第2端子は、第2接続部内に配置されている。少なくとも一つの第2端子は、第2接点部を有しており、第2接点部は、第2接続部外から目視可能に配置されている。少なくとも一つの誤挿入防止用凸部は、第2接続部に第2方向の他方側に凸となるように設けられており且つ第2方向における第1接続部と第2接続部との間に配置されている。なお、第1方向は第1接続部の突出方向である。
【0009】
上記した態様の複合コネクタは、第2接続部が第1接続部に対して第2方向の一方側に間隔をあけて配置されており、少なくとも一つの誤挿入防止用凸部が第2接続部に第2方向の他方側に凸となるように設けられており且つ第2方向における第1接続部と第2接続部との間に配置されている。このように少なくとも一つの誤挿入防止用凸部を有する新規な複合コネクタが得られた。
【0010】
ハウジングは、本体部を有していてもよく、筒部を更に有していてもよい。本体部は、第1本体部と、第2本体部とを有していてもよい。筒部は、第1本体部から第1方向の一方に延びた略円筒、略多角筒、一部が破断した略円筒又は一部が破断した略多角筒とすることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ホシデン株式会社
検知センサ
1日前
ホシデン株式会社
車載用ワイヤレス給電装置
7日前
ホシデン株式会社
複合コネクタ及びこれを備えた複合コネクタの接続構造
3日前
ローム株式会社
保持具
14日前
株式会社プロテリアル
ケーブル
6日前
個人
積層型電解質二次電池
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
7日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
日本特殊陶業株式会社
保持部材
3日前
協立電機株式会社
着磁器
13日前
東レ株式会社
有機粒子およびフィルム
7日前
三菱電機株式会社
同軸フィルタ
17日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
ローム株式会社
半導体装置
13日前
ナカムラマジック株式会社
放熱器
22日前
富士通株式会社
アンテナ装置
7日前
オリオン機械株式会社
発電システム
1日前
東洋紡株式会社
インターポーザの製造方法
6日前
トヨタバッテリー株式会社
二次電池
8日前
ヒロセ電機株式会社
コネクタ
2日前
トヨタ自動車株式会社
電極積層装置
7日前
三菱電機株式会社
半導体装置
2日前
富士電機株式会社
半導体装置
7日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
7日前
株式会社ディスコ
被加工物の処理方法
7日前
矢崎総業株式会社
加締型
6日前
株式会社村田製作所
コイル部品
27日前
TDK株式会社
電子部品
13日前
ニデックモビリティ株式会社
トランス
13日前
TDK株式会社
電子部品
8日前
日本無線株式会社
衛星航法用アンテナ
3日前
株式会社ダイフク
搬送車
14日前
住友重機械工業株式会社
吸着支持装置
3日前
株式会社ディスコ
ウェーハの加工方法
17日前
住友電装株式会社
中継コネクタ
7日前
株式会社村田製作所
コイル部品
27日前
続きを見る